シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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English Seminar(3) | 2025 | 前期 | 金3 | 文学部 | 板谷 洋一郎 | イタヤ ヨウイチロウ | 3年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LE-EX3-B109
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
E.M.フォースターの初期の長編小説『果てしなき旅』を読みます。物語の主人公は文学肌の青年リッキー・エリオットで、構成は3部から成っています。ケンブリッジ大学やパブリックスクールの描写、そして、作品後半のウィルトシャーの描写が特徴的です。この小説は批評の対象にされることは少ないですが、フォースターの他の作品を考える上で示唆に富む要素を含んでいます。本作を読むことで、彼の作品に馴染むきっかけにしてもらいたいと思います。
授業は演習形式で行います。初回は手短なガイダンスに続き、全体で指定箇所について内容を確認し、少し議論してみます。第2回以降は、毎回3名程度の履修者に発表をしてもらい、その後、取り扱った部分について全体で議論していきます。ある程度の長さがある小説について、毎回一定のページ数を読みこなすことが必要ですので、細部の分析というより、大筋を掴むことに重きを置きます。
科目目的
モダニズム期の英文学を代表する人物の一人である作家の作品を読み、その特徴を理解し、自分なりの解釈を見出すと同時に、作家の他の作品、あるいは、他のイギリス小説を読む機会につなげてもらうことを目指します。
到達目標
ある程度の長さがある小説を英語で読み切ることで、様々な文学作品を読む力を養成してもらいます。
授業計画と内容
第1回 ガイダンス・第1章(冒頭~p.12)学友との会話
第2回 第1章(pp.13-17)アグネスとハーバートとの会話、第2章・第3章
第3回 第4章・第5章・第6章
第4回 第7章・第8章・第9章
第5回 第10章・第11章・第12章
第6回 第13章・第14章・15章(第1部終了)
第7回 第16章・第17章・第18章
第8回 第19章・第20章・第21章・第22章・第23章(短い章中心)
第9回 第24章・第25章・第26章
第10回 第27章・第28章・第29章(第2部終盤から第3部へ)
第11回 第30章・第31章
第12回 第32章・第33章
第13回 第34章・第35章
第14回 総括・まとめ
※予定なので、若干の変更はあり得ます。
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 60 | 授業の内容を踏まえ、自らの解釈を論理的に述べることができるかを評価します。 |
平常点 | 40 | 発表や授業中の議論への参加具合で評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキスト:E.M. Forster, The Longest Journey. Edited by Elizabeth Heine, Penguin, 2006.
ISBN: 978-0-141-44148-1
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その他特記事項
特に予備知識は必要としませんが、(20世紀以降の)イギリス文化・文学に関心がある学生に受講を勧めます。