シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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感情心理学(感情・人格心理学Ⅰ)/比較心理学 | 2025 | 後期 | 火3 | 文学部 | 野澤 光 | ノザワ ヒカル | 2年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LE-PY2-P622
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
この講義では、感情の発達について基礎的な知識を概観するとともに、最新の英語論文を紹介します。感情と情動の違いや表情の進化、社会脳をベースとした感情のマルチな過程の発達と虐待などの障害、発達障害がどのように成立するのかについても扱います。各授業の後半では、近年発表された英文論文を紹介します。
科目目的
知覚学習で学んだ心と脳の知識をベースに、感情と脳、そのメカニズムと発達過程を学ぶこと。
到達目標
基本的な知覚や感情のメカニズムとその脳の関係を理解すること。
授業計画と内容
第1回: ガイダンス
第2回: 表情と感情、情動について
第3回: 表情と感情の発達
第4回: 発達障害と脳
第5回: 発達障害と知覚認知をベースにした健診課題について
第6回: 虐待と脳
第7回: 脳活動と注意をベースにした発達障害の理解
第8回: 感情と脳との関係
第9回: 社会性と社会脳
第10回: 表情の進化
第11回: 内受容感覚と社会性、その生涯
第12回: 注意の発達とその障害の最新資料を読む
第13回: これまでのまとめ
第14回: 質疑応答と理解のチェック
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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中間試験 | 25 | 授業で習った基本的な概念の把握。 |
期末試験(到達度確認) | 25 | 授業で習った基本的な概念の把握。 |
レポート | 25 | 授業で学習したことをベースに、心理学的事象を説明すること。 |
平常点 | 25 | 毎回の授業に的確なコメントを作成して提出すること。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション/実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
J.アトキンソン著 金沢創・山口真美監訳『視覚脳が生まれる:乳児の視覚と脳科学』北大路書房、山口真美『赤ちゃんに学ぶ「個性」はどこから来たのか』講談社、山口真美『発達障害の素顔』講談社ブルーバックス
その他特記事項
〈履修者への要望〉授業前に各自資料を取り、目を通してから参加すること。