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シラバスデータベース|2025年度版

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ホーム > 講義詳細:映像文化史

シラバス

授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科など 担当教員 教員カナ氏名 配当年次 単位数
映像文化史 2025 後期 木4 文学研究科博士課程前期課程 山中 剛史 ヤマナカ タケシ 1年次配当 2

科目ナンバー

LG-JC5-102L

履修条件・関連科目等

①日本近代文学史および映画史に関する一般的知識を前提とする。映画のメディア的特性についても同時に学修することが望ましい。②本科目は、文学と映画におけるアダプテーションをめぐる問題を研究テーマとする学生、また文学作品における視覚的イメージについて改めて考えたい学生にとって有益であろう。

授業で使用する言語

日本語

授業で使用する言語(その他の言語)

授業の概要

この講義では、近代文学と映像の関係、そのアダプテーションの問題を中心に考えていく。現在なお小説の映画化作品は盛んだが、そもそも言葉と映像(+音声)という全く異なるメディア間のアダプテーションにおけるその差異を考えることで、原作と映像化作品それぞれの価値のあり方の違い、また言葉と映像というメディアの特性や限界なども改めて考えることが出来るであろう。
小説を原作とする映画史、アダプテーションにおける問題の所在と特徴、近年のアダプテーション研究状況の把握と文献紹介、具体的な文学作品と映像との比較考察といった前半の講義を経て、半ばからは演習形式で学生による映像と文学の比較考察を発表と討論を重ねながらアダプテーションについての理解を深めたい。なお、発表で取り上げる作品については学生との相談の上決定する。

科目目的

【科目目的】
映像と文学のメディアの差を把握しながら、異ジャンル間アダプテーションの問題、特に小説の映画化における諸問題についての理解を目指す。

到達目標

【到達目標】
講義および発表を通じて、アダプテーションにまつわる諸問題の正確な把握と理解、および一作品の具体的考察を通して、一見自明のような文学や映画といったメディアの特性に関する思索を深めること。

授業計画と内容

(1)ガイダンス
(2)ジャンル形成と諸問題
(3)映像化の問題1:戯曲との差
(4)映像化の問題2:映像の特性
(5)映像化の問題3:海外文献紹介
(6)映像化の問題3:解釈と批評性
(7)映像化の実例1:複数の映画化作品比較
(8)映像化の実例2:文学者自身による映像表現
(9)学生発表と討論1:夏目漱石
(10)学生発表と討論2:泉鏡花
(11)学生発表と討論3:江戸川乱歩
(12)学生発表と討論4:安部公房
(13)学生発表と討論5:石原慎太郎
(14)総括と展望
*学生発表の作家名は仮のものであり学生との相談の上で決定する。
*受講者数によってはスケジュール・内容を変更することもある。

授業時間外の学修の内容

指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと

授業時間外の学修の内容(その他の内容等)

・小説を映像化した作品になるべく多く触れておくこと。
・講義中指定した文献や資料を読んでおくこと。

授業時間外の学修に必要な時間数/週

・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。

成績評価の方法・基準

種別 割合(%) 評価基準
レポート 50 講義および発表そしてその後の討論を経て、講義内容について正確に把握し学ぶことが出来たかどうか、また、その上で自分自身の思索を深めることが出来たかどうかを、その成果としての期末レポートという形で評価する。
平常点 50 発表および質疑応答、討論での水準について評価します。

成績評価の方法・基準(備考)

課題や試験のフィードバック方法

授業時間内で講評・解説の時間を設ける

課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)

アクティブ・ラーニングの実施内容

ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション

アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)

授業におけるICTの活用方法

実施しない

授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)

実務経験のある教員による授業

いいえ

【実務経験有の場合】実務経験の内容

【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容

テキスト・参考文献等

【参考文献】
リンダ・ハッチオン『アダプテーションの理論』(晃洋書房 2012)
武田悠一他編『アダプテーションとは何か』(世織書房 2017)

その他特記事項

参考URL

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