シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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English Seminar(4) | 2025 | 後期 | 金3 | 文学部 | 板谷 洋一郎 | イタヤ ヨウイチロウ | 3年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LE-EX3-B110
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
現代イギリス作家ジュリアン・バーンズ作『終わりの感覚』を読みます。作品は、すでに退職し、引退生活を送っている初老の男のもとに届いた不可思議な手紙をきっかけに、男が自らの過去を再訪することで、かつては見えていなかった部分が明らかになっていく物語です。この点、サスペンス的要素を含む作品です。この小説は150ページほどの長さですが、過去をめぐるサスペンスが深まるにつれ、時にページを遡っては、再び元のページに戻るという作業を読者に求めるようなテクストです。簡潔ながら奥深いバーンズの英文を味わいながら、ブッカー賞受賞作品を読み込んでいきます。
English Seminar (3) 同様、授業は演習形式で行います。
科目目的
現代イギリス小説を代表する人物の一人である作家の作品を読むことで、現代小説に慣れ親しむと同時に、自分なりの解釈を構築できるようになることを目指します。
到達目標
英語圏の現代小説を読み、英文読解力向上につなげること。
作品に織り込まれている時代背景や文化的事象などを捉え、理解すること。
自らの学修や他の人の発表を参考にすることで、自分なりの解釈を見出すこと。
授業計画と内容
第1回:ガイダンス・pp.3-8 冒頭部分
第2回:pp.8-19 講読、発表・ディスカッション
第3回:pp.19-30 講読、発表・ディスカッション
第4回:pp.30-41 講読、発表・ディスカッション
第5回:pp.42-53 講読、発表・ディスカッション
第6回:pp.53-63 講読、発表・ディスカッション
第7回:pp.63-72 講読、発表・ディスカッション
第8回:pp.72-83 講読、発表・ディスカッション
第9回:pp.83-95 講読、発表・ディスカッション
第10回:pp.95-105 講読、発表・ディスカッション
第11回:pp.105-115 講読、発表・ディスカッション
第12回:pp.115-126 講読、発表・ディスカッション
第13回:pp.126-137 講読、発表・ディスカッション
第14回:pp.137-150 講読、発表・ディスカッション
※予定ですので、若干の変更はあり得ます。
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 60 | 授業の内容を踏まえ、自らの解釈を論理的に述べることができるかを評価します。 |
平常点 | 40 | 発表や授業中の議論への参加具合で評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキスト:Julian Barnes, The Sense of an Ending. Vintage, 2012. (ISBN: 978-0-099-57033-2)
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参考文献(邦訳):ジュリアン・バーンズ『終わりの感覚』、土屋政雄訳、新潮社、2012年
その他特記事項
特に予備知識は必要ありませんが、(現代) イギリス文化と文学に関心がある学生に受講を勧めます。