シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
入門演習 | 2025 | 後期 | 金2 | 経済学部 | 中川 康弘 | ナカガワ ヤスヒロ | 1年次のみ | 2 |
科目ナンバー
EC-AD1-01XS
履修条件・関連科目等
授業中に積極的な意見交換ができるように、日ごろから考える習慣をつけておくこと。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
<学位授与方針と当該授業科目の関連>
この科目は、協調性及び自己管理力(専門知識を活かせるだけでなく,チームワークの経験から学んで,他人と協調し,自己を管理することができる)の修得に関わる科目です。また,創造的思考力(総合的な学習体験に基づいて,ものごとを創造的に思考することができる)の修得に関わる科目です。
<概要>
テーマは、「言語・文化と異文化理解」です。ヒト、モノ、カネ、情報が行き交うグローバル化において、言語文化の多様性を尊重し、新しい社会のあり方を希求する人々の声が高まっています。その一方で、固定化された国家や民族枠組み、能力主義や家父長主義等による価値観を紐帯とする保守的な声も聞かれます。それは日本も例外ではありません。こうした問題意識に立ち、本授業では、マクロレベルとして多文化多言語状況に係る諸政策や教育政策について歴史的背景を踏まえて学び、ミクロレベルで日常のコミュニケーションを見ていきます。意見交換とレポート作成を通じて、異文化に遭遇した際の自らの立ち位置を確認するための最適解を探ります。
科目目的
・ディスカッションにより参加者のコミュニケーション力を高めていく。
・大学における学術的な研究とは何かを学ぶ。その為に以下のスキルを身に付ける。
①問題設定②資料検索③思考する④報告(PowerPointの効果的利用法)⑤レポート作成
到達目標
多様性を受け入れる意識を養うべく、授業を通して、一人ひとりが単一の価値観や権力、ステレオタイプを誘導する社会を複眼的に捉え、自らの言葉で語れるようになることを目標とします。
授業計画と内容
第1回:イントロダクション(自己紹介)・授業の見取り図
第2回:他者との出あい:「異なる」という意味
第3回:「ふさわしさ」をめぐるコミュニケーション:読めない空気
第4回:ことばというシンボル:メディア化する日常
第5回:ことばにできないメッセージ:沈黙の意味
第6回:図書館講習会(雑誌論文の検索方法を習得)
第7回:グローバル化とメディア:情報化社会と私たち
第8回:コミュニケーションの〈想像/創造する力〉:記憶の継承
第9回:英語という言語選択:外国語を学ぶ意味
第10回:スペクテーター・スポーツの異文化論
第11回:異文化としての「スピーチ」/プレゼン準備
第12回:発表準備とグループ発表
第13回:発表についてのディスカッション
第14回:まとめ
講習会に関しては日程が前後することがある。また授業の進度によって内容が変わることもありうる。
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
---|---|---|
レポート | 40 | レジュメ作成 |
平常点 | 30 | 積極的な発言 |
その他 | 30 | プレゼン評価 |
成績評価の方法・基準(備考)
授業前の準備とディスカッションへの積極的な参加、レジュメやレポートの内容と習得度などから、総合的に判断します。
※欠席は、上記の評価を得る機会を自ら放棄することになります。気を付けてください。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
タブレット端末
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
授業で使用するテキスト(必携):
『グローバル社会における異文化コミュニケーション‐身近な「異」から考える』池田理知子・塙幸枝編著、三修社
ISBN:978-4-384-05937-3C1030
その他特記事項
第1回目の授業で、授業の進め方の説明をし、報告の担当箇所を決めますので必ず参加してください。