シラバス
| 授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 美術A2 | 2026 | 秋学期 | 金2 | 法学部 | 庵原 理絵子 | イハラ リエコ | 1・2年次配当 | 2 |
科目ナンバー
JU-HO1-018L
履修条件・関連科目等
関連科目として「美術A1」を履修していることが望ましい。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
室町時代から昭和時代まで、時代ごとの代表的な作品を軸に日本美術の流れを概観する。歴史的文脈をふまえ、制作当時の状況を想像しながら鑑賞することで、美術はより身近なものとなり、作品に対する理解も深まるだろう。 特に美術の受容者層が広がる近世には、個性的な作家たちが数多く登場した。彼らが社会の変化の中でどのように新たな表現を追求したのか、その制作背景を探る。また明治時代以降、西洋美術との出会いは、表現内容や制作者の意識、受容の場など美術を取り巻く環境を大きく変化させた。諸外国との交流や海外文化から強い影響を取り入れ展開してきた日本美術の特質とはどのようなものか。激動の時代を経て、今日に繋がる表現の多様性と美術の意義について考察する。
科目目的
・日本美術の変遷と各時代の主要な造形表現を体系的に理解し、作品を観察・分析するための基礎的な視点を身につける。
・具体的な鑑賞経験を通じて、作品ごとの造形的特質を見極める力を養う。
・歴史・社会・信仰、および諸外国との交流など、多角的な背景と関連づけて作品の価値を考察する基礎を形成する。
到達目標
・作品の造形的特徴を具体的にとらえ、基礎的な美術用語を用いて言語化できる。
・鑑賞経験をもとに作品同士を比較し、それぞれの独自性や違いを説明できる。
・作品を日本美術史の流れの中に位置づけ、その美術史的な意義を述べることができる。
・制作当時の国内外の背景と結びつけ、作品の価値を多角的な視点から考察できる。
授業計画と内容
第1回 講義の進め方と受講する上での注意
第2回 室町時代(1) 会所の美術
第3回 室町時代(2) 水墨画の展開
第4回 安土桃山時代(1) 天下人と絵師
第5回 安土桃山時代(2) 茶の湯の美術
第6回 江戸時代(1) 狩野派
第7回 江戸時代(2) 風俗画
第8回 江戸時代(3) 琳派
第9回 江戸時代(4) 18世紀京都の絵画
第10回 江戸時代(5) 18世紀江戸の絵画
第11回 江戸時代(6) 19世紀江戸の絵画
第12回 明治時代(1) 博覧会と「美術」
第13回 明治時代(2) 日本画と洋画
第14回 大正~昭和前期 展覧会と画壇
内容は進捗状況や受講者の反応、またその時開催されている展覧会に応じて変更する可能性がある。
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
・美術の専門用語は授業で説明するが、日本史に関する基本的な知識は高校の教科書等で確認しておく。
・配布資料や紹介した参考文献、画集などを活用し、授業で扱った作品の特徴や用語を復習する。
・授業で紹介する展覧会情報などを参考に、積極的に美術館博物館へ足を運んでほしい。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
| 種別 | 割合(%) | 評価基準 |
|---|---|---|
| レポート | 50 | 講義内容をふまえ、作品の造形的特徴や歴史的背景を的確に説明できているか、またそれらに関連づけて自身の解釈を述べられているかを評価する。 |
| 平常点 | 50 | responを通じた提出物の内容および回数によって評価する。授業内では、理解度を確認するための小テスト、作品分析の練習、および講義内容に即した設問への解答を求める。 |
成績評価の方法・基準(備考)
・全14回の講義のうち、3分の2以上のresponの提出(出席)がない場合は、成績評価(単位取得)の対象外となる。具体的な回数のルールについては、第1回目の講義時に説明する。
・responの提出回数の条件を満たさない学生、および学期末レポートを提出しない学生については、いずれもE判定(不可)とする。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
その他
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
responを活用し、作品分析の練習や小テスト、意見の提出を毎講義で行います。寄せられた回答や視点は次回の講義やmanabaで共有・解説し、学生が自身の理解を深めながら多角的に作品を読み解く姿勢を養う。
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
【テキスト】
特になし。
【参考文献】
辻惟雄監修『増補新装 カラー版日本美術史』美術出版社 2003年
山下裕二、高岸輝監修『日本美術史』美術出版社 2014年
古田亮編著『教養の日本美術史』ミネルヴァ書房 2019年
『日本美術全集』全20巻 小学館 2012〜2016年
その他特記事項
■授業の工夫■講義内で提示する作品の「見分け方」や「比較」などの実践を段階的に取り入れ、学生が自らの目で造形的特徴を探る機会を設ける。