シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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プログラム講義Ⅱ(管理会計論-特論) | 2025 | 春学期 | 木1 | 商学部 | 古井 健太郎 | コイ ケンタロウ | 2~4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
CM-AU3-41XL
履修条件・関連科目等
プログラム講義II(管理会計論-特論)とプログラム演習II(管理会計論-特論)は連続した講義のため、同時に履修してください。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
管理会計とは「経営管理者のための会計」と呼ばれ、企業の経営管理に必要不可欠な情報を提供するための会計です。
企業や組織の抱える問題を解決するための意思決定や、限られた経営資源の有効配分、そして従業員の努力を適切に評価する上で必要な経済的情報を提供します。
加えて、情報を得るだけではなく、その情報が従業員の心理・行動に働きかけるような影響を及ぼすこともあります。
以上のことから管理会計はアカウンタントに必要不可欠な知識であると言えます。
本講義では、管理会計の基礎的な知識と考え方を身につけるとともに、実務での応用可能性について学術的な知見をもとに理解を深めます。
授業はプログラム講義II(管理会計論-特論)とプログラム演習II(管理会計論-特論)を連続して行います。
なお、この授業では公認会計士試験や税理士試験などの資格試験対策は行いません。
前半のプログラム講義II(管理会計論-特論)では管理会計のテキストを読み進めることで管理会計の知識と管理会計が組織・個人に与える影響について学習します。後半のプログラム演習II(管理会計論-特論)では、前半で学習した管理会計の知識や考え方を踏まえて、学術的な知見に関する理解を深めるとともに、実務への応用可能性について検討します。
科目目的
本科目は商学部アドヴァンスト科目として位置付けられており、管理会計に関する専門的な知識を習得するとともに、学術的な知見やエビデンスを踏まえて実践に適用していくための応用力を身につけることを目的とします。
到達目標
科目目的に基づき、受講生が管理会計の各種技法・論点に関する知識を習得するとともに管理会計の考え方を理解すること、そしてアカウンタントとして学術的な知見やエビデンスを踏まえて実践に適用していくための判断力・応用力を修得することを到達目標とします。
授業計画と内容
第1回 イントロダクション
第2回 現代における組織と管理会計
第3回 会計数値と管理会計の関係
第4回 責任会計と組織構造
第5回 原価計算と間接費の配賦
第6回 事業部の業績測定
第7回 アメーバ経営と時間当たり採算
第8回 予算編成と予算管理
第9回 投資の意思決定と資本予算
第10回 バランスト・スコアカード
第11回 業績評価とインセンティブの関係
第12回 管理会計の新しい分析概念
第13回 管理会計の適応領域の拡大
第14回 まとめ
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
全ての受講生が毎回の授業で扱う内容についてテキスト・配布資料をよく読み、疑問点・議論点を明確にしたうえで授業に出席するようにしてください。特に報告を担当する内容についてはテキストの記述以外にも参考資料を含めつつ、充分な説明ができるように準備をしてください。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 60 | テキストや参考資料の内容を正しく理解しできているか、その内容を他の受講生に伝えるための報告資料を作成し報告できているかを評価します。 |
平常点 | 40 | 授業中の報告やプレゼンテーションに対して質疑応答ができているか、積極的に議論に参加できているかを評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
タブレット端末/その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
PC
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキスト:伊丹敬之・青木康晴. 2016. 『現場が動き出す会計: 人はなぜ測定されると行動を変えるのか』日経BPマーケティング
参考文献:岡本清・廣本敏郎・尾畑裕・挽文子. 2008. 『管理会計 第2版』中央経済社.
その他、補助的に資料を適宜配布します。
その他特記事項
ソフトウェアは利用しません