シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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演習Ⅳ | 2024 | 秋学期 | 木6 | 商学部 | 平澤 敦 | ヒラサワ アツシ | 4年次のみ | 2 |
科目ナンバー
CM-IF4-14XS
履修条件・関連科目等
3年次配当の事前登録科目です。
演習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ・論文はセット履修科目です。
授業で使用する言語
日本語/英語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
〔テーマ〕
欧米(特にイギリス)と日本のポジションを複眼的思考で考えよう ―グローバル・ダイバーシティ・リスクをKEY WORDとして―
ヨーロッパ・アメリカと日本との比較において、グローバルビジネスにおける様々な問題点(リスク等)を複眼的思考で研究する。
【研究の進めるまえに】
[形式面]
・3年次からスムーズに研究に取りかかることを可能にするため、数回のサブゼミにおいて、大学以外の図書館(国会図書館など)や研究機関等における資料収集の方法、レジュメならびにPOWER POINTの作成方法等につきしっかりとマスターします。国内の研究資料のみならず、海外の研究資料にも果敢に挑戦して、ハイレベルな研究を行っていきます。形式をあなどることなかれ!です。
[内容面]
・ハイレベルな研究を可能にするには、商学に関する豊富な知識が必要となります。数回のサブゼミにおいて、経営、マーケティング、財務分析等の基礎知識をMBAのテキストを通じて習得することを目指します。知識武装することで、研究テーマに広がりや深みを持たせることができ、また様々な研究テーマを思い描くことができるはずです。なお適宜、異なったジャンルの社会人の方々にも研究をみてもらいアドバイスをお願いしていきます。
【研究にとりかかったら】
将来「好き」を仕事にするために、ゼミの研究において理論と実際を研究に取り入れながら、国内外調査、様々なジャンルの方々へのヒアリング等を通じて、ビジネスに必要なマインドや思考法を養うことが目標です。ゼミの仲間と切磋琢磨しながら、真摯に研究に取り組んで、学ぶことの厳しさ・楽しさを必ずや経験できます。残り2年間の大学生活の軸の一部を「ゼミ研究」を通じて充実したものとなるよう知的創造力と知的武装力を向上させ、「遊び」も大切ですが、鍛錬を惜しまず、頂点を目指すべく、「ゼミ研究」を進めていきます。
"Think globally, Act locally!"
科目目的
この科目は、カリキュラム上の「商学部アドヴァンスト科目」であり、商学部スタンダード科目及び商学部分野別専門科目の発展的な科目として位置づけされています。この科目での学習を通じて、主体的学習能力を習得することを目的としています。
グローバル化が加速する中で、つい最近イギリスのEU離脱が決定するなど、改めて「グローバルとは何か」が問われようとしています。グローバルという枠組みの中で活動するにはリスクにどう対処していくかかも重要となります。なぜならば、リスクがない企業活動はありえないからです。(今回のコロナ禍は格好の例です。想定外も想定しなければなりません)。本ゼミでは、「グローバル」・「ダイバーシティ」・「リスク」というKEY WORDを柱にして、商学部で習得してきた知識に一層の厚みと深みをもたせて、従来の「勉強」から脱皮して、2年間のゼミという場で、面白く、理論的かつ実際的「研究」を行っていき、複眼的思考力・知識武装力、さらには人間力の向上をはかっていきます。
皆で協力し合い、いろんな意味で「負けない」強さを身につけていきましょう。
"SELF-PITY I never saw a wild thing sorry for itself. A small bird will drop frozen dead from a bough without ever having felt sorry for itself." ― D.H. Lawrence
到達目標
本演習履修生が、研究テーマを選択し、グループ研究を進化・深化させていくことによって、専門的知識を身につけ、論理的に説明する力を向上させていくことを目標とします。
具体的には、学内外での研究成果の公表(プレゼン)を重ねることによって、上記目標を達成します。
授業計画と内容
選択したテーマ別に、グループ研究を行います。
下記の計画にあるように
・海外調査(イギリス・フランス・アメリカ 等)あり。
下記の計画以外には
・学内外の各種プレゼンテーション大会への参加、学内・他大学との合同ゼミ等への参加はあくまでも学生の自主性に任せる。
履修者が確定次第、数回プレゼミを行い、できる限りの知識の共有をはかります。
【3年次】
第1回 年間スケジュール確認・海外調査先候補選定
第2回 ビジネス基礎学習①
第3回 ビジネス基礎学習②(MBA用テキスト)
第4回 研究テーマ・グループ決定
第5回 英語学習(MBA用テキスト)
第6回 グループ研究発表①
第7回 グループ研究発表②
第8回 海外調査に関する諸注意
第9回 グループ研究発表③
第10回 グループ研究発表④
第11回 英語学習②
第12回 グループ研究発表⑤
第13回 グループ研究発表⑥
第14回 前期総括(成果報告)
第15回 海外調査ヒアリング項目確認
第16回 海外調査先とのコンタクト状況・RQ作成状況
第17回 グループ研究発表⑦
第18回 グルグループ研究発表⑧
第19回 英語学習③
第20回 ヒアリング項目最終確認
第21回 他大学合同ゼミ用研究発表
