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シラバスデータベース|2025年度版

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ホーム > 講義詳細:西洋史演習(1)B(5)B/西洋史演習(1)(4)(後期)

シラバス

授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科など 担当教員 教員カナ氏名 配当年次 単位数
西洋史演習(1)B(5)B/西洋史演習(1)(4)(後期) 2025 後期 水3 文学部 松原 俊文 マツバラ トシブミ 3年次配当 2

科目ナンバー

LE-WH3-H822,LE-WH4-H922

履修条件・関連科目等

高校「世界史B」(2022年度以降「世界史探求」)程度の古代ローマ史の知識を前提とする。

授業で使用する言語

日本語

授業で使用する言語(その他の言語)

授業の概要

ローマ帝国は古代世界における西半球最大の国家であり、西ヨーロッパから中近東、黒海沿岸から北アフリカにまたがる広大な地域を版図に含んでいた。ローマの影響下にあった地域では、その物質文化のみならず、制度やシンボリズムといった精神文化も現在に至るまで様々に受容されている。ゆえに当該地域を学ぼうとする者にとって、「ローマ」は一度は通らねばならない道であろう。本演習では、この長い歴史をもつ文明に関する英語文献を講読しつつ、ローマ史上の重要なテーマを学ぶ。

科目目的

古代ローマ史に関する英文テキストの講読を通じて、英語で書かれた西洋史関連の研究文献の精読力と速読力を習得することを目的とする。

到達目標

本授業は、以下を到達目標とする。
・ 英語長文の論旨と文脈を正確に捉えられるようになること。
・ 古代ローマ史に関する問題と近年の研究動向を把握し、それに対する取り組み方を身につけること。

授業計画と内容

第 1回 イントロダクション:テキスト配布・予習方法の説明
第 2回 テキスト講読:問題の背景説明・イントロダクション講読
第 3回 テキスト講読:イントロダクションの解説と質疑
第 4回 テキスト講読:第一節の講読
第 5回 テキスト講読:第一節の解説と質疑
第 6回 テキスト講読:第二節の講読
第 7回 テキスト講読:第二節の解説と質疑
第 8回 テキスト講読:第三節の講読
第 9回 テキスト講読:第三節の解説と質疑
第10回 テキスト講読:第四節の講読
第11回 テキスト講読:第四節の解説と質疑
第12回 テキスト講読:第五節の講読
第13回 テキスト講読:第五節の解説と質疑
第14回 テキスト講読:結論の講読・解説と質疑
(授業の進み具合に応じて、スケジュールは適宜調整する)

授業時間外の学修の内容

指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/その他

授業時間外の学修の内容(その他の内容等)

文章を読む上で重要なのは、単語を逐語的に追うことではなく、文脈と論旨を正確に捉えること、つまり言葉と言葉のつながり、文章と文章のつながりを読み取ることである。したがって本授業では全員が前もって英文テキストを下読みし、できるだけ内容を把握しておく必要がある。

1. 毎回英文テキストの和訳を事前課題として出す。受講生はあらかじめ指定された講読予定箇所を和訳し、授業日までにmanabaのレポートボックスに提出すること。固有名詞・事項・専門用語などで不明なものについてもできる限り調べておくこと。本授業の事前学習時間は2~3時間を標準とする。
2. 機械翻訳(自動翻訳ツール、生成AI等)の使用や他人の訳の写しは不可とする。
3. 事前の和訳提出と当日の教場授業への参加をもって、1回分の出席とみなす。
4. 授業後は誤読していた箇所を重点的に読み直して、論旨を再確認すること。

授業時間外の学修に必要な時間数/週

・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。

成績評価の方法・基準

種別 割合(%) 評価基準
平常点 100 事前の和訳提出を前提とした授業参加度で算定する。

成績評価の方法・基準(備考)

課題や試験のフィードバック方法

授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う

課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)

1. 毎回授業の冒頭で、前回課題の誤訳・誤読の目立った箇所について解説を行う。
2. manabaの掲示板や個別指導(コレクション)で質問や提言等があった場合は、個別にフィードバックを行う。

アクティブ・ラーニングの実施内容

PBL(課題解決型学習)/プレゼンテーション

アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)

1. 授業は任意の受講生にテキストを和訳してもらい、訳や内容に関して解説を行う形で進める。視覚教材も適宜使用する。
2. 内容や英文法に関して受講生に質問を行い、正しく理解しているか確認する。

授業におけるICTの活用方法

実施しない

授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)

実務経験のある教員による授業

いいえ

【実務経験有の場合】実務経験の内容

【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容

テキスト・参考文献等

教科書は使用しない。Blackwell Companions to the Ancient Worldシリーズから、古代ローマ史を扱ったテキストを配布する。

その他に人名や地名に関する一般的な参考文献として:
・ バウダー編『古代ローマ人名事典』『古代ギリシア人名事典』 原書房、1994年
・ タルバート編『ギリシア・ローマ歴史地図』 原書房、1996年
・ 松原國師『西洋古典学事典』 京都大学学術出版会、2010年
・ Hornblower, S., Spawforth, A. (eds.), Oxford Classical Dictionary (4th ed.), Oxford, 2012.
・ Cancik, H., Schneider, H. (eds.), Salazar, C. F. (Eng. ed.), Brill’s New Pauly, Leiden, 2002-2010.
・ Gagarin, M. (ed.), The Oxford Encyclopedia of Ancient Greece and Rome, Oxford, 2010.

その他特記事項

・ 毎回の授業に英和辞書を持ってくること。辞書の指定はないが、収録語句20万語以上の辞書(リーダーズ英和辞典、ジーニアス英和大辞典、研究社新英和大辞典等)、もしくはそれに相当する電子辞書が望ましい。
・ manabaからのメールの受信設定をして、コースニュースや個別指導(コレクション)による教員からの連絡をすぐに確認できるようにすること。

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