シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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グローバル流通論 | 2024 | 春学期 | 月6 | 商学部 | 久保 康彦 | クボ ヤスヒコ | 3・4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
CM-MK3-19XL
履修条件・関連科目等
Web登録科目です。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
元来、流通業はドメスティックな産業です。しかし、そのドメスティックな産業である流通業の国際化が進展しています。現在の流通業の国際化を理解するには、従来の流通論(あるいは商業論)に見られる国内市場中心的なアプローチ,あるいはその延長線上の理解だけでは不十分です。本講義では、流通論の基礎理論や事象について解説するのみならず、それを踏まえて流通企業の経営戦略としての国際化の全体像を理解することを目的とし、各企業の戦略とその方向性について理解します。
科目目的
本科目は商学部カリキュラム上の分野別専門科目商業・貿易/国際マーケティング系に位置づけられています。また、学生が学位授与方針で示す「企業と顧客の間で行われる商品やサービスの取引活動や、それに関連する諸活動など、流通・マーケティングと国際貿易という2つの分野の理論や実務」を修得することを目的としています。
到達目標
流通は常に変化しています。特に流通の国際化(外への国際化と内への国際化)はそのスピードを増しています。そこで、皆さんにはまず、そのような変化の態様を正確に理解していただきます。そして、そこに至るまでの歴史的過程はもちろん、伝統的な流通理論に照らし何が新しく、何がどのように違っているのか説明できるようになることを到達目的とします。
授業計画と内容
第1回 イントロダクション
第2回 グローバル流通論で何を学ぶのか:国内市場の飽和・国際分業の発展と競争構造の変化・ICTの進展
第3回 小売企業はどのように国際化していくのか:小売技術の国際移転問題・現地適応化問題・現地市場の環境条件
第4回 グローバル・イノベーションとか:流通におけるイノベーション・リバース・イノベーション
第5回 海外小売企業の日本市場への参入とそのインパクト:日本における取引システムの特徴・日本市場に欧米小売業がもたらした影響
第6回 韓国におけるグローバリゼーションと業態:韓国小売業態の変遷と現状【小テスト(1)の実施】
第7回 アジアでの現地小売企業の成長と国際化行動:タイ、マレーシア、インドネシア、ベトナム、ミャンマーの現地小売市場と現地小売企業の行動
第8回 日本型CVSと韓国型CVSの特徴と発展プロセス:CVSの基本フォーマット・日本型CVSの逆移転・韓国CVSの社会的背景【ミニレポートの課題発表】
第9回 アジア地域でのセブン・イレブンの戦略:セブン・イレブンの海外展開の方法
第10回 小売業のグローバル化①:イケアの日本進出とホームファニッシング
第11回 小売業のグローバル化②:イケアの創造的適応戦略【小テスト(2)の実施】
第12回 小売業態革新とグローバル流通:小売業態発展の流れ
第13回 実態/差異としての業態と業態概念:差異としての業態・フォーマットとフォーミュラ
第14回 まとめ:グローバル流通企業のゆくえ【まとめテストの実施】
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業前にmanabaに掲載する資料を事前に読み込み、わからない用語・語句は事前に調べて授業に臨んでください。また、各回授業の最後にmanabaに課題を提示します。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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中間試験 | 30 | 第1回~6回まで(小テスト1)、第7回~11回まで(小テスト2)の基礎的知識を理解できたのか客観的なテストを行う |
期末試験(到達度確認) | 60 | 第1回~14回までの授業内容を理解度をはかるための客観的なテストを行う |
レポート | 10 | 第8回までに取り上げたトピックについて正確に理解し、説明できるのかを評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
・小テスト未受験、ミニレポート未提出での単位取得は難しいことを肝に銘じておいてください。
・所定の手続で認められた者(体育会での試合、課外活動など)のみ小テスト再受験対応いたします。所定の日時に小テストが受けられない場合には必ず事前に申し出ること。申し出た者のみ後日対応を行います。(就職活動は除く)
・期日を過ぎてのレポート提出は受け取れませんので注意してください。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
反転授業(教室の中で行う授業学習と課題などの授業外学習を入れ替えた学習形式)/ディスカッション、ディベート
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
授業中にmanabaのアンケート機能やresponを活用し、学生のリアルタイムな反応を授業に活かしていく。
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
〔テキスト〕
〔参考書〕
川端基夫(2011)『アジア市場を拓く』新評論
矢作敏行(2007)『小売国際化プロセス』有斐閣
諸上茂登(2013)『国際マーケマーケティング史研究会編(2014)同文館
テキストは使用しません。各回manabaに配付資料(参考資料も含む)を掲載します。各自、ダウンロードしておいてください。
その他特記事項
第6回、第11回、第14回の授業内でテストを実施しますので、時間割(月曜6限)の時間にテストを受けられるように努めてください。具体的な実施方法については授業内で説明いたします。ソフトフェアの利用はございません。