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シラバスデータベース|2025年度版

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ホーム > 講義詳細:脳・神経科学

シラバス

授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科など 担当教員 教員カナ氏名 配当年次 単位数
脳・神経科学 2025 前期 木3 理工学部 山下 晶子 ヤマシタ アキコ 2年次配当 2

科目ナンバー

SE-BI2-9C14

履修条件・関連科目等

生物学一般についての知識を身につけておくと授業の理解が容易となります。
例えば、以下のサイトが講義内容に関係あります。

生命科学教育シェアリンググループ

http://life-science-edu.net

Main Menuのうち

体温

神経、電解質、物質の移動

骨・筋

生理学6級 
  16 神経系のイントロダクション(7級)
  
生理学準6級
  31 内分泌/下垂体前葉が関与するホルモン(準6級)
  32 内分泌/下垂体後葉/オキシトシン(準6級)
  33 内分泌/下垂体があまり関与しないホルモン/他(準6級)
  44 神経系/概論(準6級)
  45 神経系/活動電位とシナプス(準6級)
  46 神経系/シナプス伝達の特性(準6級)
  47 神経系/伝導の特性(準6級)
  48 中枢神経系(準6級)
  49 感覚/嗅覚・味覚(準6級)
  50 感覚/視覚/一般(準6級)
  51 感覚/視覚/ビタミンA(準6級)
  52 感覚/聴覚・平衡感覚/耳の基本的構造と機能(準6級)
  53 神経系/自律神経(準6級)
  54 骨・筋/筋/イントロダクション(準6級)
  55 骨・筋/骨・軟骨(準6級)
  56 筋と神経(準6級)

生理学6級
  14 血圧(6級)
  15 血管(6級)
  16 血圧の内分泌、自律神経による調節(6級)
  19 呼吸調節・呼吸反射(6級)
  29 熱産生と放熱(6級)
  32 泌尿器/膀胱(6級)
  35 内分泌/下垂体があまり関与しないホルモン/血糖、食欲(6級)
  36 内分泌/情報伝達の生化学(6級)
  37 内分泌/下垂体が関与するホルモンの調節(6級) 
  38 内分泌/甲状腺・副腎皮質・性腺の概論(6級)
  39 内分泌/性ホルモン(6級)
  43 神経系/伝導の特性(6級)
  44 神経系/シナプス伝達の特性(6級)
  45 反射(6級)
  46 中枢神経系(6級)
  47 神経・筋のイオンチャンネル(チャネル)(6級)
  48 脳神経(6級)
  49 感覚/皮膚・味覚(6級)
  50 感覚/視覚/焦点(6級)
  51 感覚/視覚/ビタミンA(6級)
  52 感覚/視覚/視野・眼房水(6級)
  53 視覚伝導路(6級)
  54 感覚/聴覚・平衡感覚/耳の解剖(6級)
  55 感覚/聴覚・平衡感覚/耳の機能(6級)
  56 自律神経(6級)
  58 骨・筋/収縮(6級)
  59 筋と神経/筋紡錘・腱紡錘(6級)
  60 神経筋単位(6級)
  62 筋と神経/錐体外路(6級)

生理学準5級
  6 心筋(準5級)
  9 心電図:誘導(準5級)
  10 心電図:病態(準5級)
  22 骨・筋/収縮(準5級)
  23 骨・筋/骨・筋・軟骨(準5級)

生理学5級
  7 軸索と支持細胞(5級)
  8 脊髄伝導路(5級)
  9 聴覚の検査(5級)
  10 骨・筋/骨・筋・軟骨(5級)
  14 呼吸調節(5級)

今回の授業の基本となる内容なので、授業前に自学自習しておくことをお勧めします。

授業で使用する言語

日本語

授業で使用する言語(その他の言語)

Classes will be held in Japanese.
If you would like PDF lecture materials in English or Korean, please apply directly to me.

授業の概要

神経系の解剖学・生理学・生化学・薬理学といった基本的な知識を元に、運動系(出力)と感覚系(入力)、自律神経系のよるホメオスタシス維持機構という神経機能を理解し、発達、老化に関する神経系の時系列変化特性を学習する。次に睡眠や生殖、摂食という、ヒトが生物として生きていくために必要な本能行動、続いて、ヒトが人間として生きていくために必要な学習、記憶、コミュニケーションという高次機能や言語機能についての理解を深める。また、腫瘍、発達障害やアルツハイマー病、パーキンソン病などの変性疾患を含む主な神経疾患や統合失調症や感情障害(うつ病や躁病)などの精神疾患、薬物濫用についての知識を得る。さらに先端医療であるAIを用いた医療、再生医療、機能脳神経外科についても学ぶ。
以上の講義を通じて、人間の「こころと身体」について自分なりの考えを持てることを目指して授業を進めていく。

科目目的

・脳・神経系の構造と機能、生化学、薬理学的基礎および臨床応用的知識を身につけ、神経系の疾患や機能障害について理解することを目的とする。
・神経系の基礎と臨床応用を学ぶことで、生命科学や医療工学についての理解が深まりることができることを目的とする。

