シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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ベーシック演習Ⅱ | 2024 | 秋学期 | 金2 | 商学部 | 福西 由実子 | フクニシ ユミコ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
CM-AD1-02XS
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
〔テーマ〕
「食」から学ぶ現代社会ーーSDGs、資本主義、グローバリゼーション
「食」ーー食べもの、そして食べることーーは土地の気候や地理、宗教、文化、政治などと地続きです。本演習ではこうした「食」の歴史をたどりつつ、SDGs、資本主義、グローバリゼーションといった現代社会の諸問題について考えます。
春学期は、受講生各自の「出身地にまつわる食体験」について個人発表を行なってもらった後、テキスト(『世界の食卓から社会が見える』)を輪読していきます。中央大学図書館での講習とツアーも実施します。春学期最終授業日には、秋学期に扱うテキストを受講生と相談の上決定します。
秋学期は、テキスト(『給食の歴史』または『食べものから学ぶ世界史』)を輪読した後、グループ発表を行います。1回の演習で3名の発表者が合同で口頭発表を行い、その他に1名が司会を担当します。発表者は「食」がテーマとなっている映画を一本取り上げてその作品を批評・分析し、その後全員でディスカッションを行います。グループ発表のメンバーと扱う映画については、秋学期最初の授業時に、受講生と相談の上決定します。
科目目的
この科目は、カリキュラム上の「商学部スタンダード科目」として位置づけされています。この科目は、人文・自然・社会科学の幅広い分野にわたって設定された多様なテーマについて、討論・発表等を通じて大学生にふさわしい学修技法と研究のための基礎的能力を養うことを目的としています。
比較的平易な文章で書かれたテキストを用いて、問題意識を持って現代の「食」について考察することを科目目的とします。
到達目標
「食」に関連する諸問題の考察を通じて、プレゼンテーションの方法や、Power Point・Wordを使用した資料作成方法を学びます。
授業計画と内容
およそ以下の順序で進める予定ですが、受講者の人数・希望によって、変更することもあります。
(春学期)
第1回 オリエンテーション(教員紹介、受講生自己紹介、演習の進め方の説明)
第2回 食体験についての個人発表(1)ー北海道、東北、関東
第3回 食体験についての個人発表(2)ー中部、近畿、四国
第4回 食体験についての個人発表(3)ー九州、沖縄、国外
第5回 図書館講習・ツアー
第6回 食と政治
第7回 食と宗教
第8回 食と地球環境
第9回 食の創造性
第10回 食料生産
第11回 伝統食と課題
第12回 食と気候
第13回 食と民族
第14回 春学期の議論(世界の食)のまとめ
(秋学期)(※『給食の歴史』を輪読する場合)
第1回 オリエンテーション
第2回 給食史概観
第3回 萌芽期
第4回 占領期
第5回 発展期
第6回 行革期
第7回 給食の未来
第8回 グループ発表(1)ー1960年代
第9回 グループ発表(2)ー1970年代
第10回 グループ発表(3)ー1980年代
第11回 グループ発表(4)ー1990年代
第12回 グループ発表(5)ー2000年代
第13回 グループ発表(6)ー2010-20年代
第14回 秋学期の議論(日本の食)のまとめ
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
・テキストの指定された箇所については、受講生全員が、必ず演習の前に読んでくること。
・プレゼンテーションを行なった際には、その授業日のうちにプレゼン資料をmanabaに提出すること。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 50 | 授業参加状況 評価基準:司会・発表の聞き手として積極的に参加(ディスカッション参加・アドバイス提供)できているか。 |
その他 | 50 | ①個人発表(25%) ②グループ発表(25%) 評価基準:①、②とも、入手した情報・リサーチ結果をわかりやすく、聞き手の興味をひきつける形で発信できているか。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
〔テキスト〕
(春学期)
必ず中央大学生協等で、各自が購入しておくこと。
・『世界の食卓から社会が見える』 岡根谷実里著 (大和書房、2023年)
(秋学期)
以下のいずれかの輪読を予定していますが、春学期の最後に受講生と相談の上決定します。
・『給食の歴史』藤原辰史著(岩波新書、2018年)
・『食べものから学ぶ世界史』 平賀 緑著 (岩波ジュニア新書、2021年)
その他特記事項
〔募集人数〕
18名
〔ソフトウェアの利用〕
ソフトウェアの利用なし