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シラバスデータベース|2026年度版

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ホーム > 講義詳細:総合教育科目演習Ⅱ(人文)

シラバス

授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科など 担当教員 教員カナ氏名 配当年次 単位数
総合教育科目演習Ⅱ(人文) 2026 通年 火2 経済学部 濱岡 剛 ハマオカ タケシ 2年次配当 4

科目ナンバー

EC-IF2-41XS

履修条件・関連科目等

授業で使用する言語

日本語

授業で使用する言語(その他の言語)

授業の概要

<学位授与方針と当該授業科目の関連>
この科目は、現実把握力(経済学の専門知識及び社会・人文・自然科学の知識教養に裏付けられた広い視野に立った柔軟な知性に基づき、現実の経済現象を的確に把握することができる)の修得に関わる科目です。
<概要>
西洋の倫理思想史における古典的著作であるアリストテレス『ニコマコス倫理学』を読む。本年度は、彼の倫理学の基本的な考えを述べている第1、2巻のいくつかの章を読んだのち、知的な徳を扱った第6巻,欲望に対して抑制のない人を扱った第7巻,愛について論じた第8巻を順に読み進める。

科目目的

アリストテレス『ニコマコス倫理学』という古典的著作を精読し、テキストを精密に理解しそこから自分自身の生き方についての引き出す力を身につける。各自が読み取った内容を自分なりの形で表現し、議論する力を養う。

到達目標

・テキストの議論の筋道を分析することができる。
・テキストの個々の議論のポイントを的確につかみ、要約することができる。
・アリストテレスの倫理思想を手がかりとして現代の倫理的問題にアプローチすることができる。
・快楽や愛について哲学的に考察できる。

授業計画と内容

『ニコマコス倫理学(下)』を読み進めていくが、最初の数回は『ニコマコス倫理学(上)』の中からその読解の前提となるテキストを読むことに当てる(プリント配布)。

〔前期〕
第1回 この演習について
第2回 倫理思想史の中でのアリストテレス『ニコマコス倫理学』
『ニコマコス倫理学』第1巻
第3回 第1章 行為の目的の系列から善さについて考える
    第2章 最高の目的としての幸福は政治学と倫理学によって研究される
    第3章 倫理学講義を受講する際に心がけておくべきポイント
第4回 第7章 幸福の定義「徳に基づく魂の活動」
第5回 第13章 幸福論から徳論へ─徳の二大区分
 『ニコマコス倫理学』第2巻
第6回 第1章 人柄の徳は、人が育つ過程における行為習慣の問題である
    第2章 倫理学は自分が善き人になるためのものである
第7回 第5章 徳も悪徳も魂のなんらかの性向として定義できる
    第6章 人柄の徳は、感情と行為においてちょうどしかるべき中間的な性向である
『ニコマコス倫理学』第6巻 知的な徳
第8回 第1章 学問的に知る部分と推理して知る部分
    第2章 理論的思考と実践的思考
 第3章 学問的知識について
第9回 第4章 技術について──思慮深さとの関係から
    第5章 思慮深さについて──思慮深さと行為
    第6章 知性について
第10回 第7章 知恵について──思慮深さとの関係から
    第8章 思慮深さの分類と、知的な徳としての思慮深さの特徴
第11回 第9章 考え深さについて
    第10章 物わかりのよさについて
    第11章 察しの良さと思いやりから見た思慮深さの特徴
第12回 第12章 思慮深さをめぐるいくつかの難問──思慮深さと知恵が必要な理由
   第13章 知恵と思慮深さをめぐるいくつかの難問(続き)──思慮深さと人柄の徳の関係の検討
『ニコマコス倫理学』第7巻 快楽の問題──抑制のなさと快楽をめぐって
第13回 第1章 「抑制のなさ」にかんして語られる通念
     第2章 「抑制のなさ」にかんする哲学的難問
第14回 第3章 「抑制のなさ」の解明──解明のための四つの段階

〔後期〕
第15回 夏期レポート発表会
第16回 第4章 限定抜きの「抑制のなさ」と、限定付きの「抑制のなさ」
     第5章 獣的な性向と病的な性向
第17回 第6章 激情の醜さと欲望の醜さ
     第7章 さまざまな抑制のなさ
     第8章 さまざまな抑制のなさ(続き)
第18回 第9章 抑制のある人に見えてしまう人々
      第10章 抑制のない人の癒やしやすさ
第19回 第11章 快楽主義に反対する代表的論拠
      第12章 既存の論拠からは反快楽主義を導くことができないこと
第20回 第13章 高尚な快楽は最高善とみなしうること
      第14章 身体的快楽と、その超過が含む倫理的問題について
『ニコマコス倫理学』第8巻 愛(フィリア)について
第21回 第1章 愛(フィリア)の必要性と価値にかんするまえがき
     第2章 愛の三種類の根拠と、愛の成立条件
第22回 第3章 三種類の愛があり、善に基づく愛が中心であること
     第4章 「快楽に基づく愛」と「有用性に基づく愛」は愛なのか
第23回 第5章 善に基づく友人は「ともに生きる」間柄である
     第6章 快楽の友と有用さの友は、徳の友と似ている点で「友」である
     第7章 優越性に基づく愛
第24回 第8章 愛は愛することのうちにあること
     第9章 愛と正義は、人々の共同性に応じて変わってゆくこと
第25回 第10章 幸福な人は、友人を必要とするか? 
     第11章 幸福に際して友人が必要か、不幸に際して友人が必要か?
第26回 第12章 家族の愛の分析
第27回 第13章 愛につきまとう不平等は、なぜ生まれてくるのか?
     第十四章 優越性に基づく愛を維持するための助言 
第28回 冬期レポート発表会

授業時間外の学修の内容

指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと

授業時間外の学修の内容(その他の内容等)

テキストを丹念に読み取む。どのような根拠でどのような結論を導いているか、という議論の筋道をしっかり捉えることが重要である。さらに、テキストから読み取ったことを手がかりにして、現代の倫理的問題についても考えてもらいたい。

授業時間外の学修に必要な時間数/週

・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。

成績評価の方法・基準

種別 割合(%) 評価基準
レポート 50 夏期および冬期長期休暇の後に4000字以上のレポートを提出してもらう。
それまで読んできた議論が踏まえられていること。
自分の主張が明確に説明されていること。
平常点 50 担当箇所のレジメ作成。
出席し議論に参加する積極性。

成績評価の方法・基準(備考)

課題や試験のフィードバック方法

授業時間内で講評・解説の時間を設ける

課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)

アクティブ・ラーニングの実施内容

ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション

アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)

授業におけるICTの活用方法

実施しない

授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)

実務経験のある教員による授業

いいえ

【実務経験有の場合】実務経験の内容

【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容

テキスト・参考文献等

アリストテレス(渡辺邦夫・立花幸司訳)『ニコマコス倫理学(下)』(光文社古典新訳文庫)、光文社、2016年、ISBN978-4-334-75324-15

その他特記事項

参考URL

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