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シラバスデータベース|2025年度版

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ホーム > 講義詳細:特殊研究Ⅰ(社会思想・倫理)

シラバス

授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科など 担当教員 教員カナ氏名 配当年次 単位数
特殊研究Ⅰ(社会思想・倫理) 2025 通年 土4 総合政策研究科博士課程後期課程 横山 陸 ヨコヤマ リク 1年次配当 4

科目ナンバー

PG-IF6-301L

履修条件・関連科目等

 授業担当教員が博士論文の指導教員でない場合には、履修前に授業担当教員に連絡・相談してください。

授業で使用する言語

日本語

授業で使用する言語(その他の言語)

授業の概要

この授業では、主にドイツ近現代の哲学・社会思想・倫理学に関する難解な文献を講読します。本年度は、田辺元の著作の講読を通じて、ドイツ近現代思想を捉え直します。田辺は戦前・戦後の日本の「京都学派」の哲学者ですが、ドイツ近現代の哲学者たち(カント、ヘーゲル、シェリング、ニーチェ、キルケゴール、ハイデガーら)の思想と対峙しながら、独自の社会哲学や宗教哲学を構想しています。前期は田辺の「社会存在の理論」と「種の理論と社会構成」を講読しながら、田辺の独創的な社会哲学(種の理論)を学びます。後期は「懺悔道としての哲学」を講読しながら、浄土真宗の親鸞の影響を受けた彼の宗教哲学(懺悔道)を学びます。以上を通じて、田辺によるドイツの近現代思想への批判と彼の解釈について考えていきます。
また、論文指導については参加者の事情に応じて、適宜、研究発表などを行ってもらいます。詳しくは初回のゼミで話し合いたいと思います。

科目目的

本演習の目的は以下のとおりです。(1)難解な哲学・倫理学のテキスト資料を正確に読み解く能力を習得すること。(2)さらに、テキストの正確な読解に基づいて、論理的に自らの意見を展開し、他の学生と議論できる能力を習得すること。

到達目標

本演習の到達目標は、以下のとおりです。(1)難解な哲学・倫理学のテキスト資料を正確に読み、その内容を自分の言葉で説明できること。(2)正確な読解に基づき、自分の考えを論理的に展開できること。また他の学生の意見に論理的・批判的に応答できること。

授業計画と内容

以下を予定していますが、参加者の人数とレベル、さらに興味関心に応じて変更する可能性もあります。

●前期
第01回 ガイダンス
第02回 「社会存在の論理」(1)(岩波文庫版11-22ページ)
第03回 「社会存在の論理」(2)(岩波文庫版22-43ページ)
第04回 「社会存在の論理」(3)(岩波文庫版44-66ページ)
第05回 「社会存在の論理」(4)(岩波文庫版67-89ページ)
第06回 「社会存在の論理」(5)(岩波文庫版89-125ページ)
第07回 「社会存在の論理」(6)(岩波文庫版125-158ページ)
第08回 「社会存在の論理」(7)(岩波文庫版158-186ページ)
第09回 「種の理論と世界図式」(1)(岩波文庫版189-209ページ)
第10回 「種の理論と世界図式」(2)(岩波文庫版209-238ページ)
第11回 「種の理論と世界図式」(3)(岩波文庫版239-261ページ)
第12回 「種の理論と世界図式」(4)(岩波文庫版261-286ページ)
第13回 「種の理論と世界図式」(5)(岩波文庫版287-307ページ)
第14回 「種の理論と世界図式」(6)(岩波文庫版308-333ページ)

●後期
第01回 「懺悔道としての哲学」(序)(岩波文庫版35-54ページ)
第02回 「懺悔道としての哲学」(1)(岩波文庫版55-75ページ)
第03回 「懺悔道としての哲学」(1)続き(岩波文庫版76-98ページ)
第04回 「懺悔道としての哲学」(2)(岩波文庫版99-125ページ)
第05回 「懺悔道としての哲学」(3)(岩波文庫版126-170ページ)
第06回 「懺悔道としての哲学」(3)続き(岩波文庫版170-205ページ)
第07回 「懺悔道としての哲学」(4)(岩波文庫版206-230ページ)
第08回 「懺悔道としての哲学」(4)続き(岩波文庫版231-251ページ)
第09回 「懺悔道としての哲学」(5)(岩波文庫版252-270ページ)
第10回 「懺悔道としての哲学」(5)続き(岩波文庫版270-307ページ)
第11回 「懺悔道としての哲学」(6)(岩波文庫版308-330ページ)
第12回 「懺悔道としての哲学」(6)続き(岩波文庫版330-343ページ)
第13回 「懺悔道としての哲学」(7)(岩波文庫版344-383ページ)
第14回 「懺悔道としての哲学」(8)(岩波文庫版384-440ページ)

授業時間外の学修の内容

指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと

授業時間外の学修の内容(その他の内容等)

授業時間外の学修に必要な時間数/週

・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。

成績評価の方法・基準

種別 割合(%) 評価基準
平常点 100 テキストを正確に読解できているかどうか、テキストの読解に基づいて、自分の意見を論理的に展開できているかどうか。

成績評価の方法・基準(備考)

課題や試験のフィードバック方法

授業時間内で講評・解説の時間を設ける

課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)

アクティブ・ラーニングの実施内容

ディスカッション、ディベート

アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)

授業におけるICTの活用方法

実施しない

授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)

実務経験のある教員による授業

いいえ

【実務経験有の場合】実務経験の内容

【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容

テキスト・参考文献等

【テキスト】
藤田正勝編『田辺元哲学選Ⅰ種の論理』、岩波書店(岩波文庫)、2010年。
藤田正勝編『田辺元哲学選Ⅱ懺悔道としての哲学』、岩波書店(岩波文庫)、2010年。

その他特記事項

参考URL

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