シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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アメリカ経済論 | 2024 | 春学期複数 | 火2,金4 | 商学部 | 平野 健 | ヒラノ ケン | 3・4年次配当 | 4 |
科目ナンバー
CM-NE3-22XL
履修条件・関連科目等
Web登録科目です。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
いまなお世界に強い影響力を行使する覇権国であり、日本は特に強い影響を受けているので、アメリカを知ることは私達の将来を考える上でもとても大切になります。
この講義では教科書(河音琢郎・豊福裕二・野口義直・平野健編著『21世紀のアメリカ資本主義 グローバル蓄積構造の変容』大月書店、2023年3月刊行)を用いて、1980年代から今日までのアメリカ経済の変遷と近年の特徴を説明します。教科書の序章と第1部は概論なので8回かけて丁寧に解説し、第2〜6部は各論なので講義1回ごとに1章ずつ17回で説明します。
科目目的
この科目は商学部カリキュラム上の分野別専門科目経済・法律系に位置付けられています。
アメリカ経済を素材に、①資本主義経済の仕組みを学び、②現代資本主義の特徴を理解する。このことを通じて、③日本を含めて今後の経済の動きを自分なりの視点と理解で読み解いていく基礎力を身につけます。
到達目標
現代アメリカ経済の構造と特徴を理解し、自分の頭で評価を持つこと。
授業計画と内容
1 ガイダンス
序章
2 ケインズ主義から新自由主義へ
3 序章 本書の対象と課題 アメリカにおける新自由主義政策の展開1
4 序章 本書の対象と課題 アメリカにおける新自由主義政策の展開2
5 序章 本書の対象と課題 グローバル蓄積構造の基本構造1
6 序章 本書の対象と課題 グローバル蓄積構造の基本構造2
7 序章 本書の対象と課題 グローバル蓄積構造の基本構造3
8 序章 本書の対象と課題 グローバル蓄積構造の綻びと改革の模索
第1篇 景気循環とマクロ経済構造
9 2章 三度の景気循環と現代アメリカ経済の基本構造1
10 2章 三度の景気循環と現代アメリカ経済の基本構造2
第2篇 グローバリゼーションと通商政策
11 3章 製造業のグローバル化と国内回帰
12 4章 世界農産物市場の構造変化とアメリカ農産物輸出政策
13 5章 軍事産業基盤の再構築と経済安全保障
第3篇 金融業とバブル
14 6章 住宅の金融化とアメリカ経済
15 7章 商業銀行・銀行持株会社
16 8章 経済の金融化とアメリカ大企業の財務戦略
第4篇 デジタル化・無形化と新しい資本蓄積
17 9章 プラットフォーム・ビジネスとソリューション・ビジネスの台頭
18 10章 知的財産制度とITサービス産業
19 11章 新薬研究開発と薬価問題
20 12章 知的財産制度と IT サービス産業
第5篇 労働、貧困、社会運動
21 13章 分断されるアメリカ社会と社会運動の活性化
22 14章 産業構造の変化とアメリカの小売業
23 15章 貧困問題とオバマケア
第6篇 政治と政策
24 16章 WTO体制から米中新冷戦へ
25 17章 イデオロギー的分極化とポピュリズムの台頭
26 18章 新型コロナウイルスに対する財政政策
27 19章 グリーン・ニューディールとシェール革命
28 おわりに(質疑応答)
注意:回数は目安です。多少の変動と調整があることを予め了解して下さい。
授業時間外の学修の内容
授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
教科書に沿って講義を進めます。
予習ないし復習で教科書に目を通すようにして下さい。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 80 | 期末レポートを課します。 |
平常点 | 20 | 授業への参加を基準とします。 |
成績評価の方法・基準(備考)
①合格(S・A・B・C)と不合格(E・F)の区分は絶対評価(到達度)で行います。
②合格の内部のS・A・B・Cの区分は相対評価(受講生の成績分布)で行います。
課題や試験のフィードバック方法
その他
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
質問に答えます。
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
授業科目に関連した実務経験者はいません。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
〔テキスト〕
河音琢郎・豊福裕二・野口義直・平野健編著『21世紀のアメリカ資本主義 グローバル蓄積構造の変容』大月書店、2023年3月刊行。
この本に沿って講義を行います。予習・復習・期末レポートに必須です。
〔参考書〕
参考書もありません。
授業で使用するプリントはmanabaにアップします。
その他特記事項
この講義ではソフトウェアを利用する予定はありません。