シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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物理数学及演習2 | 2024 | 前期複数 | 月4,水4 | 理工学部 | 米満 賢治 | ヨネミツ ケンジ | 2年次配当 | 3 |
科目ナンバー
SE-PH2-2B04
履修条件・関連科目等
力学及演習1・2、物理数学及演習1、物理1、線形代数1・2、数学1・2を履修していること
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
複素関数について、各項目での講義のあと、演習で具体的に問題を解くことを通して理解を深める。複素平面や複素関数をすぐに思い浮かべられるようにする。そして慣れるまで手を使って計算する。
科目目的
複素解析は物理の諸問題を理解し、計算するために不可欠な道具である。複素関数の概念を、実際に問題を解きながら習得する。とても複雑に見える複素積分が、比較的簡単な処方箋の下で行えることを実感するようにする。
到達目標
複素解析を理解して、具体的な複素積分の計算ができるようにする。複素積分の概念は現代物理学の理論の土台になっているので、とにかく慣れるようにする。
授業計画と内容
およそ、下記の順序で講義と演習を行う。
第1回 複素数と複素平面:講義と演習
第2回 極形式:講義と演習
第3回 複素関数と整関数:講義と演習
第4回 1次分数変換:講義と演習
第5回 指数関数:講義と演習
第6回 対数関数:講義と演習
第7回 三角関数:講義と演習
第8回 べき関数:講義と演習
第9回 微分と正則関数:講義と演習
第10回 コーシー・リーマンの方程式:講義と演習
第11回 等角写像:講義
第12回 等角写像:演習
第13回 複素積分:講義と演習
第14回 コーシーの積分定理:講義
第15回 コーシーの積分定理:演習
第16回 原始関数:講義と演習
第17回 コーシーの積分公式:講義と演習
第18回 べき級数:講義と演習
第19回 テーラー展開:講義と演習
第20回 ローラン展開:講義と演習
第21回 留数:講義
第22回 留数定理:演習
第23回 留数定理の応用:演習
第24回 解析接続:講義
第25回 実積分と複素積分:講義
第26回 実積分への応用(留数定理):演習
第27回 実積分への応用(積分路):演習
第28回 実積分への応用(リーマン面):演習
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
復習は特に力を入れ、次回までに曖昧な事項や疑問点を持ち越さないようにする。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 60 | 複素平面や複素関数の概念を的確に理解しているか、複素積分を確実に実行できるかを評価します。 |
レポート | 40 | グループでの議論をしてもよいですが、最終的には自分で考えて計算の途中も示して答えに至っているかを評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/グループワーク/実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキスト:石村園子著「すぐわかる複素解析」(東京図書)