第22回~第23回 海外調査
第24回 他大学合同ゼミ
第25回 課外活動
第26回 就活の心得(平澤ゼミOBまたは商学部OB)
第27回 教員による研究報告
第28回 1年間の研究総括
【4年次】
第1回 年間スケジュール確認・海外調査先候補選定
第2回 卒論テーマに関するディスカッション
第3回 卒論テーマ発表
第4回 卒論テーマおよびグループ確定
第5回 卒論研究①
第6回 卒論研究②
第7回 卒論研究③
第8回 海外調査先確定および諸注意
第9回 海外調査内容に関するディスカッション
第10回 卒論研究④
第11回 卒論研究⑤
第12回 卒論研究⑥
第13回 ゲストスピーカーによる講義
第14回 前期総括
第15回 海外調査に関する進捗状況報告
第16回 海外調査に関するRQ等の検討①
第17回 海外調査に関するRQ等の検討②
第18回 卒論研究⑦
第19回 卒論研究⑧
第20回 海外調査に関するRQ等の検討③
第21回 海外調査に関するRQ等の検討④
第22~第23回 海外調査
第24回 卒論研究⑨
第25回 卒論研究⑩
第26回 ゲストスピーカーによる講義
第27回 卒論報告
第28回 2年間の研究総括
※ 海外調査の日程により、若干予定が前後する場合がありますのでご許容願います。
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
企業ヒアリング・OBヒアリング・異業種の方々へのヒアリング(交流)・ゼミ合宿・海外調査等、あくまでも希望がある場合にのみ、他大学との合同ゼミ、外部のプレゼン大会等への参加。
ゼミという小さな組織をフル活用して、よく食べ(飲み)・よく遊び・よく学び、充実した学生生活が送れるよう、様々な活動にチャレンジします。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 10 | レジュメ形式の適正さ |
平常点 | 70 | ゼミにおけるプレゼン、授業への参加 |
その他 | 20 | ディスカッション等への参加度 |
成績評価の方法・基準(備考)
ゼミ活動に積極的に参加しているか否かによって評価します。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/反転授業(教室の中で行う授業学習と課題などの授業外学習を入れ替えた学習形式)/ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション/実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
クリッカー/タブレット端末
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
〔テキスト・参考文献〕
下記はあくまでも一部です。履修者が確定した段階で、文献リスト(虎の巻)を配布します。
・伊藤秀史(2012)『ひたすら読むエコノミクス』有斐閣
・入山章栄(2019)『世界標準の経営理論』ダイヤモンド社
・岸見一郎(2016)『アドラーに学ぶ よく生きるために働くということ』ベスト新書
・桜井久勝・須田一幸(2020)『財務会計入門 第13版』有斐閣
・佐々木圭吾(2016)『みんなの経営学 使える実戦教養講座』日経ビジネス人文庫
・佐藤 望・湯川 武・横山 千晶・ 近藤 明彦(2020)『アカデミック・スキルズ(第3版)―大学生のための知的技法入門』慶応義塾大学出版会
・出口知史(2016)『東大生が実際に学んでいる戦略思考の授業: 経営学は、生き残るための教養だ! 』徳間書店
・中川功一・林正・多田和美・大木清弘(2015)『はじめての国際経営』有斐閣
・沼上幹(2008)『わかりやすいマーケティング戦略 新版』有斐閣
・沼上 幹・一橋MBA戦略ワークショップ(2015)『一橋MBA戦略ケースブック』東洋経済新報社
・藤田誠(2015)『経営学入門』中央経済社
・山田英二(2015)『グローバルビジネスの教科書』PHP新書
・川内有緒(2010)『パリでメシを食う』幻冬舎文庫
・熊谷徹(2015)『ドイツ人はなぜ、1年に150日休んでも仕事が回るのか 』青春新書
・林望(1995)『イギリスはおいしい』文春文庫
・水村美苗(2015)『増補 日本語が亡びるとき』ちくま文庫
・渡辺靖(2011)『文化と外交 パブリック・ディプロマシーの時代 』中公新書
その他特記事項
〔募集人数〕
15人
〔課題図書〕
・上に掲げた書籍をまずはどれか読んでみてください!
〔注意事項〕
【以下に該当するような学生の参加を希望】
・優しく、芯の強い学生で、研究に真摯に取り組む姿勢をもてる学生
・ゼミ生同士で積極的に交流ができる学生
・サークル以外で、研究面で切磋琢磨できる関係を構築したい学生
・英語が苦手でない学生(成績が悪くてもこれから頑張ろうという強い意欲があれば問題ない)
・No.1になれなくても、特別なonly one的な発想のもてる学生
・裏表のない学生(←特に重要!入ゼミ前と後で態度が変わらない学生を希望します)
※とりあえずゼミの単位をとろうと考えている学生には向きません。
本ゼミを志望しようと思っている学生は,ミスマッチを避けるため、
E-Mail:(atsushi@tamacc.chuo-u.ac.jp)へ連絡し、教員とコンタクトをとって必ず説明を受けるようにしてください(疑問に思っていること、ゼミの研究テーマのこと、OBの就職(進路)先など、その他何でもよいので聞いてください)。
〔募集方法〕
〇レポート
〇面接
〔国外実態調査〕
渡航先:イギリス・シンガポール・フィンランド・タイ・マレーシアなど
渡航期間:10月末予定(渡航先によるが5日~6日間程度)
調査内容:現地企業・大学・調査機関等へのヒアリング