シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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情報システムの構造と理論 | 2025 | 前期 | 水2 | 理工学部 | 亀田 弘之 | カメダ ヒロユキ | 2年次配当 | 2 |
科目ナンバー
SE-IG2-7C08
履修条件・関連科目等
特になし。基礎から順に講義する。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
情報システム、すなわち、コンピュータと情報ネットワークの仕組みについて講義する。この講義を通じて、学生諸君らは、情報システムの中核となる基礎知識を知り、理解し、それらを応用する力を涵養して欲しい。具体的には、コンピュータと情報ネットワークを構成する基本的なハードウェアとソフトウェアの概説ならびに計算機によるデータ処理の仕組みについて講義をする。この講義を通じて、今日の情報社会を、コンピュータのハードウェアとソフトウェア、情報ネットワークのハードウェアとソフトウェアの観点から総合的に理解するとともに、ビッグデータやオープンデータの意義等も理解して欲しい。
科目目的
現代社会は周知のように高度情報社会であり、情報システムの高速化・高度化はもとより、情報システムの活用を前提とする社会に変貌しつつある。そのような社会的状況に鑑み、情報システムを、ハードウェアとソフトウェアの両面から俯瞰しつつ、基礎的知識の習得を目的とする。
到達目標
1. コンピュータの基本構造を、ハードウェアとソフトウェアの観点から説明できる。
2. 情報ネットワークの基本構造を、ハードウェアとソフトウェアの観点から説明できる。
3. OS(Operating systems)の存在意義・概要を説明できる。
4. プログラミング言語、ソフトウェア開発プロセスなどの用語を使い、ソフトウェア開発を説明できる。
5. モデリング言語(UMLやSysML)の基本的な図を言葉で説明できる。
6. オープンデータの意義・用途について説明できる。
授業計画と内容
第1回 情報システムとは:情報システムの定義と概要
第2回 コンピュータの基本構造:ハードウェアとソフトウェア
第3回 コンピュータの内部動作:中央演算処理装置(CPU; Central Procssing Unit)とその動作
第4回 数値・文字・画像情報の表現方法:データ表現・データ構造の基礎
第5回 プログラミング言語:種類と用途、学習方法
第6回 ソフトウェア開発・情報システム開発:開発プロセスとその概要
第7回 モデリング言語とソフトウェア開発ツール・開発環境:モデリング言語UML、SysML
第8回 仮想化技術・コンテナ技術: Docker Container
第9回 オペレーティングシステム(Operating System; OS):存在意義と概要
第10回 コンピュータネットワーク(情報ネットワーク):インターネットの概要、セキュリティ
第11回 ネットワークサービス:WWW、ブロックチェーン、メタバースなどの事例紹介
第12回 社会基盤としての情報システム(事例):実在する国内外の事例紹介
第13回 未来の情報システム:インクルーシブ社会、循環経済社会など
第14回 オープンデータとビッグデータ:テキストアーカイブ、地理空間情報など
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
・予習:講義資料を事前に読んでおき、授業の要点を把握しておくこと。
・復習:極めて重要であるので、適宜反復して行うこと。
なお、疑問等があれば、まず自分で考え、友人と議論し、それでも解決しない場合には、教員に直接あるいはメール(kameda@stf.teu.ac.jp)で問い合わせること。「これこれがわからない」ではなく、「これこれのこの部分がわからない」といった具合に、質問の要点を整理して質問すること。これは、皆さんの勉強を効果的にするためにも重要なので、厳守すること。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 60 | 「授業計画と内容」に記したすべての項目に関する理解度を評価の基準とする。 |
レポート | 40 | 第4回と第7回にレポート課題を課す。 |
成績評価の方法・基準(備考)
授業へは半数回以上出席すること。出席回数が少ないものは、不合格とする。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
その他
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業中に適宜、学生に質問・議論をする。
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキスト:講義資料。電子ファイル(PDF)を配布します。
参考文献:授業初回に紹介する。
その他特記事項
講義資料はPDFファイルで配布する。ファイルをダウンロードし、予習に活用すること。