シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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基礎化学\化学1 | 2025 | 前期 | 木1 | 理工学部 | 藤井 正明 | フジイ マサアキ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
SE-BC1-NZ05
履修条件・関連科目等
高校で化学を履修していることが望ましい。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
化学は物質の構造・特性・反応を理解し、あらたなモノを創り出すことのできる学問である。本講義では、高校で学んだ化学を再確認するとともにその背景にある量子力学などを説明して大学での化学に結びつける。講義は、最初にミクロの世界の基礎となる量子論の始まりを説明し、量子力学の初歩から原子の構造を説明する。これに基づき周期律と原子構造の関係を理解し分子の構造の理解へとつなげる。高校で学んだ化学の物質の三態(気体、液体・溶液、固体)、化学反応と化学平衡など化学を分子の観点から理解する基礎理論を説明する。応用としては電池、放射線に関しても述べたい。適宜演習も入れて高校で学んだ化学をリフレッシュしつつ大学の化学に接続する。
科目目的
環境、生命、食品など、多くの科学分野にとって化学が基礎となっている。この科目の内容を身のまわりの生きた"化学"と紐づけて理解を進め、化学に対する認識を深めることを目的とする。
到達目標
1.物質を構成する原子・分子の構造について理解し、自身の言葉で説明できる。
2.物質の化学反応について理解し、自身の言葉で説明できる。
3.身のまわりのモノや現象を化学の視点で考察し、自身の言葉で説明できる。
授業計画と内容
1.ガイダンス、身のまわりの化学
2.原子と量子論
3.ミクロの世界を支配する量子力学
4.量子力学と原子の構造
5.原子の構造と周期律
6.原子から分子へ
7.物質の状態と化学反応
8.気体
9.固体、液体と溶液
10.化学平衡とpH、中和滴定と緩衝液
11.化学反応の速度
12.反応速度、電池の化学
13.無機物と有機物、放射線と放射能の化学
14.まとめと到達度確認
なお、講義の理解、演習結果などによっては内容を変更することがある。
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
講義での演習問題は、自身で解き、理解しておくこと。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 70 | 学期末試験の点数により評価する。60%以上の正答を要します。 |
平常点 | 30 | 講義中の演習問題への取り組みなどを評価の基準にします。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
質問は、授業後あるいはmanaba個別指導コレクションを通じても受け付ける。
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
講義は配布資料に基づいて行う。
参考書:川瀬雅也・山川純次 著「大学で学ぶ化学」化学同人
量子論に関しては講義内で適宜紹介する。
その他特記事項