シラバス
| 授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 世界経済論 | 2026 | 後期複数 | 月4,木2 | 経済学部 | 唐 成 | トウ セイ | 2年次配当 | 4 |
科目ナンバー
EC-NE2-03XX
履修条件・関連科目等
ミクロ経済学、マクロ経済学、国際貿易論、国際金融論、開発経済学の並行履修を推奨します。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
<学位授与方針と当該授業科目の関連>
この科目は、現実把握力(経済学の専門知識及び社会・人文・自然科学の知識教養に裏付けられた広い視野に立った柔軟な知性に基づき、現実の経済現象を的確に把握することができる)の修得に関わる科目です。
<概要>
本講義では、世界経済の歴史的変遷と現代における主要な経済課題について理解を深めることを目的とする。講義は以下の3つの主要テーマを軸に構成される。(1)グローバル経済の歴史と構造:世界経済の過去と現在を概観し、経済のグローバル化がどのように進展してきたかを学ぶ。第1次・第2次グローバル化の違いを整理し、経済の「アンバンドリング」理論を用いてグローバリゼーションの本質を考察する。また、「アジアの世紀」の再来やアジア諸国の経済発展の背景についても議論する。(2)地域経済と発展の課題:中国やASEAN諸国の経済成長、開発途上国における政府の役割、グローバルサウスの捉え方、環境問題や貧困・経済的不平等などの発展課題について考察する。さらに、「中所得国の罠」に焦点を当て、その理論的背景と東アジア諸国の成長モデルを分析する。(3)主要先進国の経済動向とグローバルな課題:ヨーロッパ経済の統合の進展やユーロ圏危機、イギリスのEU離脱、アメリカ経済の戦後から現代に至る変遷を取り上げ、先進国経済の構造的課題を検討する。また、資源・食料問題、グローバルな人の移動が経済に与える影響についても考える。
講義の終盤では、ゲスト講師による特別講義を予定しており、学生によるグループワーク・プレゼンテーションを通じて、学びを深める機会を設ける。
科目目的
①光と影の両面において、グローバリゼーションや近年新たなグローバル経済構造を正しく理解できる。
②国際経済学や国際金融に関する基礎を身に付け、世界経済の分析視点を理解する。
到達目標
東アジア経済を中心に、アメリカ、ヨーロッパ、グローバルサウスなど、世界経済の基本状況を理解し、グローバル問題の原因や背景、そして近年のグローバルリスクについての理解を一層深めることを到達目標とします。
授業計画と内容
この授業は、以下の授業回にて遠隔授業(ライブ型オンライン授業)にて実施します。第2回目・第4 回目・第6 回目・第8回目・第10 回目・第12 回目・第14 回目 ・ 第16回目・第18回目・第20回目・第22回目・第24回目
第1回 ガイダンス
第2回 世界経済の過去・現在を知る(人口規模・GDP)
第3回 経済のグローバル化とは何か(定義・第1次グローバル化)
第4回 経済のグローバル化とは何か(第2次グローバル化)
第5回 アンバンドリングから見るグローバリゼーション(アンバンドリング)
第6回 なぜ「アジアの世紀」が再来するのか(「東アジアの奇跡」)
第7回 アジアの経済的成功の理由は何か(ファクトリー・アジア)
第8回 開発途上国経済における政府の役割(権威主義)
第9回 中国経済の躍進(「世界の工場」)
第10回 ASEANの経済発展(地域統合)
第11回 グローバルサウスをどう捉えるか(多様性)
第12回 途上国の環境問題とは何か(成長イデオロギー)
第13回 中所得国の罠とは何かⅠ(定義・理論)
第14回 中所得国の罠とは何かⅡ(要因・東アジアのキャッチアップ)
第15回 中間到達度確認(アジア・途上国経済の振り返り)
第16回 ヨーロッパの経済(EU統合の展開)
第17回 ヨーロッパの経済(ユーロ圏危機)
第18回 イギリスのEU「合意なき離脱」(Take Back Control)
第19回 現代アメリカの経済(戦後からレーガノミックスへ)
第20回 現代アメリカの経済(ITバブルから世界金融危機後まで)
第21回 アメリカ経済を取り巻く最近の諸問題(財政・連邦債務・貧富の拡大)
第22回 世界の資源・食料問題(アフリカの食料危機)
第23回 貧困削減と経済的不平等(包摂的成長)
第24回 人の移動とグローバリゼーション(国際労働移動)
第25回 ゲスト講師による特別講義(予定)
第26回 グループワーク・プレゼンテーション(途上国をテーマに発表)
第27回 グループワーク・プレゼンテーションⅡ(先進国をテーマに発表)
第28回 全講義の総括+期末試験範囲ガイダンス
※授業の都合により変更する場合もありますのであらかじめ了解お願います。
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
・授業の資料はすべてManabaに掲載します。予習はこの資料を用いて行ってください。また、当日使用する章をプリントアウトするか、PCやタブレットで確認しながら各回の授業を聴講してください。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
| 種別 | 割合(%) | 評価基準 |
|---|---|---|
| 期末試験(到達度確認) | 60 | 期末試験が主な評価項目として実施、60点満点 |
| 平常点 | 40 | 40点満点(授業参画度や平常点など、出席したうえでの活動状況を評価) |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
毎回の講義資料を事前にmanaba上アップロードします。
参考文献:
・世界経済論[第2版]:変容するグローバリゼーション 単行本(ミネルヴァ書房 2023) 。
・入門 国際経済Q&A100 (中央経済社 2023)