到達目標

神経系の構造や機能について学習し、感覚・運動や生殖、睡眠、摂食、学習などの生命機能を制御する脳・神経系の働きだけを理解する。さらに、脳・神経系が関わる神経障害や精神疾患、その克服に向けたAIや機能外科などの医療工学についても自己の見解を持つ。

授業計画と内容

1.神経系の機能と構造
2.薬物動態と精神薬理学
3.入力系1:感覚総論・視覚
4.入力系2:体性感覚と痛み・聴覚・平衡感覚・化学感覚(味覚と嗅覚)
5.出力系:運動
6.飲水・摂食・ホメオスタシス
7.(オンデマンド授業)性行動・生殖機能・出産・保育行動・発生
8.意識・睡眠と覚醒・サーカディアンリズム
9.学習・記憶
10.言語性/非言語性コミュニケーション
11.神経疾患(腫瘍・てんかん・パーキンソン病・ハンチントン舞踏病・アルツハイマー病などの痴呆・コルサコフ症候群・牛海綿状脳症)
12.精神疾患(統合失調症・感情障害・不安障害・自閉症、注意欠陥・多動障害(AD/HD)・ストレス障害)
13.薬物濫用(覚醒剤・ニコチン・アルコール・大麻・カフェイン)
14.医療でのAIの利用・機能脳神経外科・再生医療

授業時間外の学修の内容

指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/その他

授業時間外の学修の内容(その他の内容等)

授業前にmanabaに掲載する授業資料に目を通し、内容の概要を把握して授業に臨むこと。
授業後は、各授業の最後に提示される「まとめ」項目について説明を作成し、復習する。
予習・復習には4時間の自習時間が必要である。
心や脳、精神医学、人工知能に関する書籍を読むことを推奨する。

授業時間外の学修に必要な時間数/週

・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。

成績評価の方法・基準

種別 割合(%) 評価基準
期末試験(到達度確認) 50 manabaを利用した選択式オンライン試験
レポート 36 神経・精神疾患を選び、その発症機序や症状、治療法についてまとめる。
平常点 14 授業の最後で2、3分程度でできる簡単なクイズを行います。

成績評価の方法・基準(備考)

レポート
神経・精神疾患から一つ選択し、レポートを作成する。
神経障害疾患の例 腫瘍・けいれん性発作(てんかん)・脳血管障害(脳梗塞・脳出血)・変性疾患(パーキンソン病・ ハンチントン舞踏病・アルツハイマー病・コルサコフ症候・BSE)
精神疾患の例 統合失調症・感情障害(うつ病・躁病)・自閉症・注意欠陥他動障害(ADHD)・ストレス障害・薬物障害

例えば、「変性疾患」全体をテーマに選んでも良いし、変性疾患の中の「パーキンソン病」だけをテーマに選んでも良い。レポートは日本語、英語、韓国語のどれかの言語で書くこと。

課題や試験のフィードバック方法

授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う

課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)

各授業の最後に「まとめ」を提示する。「まとめ」を参考に、を授業で学んだことを自分でまとめ、説明できるように復習を行う。
「まとめ」の説明を自分作成し、質問があればメール(namikawa.akiko@nihon-u.ac.jp)すること。個別の問題に関しては個別にメールで返答するが、誤解しやすい点など、全員に知らせるべきであろうと判断した問題点については、授業の最初に取り上げて概説を行う。

アクティブ・ラーニングの実施内容

実施しない

アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)

授業におけるICTの活用方法

実施しない

授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)

実務経験のある教員による授業

いいえ

【実務経験有の場合】実務経験の内容

【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容

テキスト・参考文献等

manabaにアップした資料をあらかじめ各自ダウンロードし、授業の時に用いること。

参考図書:
N. R. Carlson & M. A. Birkett著 中村克樹監訳 カールソン神経科学テキスト ー脳と行動ー 原書13版 19,800 円 (丸善) ISBN: 978-4621307656

甘利俊一著 「脳・心・人工知能 数理で脳を解き明かす (ブルーバックス)」972円(講談社)ISBN: 978-4062579681

志村 二三夫・岡 純・山田 和彦 編集 「解剖生理学 人体の構造と機能 改訂第2版 (栄養科学イラストレイテッド) 」 3,190円(羊土社)ISBN: 978-4758108768

中村 桂子・松原 謙一 訳 「Essential細胞生物学(原書第5版) 」 8,800円(南江堂)ISBN:978-4524226825

井村裕夫 著 進化医学 人への進化が生んだ疾患 4,500円(羊土社)ASIN ‏ : ‎ B0B13W2231

その他特記事項

参考URL

一歩一歩学ぶ生命科学 

基本的な内容を自学自習することができる。

http://life-science-edu.net

日本脳科学学会連合のトピックスを取り上げて説明している。入門として優れている。

http://www.brainscience-union.jp/trivia

脳科学辞典 (wikiという名称であるが、研究者が責任をもって各ページを執筆しているので引用サイトとして利用できる。)

https://bsd.neuroinf.jp/wiki/

脳神経外科学会の一般向け情報

http://square.umin.ac.jp/neuroinf/brain/index.html

http://square.umin.ac.jp/neuroinf/medical/index.html

神経内科学会の一般向け情報

https://www.neurology-jp.org/public/disease/index.html

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