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シラバスデータベース|2025年度版

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ホーム > 講義詳細:量子情報物理学

シラバス

授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科など 担当教員 教員カナ氏名 配当年次 単位数
量子情報物理学 2025 前期 水1 理工学部 土屋 俊二 ツチヤ シュンジ 4年次配当 2

科目ナンバー

SE-MP4-2C27

履修条件・関連科目等

量子力学及演習1、2を履修していることが望ましい。ブラ、ケットなど量子力学の基礎的な知識を前提として授業を進める。

授業で使用する言語

日本語

授業で使用する言語(その他の言語)

授業の概要

最近、量子力学を計算機科学、情報通信などの様々な分野で応用する試みが盛んになされ、それと共に量子力学の基礎も情報という観点から見直されている。このような量子力学特有の現象や量子力学の原理を生かした基礎、応用の分野は量子情報と呼ばれ、近年著しく発展している。本講義では、量子力学及演習1、2の知識を前提に、量子情報理論の基礎について学ぶ。

科目目的

ディラックのブラケット記号を自由に使えるようになる。スピン1/2または量子ビット系の量子力学に習熟する。また、密度行列、EPRパラドックス、ベルの不等式、量子エンタングルメント、量子テレポーテーションといった量子情報の基礎を理解する。

到達目標

ディラックのブラケット記号を自由に使えるようになり、スピン1/2または量子ビット系の計算が自由にできること。EPRパラドックス、Bellの不等式、量子エンタングルメント、量子テレポーテーションといった量子情報の基礎を理解する。

授業計画と内容

講義する主な項目は以下の通りです。
第1回 量子力学の基本原理
第2回 量子系の時間発展
第3回 量子系における測定
第4回 角運動量の復習、spin-1/2
第5回 量子ビット
第6回 多成分系、エンタングル状態
第7回 混合状態と密度行列
第8回 エンタングルメントエントロピー
第9回 EPRパラドックス
第10回 Bellの不等式
第11回 クローン禁止定理
第12回 Deutsch-Jozsaのアルゴリズム
第13回 量子テレポーテーション
第14回 量子暗号

なお、授業の進み具合で上記の項目を変更することがあります。

授業時間外の学修の内容

指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出

授業時間外の学修の内容(その他の内容等)

授業中に出題した問題を自宅で解き直しておくこと。

授業時間外の学修に必要な時間数/週

・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。

成績評価の方法・基準

種別 割合(%) 評価基準
レポート 100 量子情報に関する幾つかのトピックについて、参考文献を自分で調べ、オリジナルの考察を加えてレポートとして提出してもらう。その際、授業内容の理解、考察の独自性を評価基準とする。レポートの体裁についても考慮に入れることもある。

成績評価の方法・基準(備考)

課題や試験のフィードバック方法

授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う

課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)

アクティブ・ラーニングの実施内容

PBL(課題解決型学習)/その他

アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)

授業中に出題する演習問題を解く。

授業におけるICTの活用方法

実施しない

授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)

実務経験のある教員による授業

いいえ

【実務経験有の場合】実務経験の内容

【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容

テキスト・参考文献等

参考書:ニールセン、チャン著「量子コンピュータと量子通信1,2,3」(オーム社)
中原幹夫著「量子物理学のための線形代数 ベクトルから量子情報へ」(培風館)

その他特記事項

参考URL

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