シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
教養演習Ⅱ | 2025 | 後期 | 月6 | 理工学部 | 佐藤 修一郎 | サトウ シュウイチロウ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
SE-IF1-HB34
履修条件・関連科目等
法律の世界,とりわけ憲法に興味をもっていること。基本的人権の保障とはどういうことなのか,関心をもっていること。
「憲法」の授業を既に受講したか,あるいは本講義と並行して受講していることが望ましい。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
日常生活において,基本的人権がいかに保障され,あるいは侵害されるのかを,具体的な事案を通して検討する。
理工学部に入学したみなさんにとって,「憲法」や「基本的人権」といった言葉はあまりなじみがないかもしれない。しかしながら,「憲法」や「基本的人権」をめぐる「事件」は,必ずしも私たちの日常とかけ離れた場所で起こっているわけではない。実際には,身近なところで「事件」は起こっているにもかかわらず,私たちがそれに気づいていないだけなのかもしれないのである。
この演習では,これまでに実際に起こった「基本的人権」をめぐる「事件」を素材として,「近代立憲主義」の考え方,より端的にいえば「基本的人権とは何か?」ということを,考えていく。
実際の演習では,基本となる資料を用意し,内容の確認を行った後,受講者による発表と,それに対する質疑応答を行う。全ての受講者が,最低1回は発表を行うこととする。
科目目的
この科目は,「総合2群」に位置づけられているところ,学生が,現実の社会に生起する様々な事象のうち,「基本的人権」に関する事柄を素材として分析・検討することにより,「基本的人権」の意義を理解すると同時に,論理的な思考力を獲得し,物事を多面的・多角的に検討し,その結果を説得力をもって表現する能力を養うことを目的とする。
到達目標
この科目では,学生が,以下の能力を習得することを到達目標とする。
・「基本的人権」とは何か,「人権保障」とはどういうことなのか,理解する。
・テキストの内容を把握し,簡潔にまとめる力を身につける。
・論理的な思考力と,表現力を身につける。
・物事を,多面的,多角的に検討し,その結果を説得力をもって表現する能力を身につける。
授業計画と内容
第1回 「基本的人権」の考え方
第2回 「自己決定権」とは何か
第3回 「頭髪の自由」
第4回 「母親となる権利」
第5回 「同性婚の権利」
第6回 「再婚の自由」
第7回 「治療拒否の自由」
第8回 「忘れられる権利」
第9回 「自己情報コントロール権」
第10回 「プライバシー権」
第11回 「氏名に対する権利」
第12回 「平和的生存権」
第13回 「景観権」
第14回 まとめ
なお,履修者の興味・関心や希望により,取り扱う内容や順序などは変更される可能性がある。
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
---|---|---|
平常点 | 100 | 授業への出席,授業内での発表,議論への参加の態様などを総合的に判断する。ただし,感染症の罹患といった正当な理由がなく4回以上欠席した場合には単位を認めない。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキスト:プリントを配布する
参考文献:適宜指示,配布する