シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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ミクロ経済学 | 2024 | 春学期 | 火2 | 商学部 | 江口 匡太 | エグチ キョウタ | 2年次配当 | 2 |
科目ナンバー
CM-EO2-01XL
履修条件・関連科目等
事前登録科目です。
履修希望者が定員を超過した場合は、抽選にて履修者を決めます。日程等の詳細を授業時間割で確認してください。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
グローバル化が進み、経済リテラシーを身につける重要性がますます高まっています。この授業では、市場経済の仕組みと様々な問題を考える上で基礎となる基本的な理論の習得を目指します。需要と供給という最も基本的な理論を中心に、標準的なミクロ経済学の基礎の習得を目的とします。
科目目的
この科目は、カリキュラム上のスタンダード科目として位置づけられていることから、この科目での学修を通じて、学生が市場経済の仕組みに対する認識を深めるとともに、需要や供給といった経済理論の基礎的な知識を習得することを目的としています。
到達目標
この授業では、標準的なミクロ経済学の入門講義を行います。とくに需要曲線と供給曲線を用いた余剰分析を中心に扱い、なぜ市場システムが私たちが豊かな生活を送るために必要なのかを学習します。市場メカニズムによって、どのように資源は配分されるのか、それは社会にとって望ましいものなのか、望ましくないとしたら、どのような政府規制が望ましいのか、を学びます。
この授業を履修すると、一律に10%の税率をかける消費税がどうして望ましい性質を持っているのか、JRや電力会社が勝手に鉄道料金や電気料金を決められない理由、環境破壊が進んでしまうメカニズムなどを理解することができます。
履修者が需要曲線と供給曲線を用いて、市場のふるまいを理解できるようになることが目的です。ガソリン価格の上昇のように社会の環境が変化したら自動車市場の需要曲線と供給曲線はどのように変動するのか、政府がガソリンにかける間接税率を上げたらどうなるのか、社会余剰の観点から正確に理解し説明できることが単位習得には必要です。
授業計画と内容
進度によって授業内容が前後することがありますが、教科書の章立ての通りに進める予定です。
第1週 はじめに:経済学の方法と問い、最適化
第2週 市場における需要と供給の作用
第3週 弾力性とその応用
第4週 需要、供給、および政府の政策
第5週 消費者、生産者、市場の効率性
第6週 課税の費用と国際貿易
第7週 外部性
第8週 公共財と共有資源
第9週 税制の設計
第10週 生産の費用
第11週 競争市場における費用
第12週 独占
第13週 独占的競争と寡占
第14週 情報の経済学
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
経済学の学習は、高校の数学のように積み重ねが重要です。試験前に一夜漬けで丸暗記しても理解できるものではありません。授業の出席は当然として、復習を中心に学習することが大切です。とりわけ、テキストの練習問題や出される課題を毎回しっかりこなすことが大切です。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 70 | 期末試験の得点:期末試験はミクロ経済学の基本的な理解ができているかどうかを問います。出題内容は標準的な問題で構成されます。 |
平常点 | 30 | 授業後に課される課題の評価:課題は授業の内容の理解を定着させることを目的に、ミクロ経済学の標準的な問題で構成されます。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
課題については、manabaの小テストの自動採点機能を用いて正解か否かをお知らせします。各回の課題の簡単な講評と解説は各回の授業の中で行います。
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
グレゴリー・マンキュー『マンキュー経済学Ⅰミクロ編:第4版』東洋経済新報社(2019年)
その他特記事項
(1)数学の説明は随時行いますが、この授業では大学生ならば説明が必要になるような数式はそもそも出てきません。
(2)成績不良者の救済は一切しません。
(3)過度の遅刻、授業中の退室と私語は授業妨害です。受講そのものを認めないことがあります。
(4)授業中にコンピューターを使用することは想定していない。
ソフトウェアは使用しない