シラバス
| 授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 課題演習Ⅰ | 2026 | 春学期 | 月5 | 商学部 | 榎本 俊一 | エノモト シュンイチ | 2年次配当 | 2 |
科目ナンバー
CM-BS2-11XS
履修条件・関連科目等
2年次配当の事前登録科目です。
貿易論の履修は役立ちますが、一つの産業・企業が経済環境の変化に対応して自己革新していくのかについて関心があることが必須の要件となります。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
サプライ・チェーン・マネジメント・カンパニーと自己規定する総合商社について、そのビジネス・モデル及びポートフォリオ管理・リスク管理などビジネス基盤を理解する。
科目目的
この科目は、ベーシック演習Ⅰ・Ⅱで養成された基礎的な能力を、具体的なテーマに沿って応用・発展させることで、適応力・判断力・実践力を身につけ、他者と協働する能力を養うことを目的としています。
到達目標
総合商社はサプライ・チェーン・マネジメント・カンパニーと自己規定し、川上の付加価値創造者と川下ユーを結ぶサプライ・チェーンのマネジメント(企画・形成・運営管理・成長発展)に純粋に特化した企業ですが、本科目では、履修生は総合商社がサプライ・チェーン・マネジメン・カンパニーとして如何にサプライ・チェーンの最適化を図っているか、そのビジネス・モデルを理解するとともに、総合商社がポートフォリオ管理、リスク管理、人的資源管理等の事業基盤を通じて、そのビジネスをどのように成長発展させているかを理解します。
授業計画と内容
【課題演習Ⅰ】(2年次春学期)
総合商社はサプライ・チェーン・マネジメント・カンパニーと自己規定し、川上(生産供給者)と川下(ユーザ)を結ぶサプライ・チェーンを俯瞰して、サプライ・チェーンを企画・形成・運営管理・成長発展させるビジネスを展開しています。課題演習Ⅰでは、「総合商社論」及び「2020年代の新総合商社論」により、総合商社のビジネス・モデルを学び、1990~2000年代の資源バブルに支えられた成長と、2010年代以降の脱国内中心ビジネスとトランスナショナル企業化のプロセスで、如何にサプライ・チェーン・マネジメントを変革したきたかを学びます。
第1講 総合商社ビジネスとは何か: サプライ・チェーン・マネジメント・カンパニー
第2講 三菱商事Ⅰ ”Value Chain Design” 線的支配のサプライ・チェーン・マネジメント
第3講 三菱商事Ⅱ ”Value Chain Design”のケース・スタディ(LNGビジネス、鉄鋼ビジネス)
第4講 伊藤忠商事Ⅰ 点的支配のサプライ・チェーン・マネジメント
第5講 伊藤忠商事Ⅱ 点的支配のケース・スタディ(アパレル・ビジネス、食品ビジネス)
第6講 2000年代の資源バブルに支えられた企業成長、世界企業化の未達
第7講 2010年代以降の挑戦 資源バブルの崩壊と新たなトランスナショナル企業化に向けた模索
第8講 グローバル・サプライ・チェーン構築Ⅰ 三井物産のLNGビジネス
第9講 グローバル・サプライ・チェーン構築Ⅱ 三菱商事の金属ビジネス、世界本社の海外移転
第10講 グローバル・サプライ・チェーン構築Ⅲ 伊藤忠商事の中日タイ三者連合のアジア展開
第11講 国際経営組織の変革:グローバル・サプライ・チェーンに最適化できるか?
第12講 国際人的資源管理の変革:国内人材と海外人材の二重人的資源管理を打破できるか?
第13講 三菱商事の新たな模索:「事業経営モデル」は総合商社の「先祖返り」か
第14講 全体総括
【課題演習Ⅱ】(2年次秋学期)
総合商社ビジネスは教科書を講読するだけでなく、主体的にデータ検証等することで理解が一層深まります。どのような教科書も古くなりますが、秋学期は「総合商社論」について主要項目を抜き出して、現時点でデータ検証を行い、内容のアップデートを検討します。
第15講 オリエンテーション
(テーマは当方より複数提示。各グループは分担するテーマについてグループ研究を実施)
第16講 テーマ分担に基づくグループ・ワーク、プレゼンテーション準備Ⅰ(テーマ検討、論点整理)
第17講 テーマ分担に基づくグループ・ワーク、プレゼンテーション準備Ⅱ(各論点の検討報告)
第18講 テーマ分担に基づくグループ・ワーク、プレゼンテーション準備Ⅲ(中間報告の方向性議論)
第19講 テーマ分担に基づくグループ・ワーク、プレゼンテーション準備Ⅳ(中間報告の骨子討議)
第20講 テーマ分担に基づくグループ・ワーク、プレゼンテーション準備Ⅴ(中間報告案の討議)
第21講 中間報告Ⅰ(第1、2グループの報告)
第22講 中間報告Ⅱ(第3、4グルーブの報告)
第23講 グループ報告制作Ⅰ(中間報告での討議・指摘事項の検討)
第24講 グループ報告制作Ⅱ(上記事項に関する取扱いに関する担当報告)
第25講 グループ報告制作Ⅲ(最終報告の骨子討議)
第26講 グループ報告制作Ⅳ(最終報告案の討議)
第27講 最終報告Ⅰ(第1、2グループの報告)
第28講 最終報告Ⅱ(第3、4グルーブの報告)
全体総括
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
| 種別 | 割合(%) | 評価基準 |
|---|---|---|
| 平常点 | 50 | ・遅刻や欠席のないこと。 ・事前の予習を十分に行い、ゼミでの討論に積極的に参加できていること。 ・理由なく欠席した場合や一定回数以上の欠席は単位認定できません。 |
| その他 | 50 | ・報告、プレゼンテーション等の内容 ・グループワーク等に積極的に取り組んでいること |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
その他
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
特定のフィードバックは行いませんが、希望により実施します。
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
2019年度より大学教員に転じ、国際ビジネス、国際通商システム、デジタル・エコノミー等を講義担当していますが、教員に転ずる前の1990~2018年度は通商産業省・経済産業省において産業政策、通商政策を行政官として担当しており、貿易局及び貿易経済協力局には5年間所属し、総合商社ビジネスに関与してきました。教員転向後も、三井物産等で総合商社ビジネスに関する講演をさせていただいたり、総合商社各社の事業報告説明会や総合商社の実務家より構成される研究会に参加するなど、総合商社ビジネスに関する知見を更新・深化すべく努力しています。大学の講義は決して実務家の「経験談」ではありませんが、実地に見聞きし経験したことを活かした講義をしたいと考えます。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
上記のとおり。
テキスト・参考文献等
【テキスト】
榎本俊一「総合商社論 ~Value Chain上の事業革新と世界企業化」中央経済社 2012年11月
(ISBN: 4502464708 )
榎本俊一「2020年代の新総合商社論」中央経済社 2017年3月 ( ISBN: 4502212814 )
【参考文献】
三菱商事編「現代総合商社論 三菱商事・ビジネスの創造と革新」早稲田大学出版会 2011年5月
(ISBN: 4657110020)
その他特記事項
〔募集人数〕
15名程度
〔注意事項〕
無断欠席禁止。積極的に討論に参加し、発言する、意欲のある学生に受講してほしい。
[募集方法〕
〇志望動機(エントリー時にC plusで入力)
◯筆記試験(オンライン試験)
〇面接試験(対面での面接又はWebex等を使用したオンライン面接)
〔国外実態調査〕
実施しない。
〔ソフトウェア利用〕
特になし。