シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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米文学研究(現代Ⅰ)A | 2024 | 前期 | 金3 | 文学研究科博士課程前期課程 | 久保 尚美 | クボ ナオミ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LG-EX5-113L
履修条件・関連科目等
特になし
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
アメリカ南部の作家Flannery O'Connorの作品と関連する文献を読む。授業は学生の発表を中心とした演習方式で行う。
フラナリー・オコナーの執筆期間にあたる1940年代半ばから1960年代にかけては、アメリカ社会全体で公民権運動が高まり、南部社会における人種間の関係が大きく揺らいだ時期にあたる。南部白人であるオコナーは、南部における人種の関係をどのように描いたのか。作品に描かれる南部白人にとって「白人であること」とはどのような意味を持つのかを考察する。
科目目的
20世紀半ばのアメリカ南部社会を作家がどのように作品に描き出したのかを、人種・ジェンダー・
階級といった側面を踏まえて考察する。
到達目標
小説を精読し、正確な読解にもとづいて解釈を提示できるようになること。アメリカ南部社会における人種、ジェンダー、階級などへの理解を深めること。
授業計画と内容
担当者による発表、受講者全員によるディスカッションを行います。
第1回 Introduction
第2回 "The Geranium"
第3回 "A Good Man Is Hard to Find"
第4回 "A Late Encounter with the Enemy"
第5回 "The River"
第6回 "A Circle in the Fire"
第7回 "A Temple of the Holy Ghost"
第8回 "The Artificial Nigger"
第9回 "Good Country People"
第10回 "Greenleaf"
第11回 "A View of the Woods"
第12回 "Everything That Rises Must Converge"
第13回 "Revelation"
第14回 "Judgment Day"
*フラナリー・オコナーの別の短編を読む可能性もあります。
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業で扱うテキストを読み、発表やディスカッションに備えてください。期末レポートに向けて準備をしてください。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 50 | 適切なテーマが設定できているか。自らの解釈を論理的に示すことができているか。解釈を裏付ける論拠を、適切に示すことができているかどうか。などを評価する。 |
平常点 | 50 | 発表においては、自らの解釈を論拠にもとづいて示すことができているか。ディスカッションにおいては、作品解釈を深めるような発言ができているか。などを評価する。 |
成績評価の方法・基準(備考)
期末レポート(50%)と平常点(50% 発表やディスカッションへの貢献)を総合して評価します。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキスト
Flannery O'Connor, The Complete Stories (ISBN: 978-0-374-51536-2)
参考文献
授業内でレジュメ等を配布します。