シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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基礎数学A1 | 2024 | 前期 | 金2 | 経済学部 | 鍬田 政人 | クワタ マサト | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
EC-AD1-311X
履修条件・関連科目等
まず第一にこの講義要項をよく読んでいること。中学の数学のうち、高校の数学に繋がる部分は十分にマスターしていること。また、高校の数学Iから数学IIまでは一通り履修していること。指数・対数関数、微分などを初めて目にする学生は、相当な努力が必要となることを覚悟しておくこと。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
<学位授与方針と当該授業科目の関連>
この科目は、現実把握力(経済学の専門知識及び社会・人文・自然科学の知識教養に裏付けられた広い視野に立った柔軟な知性に基づき、現実の経済現象を的確に把握することができる)の修得に関わる科目です。
<概要>
高校で数学をしっかりマスターできなかったと感じる学生を対象とし、微分積分を本格的に学ぶために必要な内容を高校の数学I、数学IIという枠組みにとらわれずに再構成し、なるべく素早く微積分の入口に到達できるようにする。
科目目的
高校の数学I, IIで学習した数学の基礎を復習し、経済学で必要とされる微分積分を学ぶための土台を造ることを目的とする。
到達目標
高校数学I, IIで習う以下の内容について理解を深める事を目標とする。
1.多項式、分数式の計算に習熟する。
2.2次以下の方程式の応用問題を扱えるようにする。
3.2次関数とその応用について理解する。
4.指数・対数について理解する。
5.微分の考え方を理解する。
授業計画と内容
1. 数と式(中学数学の確認)
2. 多項式の計算
3. 分数式の計算
4. 1次関数,1次方程式,1次不等式
5. 2次関数とそのグラフ
6. ここまでの範囲の確認
7. 指数関数とそのグラフ
8. 対数関数とそのグラフ
9. 指数関数・対数関数の応用
10. 関数の極限
11. 平均変化率と微分係数
12. 導関数の計算法
13. 関数の増減、極大・極小
14. 総まとめ
授業時間外の学修の内容
授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業中に提示した演習問題を次回までに解いて提出すること。簡単に答が出る問題以外は、解答を導く途中経過も丁寧に書くこと。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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中間試験 | 30 | 解答を導く過程も評価する。 |
期末試験(到達度確認) | 50 | 授業内容全体にわたっての理解度を確認する。解答を導く過程も評価する。 |
平常点 | 20 | 授業中に提示する課題の提出による。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
教科書・参考書については、授業中に指示する。
必要があれば、授業中に参考資料を配布する。
その他特記事項
数学があまり得意でなく苦手意識を持っている学生が対象なので高校数学の基礎から始めるが、到達目標は高く設定しており、進度は速くならざるを得ないので覚悟はしておくこと。例年中学校で学習する内容があやふやな学生が見受けられるが、その場合はこの授業を履修する前に各自でしっかり復習をしておかないと高校2年分を1学期間で駆け抜けるというスピードについてけなくなる。初回に中学数学の習得度を測る診断テストを行うので、初回の授業には必ず出席すること。
一方、入試で数学を選択した学生などには易しすぎるので、直接「微分積分I」を履修することを勧める。
この科目は1年次配当の専門基礎科目であるので、4年生が履修することは想定していない。就職活動等は欠席の正当な理由とは扱わないので注意すること。また、すでに微分積分を習得した学生が、単位数確保のための保険として履修登録するのはやめて欲しい。
一旦履修すると決めたら、覚悟を決めて毎回授業に出席し、授業時間以外にも勉強時間を充分にとって、数学をしっかり体得できるよう頑張って欲しい。問題を解く過程で出てくる質問・疑問にはなるべく個別に対応していく。
参考URL
https://kuwata.r.chuo-u.ac.jp/Current/Basic_Math_A1.html