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シラバスデータベース|2025年度版

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ホーム > 講義詳細:実定法基礎演習A

シラバス

授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科など 担当教員 教員カナ氏名 配当年次 単位数
実定法基礎演習A 2025 春学期 月2 法学部 山本 高子 ヤマモト タカコ 2年次のみ 2

科目ナンバー

JU-LA2-004S

履修条件・関連科目等

刑法総論を並行して履修していることが望ましいですが、履修していない場合であっても、刑法に関心がある学生であれば歓迎します。

授業で使用する言語

日本語

授業で使用する言語(その他の言語)

授業の概要

1冊の刑法総論の基本書を受講生全員で読むことにより、刑法総論の理論体系を正確に理解することを目的とします。
毎回決められた担当者にレジュメを作成・報告してもらい、疑問点や考えたことなどを受講生全員で議論することとします。

科目目的

刑法総論は、学説の対立が厳しい学問領域です。学説の立場を理解するために、1人の研究者の体系書を丁寧に通読することにより、その体系的な思考を身につけることを目標とします。最終的に、その体系的思考から矛盾のない結論を導くことができ、判例などの事例を説明できるようになってほしいと思います。
また、少人数での演習になりますので、他の受講生の報告をきちんと理解し、疑問点を指摘することができるようになることにより、専門演習につなげてもらいたいと思います。

到達目標

刑法総論の基本書を読みこなし、きちんと内容を理解できるようになること、
レジュメを作成し、発表できるようになること、
疑問点や自分が考えたことについて、他の人と意見交換をすることができること、
を目標とします。

授業計画と内容

第1回 ガイダンス、顔合わせ、担当者決め
第2回 序論、罪刑法定主義、犯罪論の体系(1頁~25頁)
第3回 構成要件の概念、主体、行為と結果、因果関係(27頁~67頁)
第4回 正犯性、不作為、主観的構成要件要素(67頁~101頁)
第5回 違法性・総説、正当行為(103頁~139頁)
第6回 過剰防衛、緊急避難(139頁~162頁)
第7回 被害者の同意(162頁~193頁)
第8回 責任・総説、故意、事実の錯誤・総説・具体的事実の錯誤(195頁~234頁)
第9回 事実の錯誤・抽象的事実の錯誤、過失、違法性の意識、期待可能性、責任能力(235頁~278頁)
第10回 未遂犯(279頁~304頁)
第11回 共犯の基礎理論(305頁~334頁)
第12回 共犯類型、共犯の諸問題・共犯と身分~共犯と違法性阻却事由(334頁~350頁)
第13回 共犯の諸問題・共犯と錯誤~不作為と共犯(360頁~390頁)
第14回 罪数、刑法の適用範囲、刑罰論(391頁~423頁)

授業時間外の学修の内容

指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと

授業時間外の学修の内容(その他の内容等)

テキストの予定された部分を、毎回必ず読んできてください。
関連する判例にも目を通すようにしてください。

授業時間外の学修に必要な時間数/週

・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。

成績評価の方法・基準

種別 割合(%) 評価基準
平常点 100 レジュメの内容、授業の中での発言など授業への参加度により評価します。

成績評価の方法・基準(備考)

課題や試験のフィードバック方法

授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う

課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)

アクティブ・ラーニングの実施内容

ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション

アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)

授業におけるICTの活用方法

実施しない

授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)

実務経験のある教員による授業

いいえ

【実務経験有の場合】実務経験の内容

【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容

テキスト・参考文献等

〔テキスト〕山口厚『刑法総論〔第3版〕』(有斐閣、2016年)
〔参考文献〕佐伯仁志・橋爪隆編『刑法判例百選Ⅰ〔第8版〕』(有斐閣、2020年)

その他特記事項

■授業の工夫■
疑問点や自分の考えなどを演習の中で共有し、検討することで、刑法解釈学への理解を深めてほしいと思っています。他人の考えを否定せず、そしてそれに対する自分の考えを自由に討論できるように授業を進めていきたいと思います。

参考URL

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