シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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海外インターンシップ実習 | 2025 | 夏季集中 | 他 | 経済学部 | 松村 みか | マツムラ ミカ | 2年次配当 | 2 |
科目ナンバー
EC-TR2-93XX
履修条件・関連科目等
海外インターンシップ演習(後期・月曜日3限)を履修する学生を対象とします。
授業で使用する言語
日本語/英語/その他
授業で使用する言語(その他の言語)
タイ語、インドネシア語
(あいさつ程度)
授業の概要
<学位授与方針と当該授業科目の関連>
この科目は、協調性及び自己管理力(専門知識を活かせるだけでなく、チームワークの経験から学んで、他人と協調し、自己を管理することができる)の修得に関わる科目です。また、創造的思考力(総合的な学習体験に基づいて、ものごとを創造的に思考することができる)の修得に関わる科目です。
<概要>
海外インターンシップ演習で学んだ後、インドネシア・タイなどで起業した中央大学OG、OBの会社で仕事を経験します。演習の講義で疑問に思ったことなどを現場で働く先輩にぶつけ、積極的に国際社会に生きる日本人の生き様を学び取ってください。
海外インターンシップの期間は8月中旬(前期追試験期間後)~9月中旬(後期授業開始前)の10日間程度です。渡航先はインドネシア(配車会社)とタイ(スポーツジム)とマッチングを行い決定します。業務内容は企画、宣伝、顧客対応、営業、経理などです。さまざまな学生の希望にこたえるよう中大の先輩が手作りでプログラムを検討してくれます。社長は日本人ですが、ともに働く現地社員と交流ができます。言語は英語ご現地語、日本語です。学生の希望も考慮しますが、受け入れ先のニーズを踏まえてのマッチングになりますので、どちらでも柔軟に対応できる学生を希望します。
海外インターンシップ実習(東南アジア)では過去に外部業者への委託実施したこともありましたが、個別に中大OBOGを訪問して仕事体験させてもらう学生もいました。2025年度は、中大OBOGのご厚意により学生を受け入れていただきます。他の海外インターンシップと異なる特色は以下のとおりです。
①学生の自主的な参加によりプログラムを企画運営できる
②航空券・宿泊費・国内移動費・食費のみで参加できる
③参加後の課題提出で中央大学の2単位が得られる
上記は、言い換えれば受け身では参加できないということです。学生自身が積極的に準備をすることが求められます。ただし、担当教官や大学事務局職員も現地入りしますので、勤務の振り返り議論や日常生活に関する相談などはきめ細かく対応します。
なお、本件は「研修」「実習」という認識であり、就労ビザは取得せず労働報酬はありません。
※産学協議会の分類上、「タイプ2」に相当します。
科目目的
海外インターンシップ演習を履修した学生に限定したコースです。
約10日間から2週間でインドネシアまたはタイに渡航し、中央大学OBOGの経営する会社で働かせていただきます。時期は8月中旬(前期追試験期間後)~9月中旬(後期授業開始前)です。
演習では、文化的背景や経済状況の違う東南アジアで働くことで、日本とは異なる就労形態や生活習慣を学びます。就労意識や商習慣の違いや、ライフワークバランスなどについても多くの発見があると思いますので、自分なりに深く考えてみてください。できるだけ多くのカルチャーショック、驚きを体感して、考えるテーマを拾ってください。それを学生同士で議論したり、受け入れ先の先輩や同僚とも話し、多様な考えや生き方について学ぶとともに、大学卒業後の自分の将来についても考えてみてください。
将来海外で働くことがなくても、すでに日本国内ではグローバル化が進んでいます。ホテルや福祉施設、建設現場などで働くアジアの方々も大勢いますので、アジアで就労経験を得ることは相互理解を深めるためにも重要なことだと考えます。
到達目標
海外インターンシップ実習で着目して欲しい課題は、以下の点です。
①仕事の内容:与えられた業務内容を理解し誠実に実行していくこと
②仕事の同僚:現地の社員の方たちとコミュニケーションをとること
③学生同士の協力:渡航計画や様々な情報共有について協力し合うこと
④異文化理解:仕事以外の歴史・文化・芸術などにも興味をもつこと
日誌をつけ、最後にはレポート提出していただきます。
授業計画と内容
夏休みに実施します。
就業地:インドネシア(ジャカルタ)、または、タイ(バンコク)
渡航先の決定方法:学生の希望と企業のニーズでマッチング
費用:渡航費(航空運賃・宿泊費・食費・移動費など)は学生の自己負担です。
日程:8月中旬(前期追試験期間後)~9月中旬(後期授業開始前)の10日間程度(詳細未定)
就業内容:企画、広報、顧客対応、営業、経理、など
言語:英語、現地語、日本語
課題:業務の振り返り議論参加、レポート提出など
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
現地の地図や現地語のあいさつなどについて事前に勉強してください。
渡航中は日誌の記録、帰国後にはレポートの提出を課します。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。担当教員の指示に従ってください。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 80 | 渡航中の行動 |
その他 | 20 | レポート |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
タブレット端末
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
1985年の青年海外協力隊に参加して以降、社会経済分野を専門とする国際開発コンサルタントとして、農村開発、農業、道路、電力、給水、医療、ジェンダーなど横断的な事業の開発調査・実施・評価に携わってきました。主な業務対象国はインドネシア、フィリピン、カンボジア、ベトナム、タイ、マレーシア、ネパール、インド、パキスタン、モンゴル、パレスチナ(イスラエル)、エチオピア、ザンビア、ボリビア、パラグアイ、ポーランドなどです。
また、経済小説家として発展途上国を舞台にしたビジネス小説をKADOKAWA、中央公論新社などから出版しています。
授業では、アジア諸国の社会経済のみならず海外駐在の現状について学ぶため、開発コンサルタントとしての豊富な駐在や出張の実務経験が講義に役立ちます。
以下は、これまでの所属先です。現在はフリーの開発コンサルタントとして仕事をしています。
1985年 青年海外協力隊 (日本語教師)
1990年 一般財団法人日本総合研究所 (旧ソ連・東側諸国への市場経済化支援担当)
1992年 海外貨物検査株式会社 (農産物流通改善・市場経済化担当)
2001年 株式会社コーエイ総合研究所 (社会・経済専門家)
2018年 エイト日本技術開発 (社会・経済専門家)
2019年 中央大学経済学部客員講師
受賞歴:第一回城山三郎経済小説大賞(2008年)
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
海外渡航時のアドバイスを行います。
テキスト・参考文献等
参考図書
タイ・シンガポール・インドネシアの地図、情報誌など