シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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English Writing | 2025 | 通年 | 火4 | 文学部 | 須藤 彩子 | ストウ アヤコ | 2~4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LE-EN2-SE71,LE-EN2-SE72,LE-EN2-SE73,LE-EN2-SE74
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
教科書と副教材を使って、英作文のルールを確認し、自由作文という応用につなげていく。学生は毎回、PCを使用して作文課題を提出すること。
教科書の説明は教師が行うが、学生側も、豊富な練習問題に取り組み、提示されている作文課題をこなし、自ら英語の文章の書き方を体得していくことが望まれる。
科目目的
この科目は、学生が現在までに英語表現のクラスなどで培ってきた英語力を土台として、成人・社会人として活躍するときに書くことができるように、成人・社会人にふさわしい英語の文章とは何かを知り、ルールにしたがって英語の文章を書けるようにすることを目的としている。
到達目標
この科目では、以下を到達目標とします。
*英語として「まとまったパラグラフ」を書けるようになること。
*タイトル・イントロダクション・トピック・センテンス・サポーティング・センテンス・コンクルーディング・センテンスを備えた文章を、ふさわしい形式で書けるようになること。
*限られた形式のなかでも、自分のオリジナリティーや主張を明確に出せるようになること。
*自分の書いた英文を直すなかで、英語の土台部分の力を向上させること。
授業計画と内容
教科書はおおむね二回の授業につき一課進む予定。随時、補完プリントを投入する。ときどき練習問題を宿題にする。様子を見ながら教科書の進度をあげることも考えている。前期は主に英作文のルールとパラグラフの基本的な情報構造を学び、後期は演習を行う。様々なトピックの作文を仕上げていきたい。毎回、授業の後半20分前後を使って、短い課題を書いて提出してもらう。(課題に対しては、講評や解説の時間を設ける。特に後期、応用作文において、個別の添削や返却も随時行う。)
前期 第1回: イントロダクション。
第2回: パラグラフは「段落」じゃない (テキスト第1課)
第3回: 英語らしいパラグラフとは (第1課続き)
第4回: 主題文で要点を宣言 (第2課)
第5回: トピック・センテンスを書いてみる (第2課続き)
第6回: 指示文で強力にサポート(第3課)
第7回: サポーティング・センテンスやタイトルを書いてみる(第3課続き)
第8回: 結論文で念押し (第4課)
第9回: 結論文を書いてみる (第4課続き)
第10回: ブレインストーミングをして、パラグラフを書いてみよう (第4課続き)
第11回: (この回より、実践編)その街のどこが好きですか? (第5課)
第12回: 自分の好きな街について書き、文章に修正をかける (第5課続き)
第13回: 今、何に力を入れているの? (第6課)
第14回: 自分がはまっていることを説明する (第6課続き)/ 総括・まとめ
後期 第1回(通算15回): 前期の復習と後期授業のイントロダクション
第2回(16): 学校に部活動なんていらない? (第7課)
第3回(17): いろいろな問題に関して、自分の意見を表明する (第7課続き)
第4回(18): 悪徳商法に引っかからないために (第8課)
第5回(19):自分がよく知っていることについて、手順指示やアドバイスの文を書く(8課続き)
第6回(20): 実家からの通学と一人暮らし (第9課)
第7回(21): 似ているものを比較する文章を書く (第9課続き)
第8回(22): 日本の文化 (第10課)
第9回(23): 日本の食べ物やお祭りを説明する文を書く (第10課続き)
第10回(24): 忘れられない、あの出来事(第11課)
第11回(25): 楽しかった経験を語る (第11課続き)
第12回(26): データにみる世界の現状 (第12課)
第13回(27): データを英文に起こす方法を学ぶ(第12課続き)
第14回(28): データをもとに、自分の意見を明らかにする (第12課続き)/ 総括・まとめ
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
(課題提出について)毎回、授業時間内の課題提出がある。それに加え、必要に応じて、授業時間外課題(=宿題)の提出を求めることがある。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり1時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 70 | 前期1回、後期1回、合計で2回の期末試験の点数。前期は基礎的な英作文ができるかどうか、後期はよりオリジナリティーも内容のレベルも高い英作文が書けるかどうか。どちらか一方でも試験を欠席した場合は失格。0点。また、前期であれ後期であれ半期内に5回以上欠席した場合も失格。試験を受ける権利を失い、この科目は即、不合格となる。なお、平常点の欄でも明記しているが、半期で4回欠席した場合、その期の期末試験で86点以上を取らないと単位取得は不可能となる(平常点30パーセント分が0パーセントになるため、総合して60点になるためには試験だけで86点を取る必要がある) |
平常点 | 30 | 積極的な「授業参加」と授業内・外の「課題提出」(授業内課題や宿題)。出欠席・遅刻・早退の状況。授業中の質疑応答や言語活動に参加し、毎回課す短い授業内課題にベストを尽くすこと。また、前期であれ後期であれ、半期に4回欠席した時点で平常点を0点とする。つまり、平常点の「全体の30パーセント分」が「0パーセント」となり、この時点で試験はまだぎりぎり受けることができるが、単位取得のためには最低でも86点が必要となる。86点を取れない場合は落ちることになるので注意。5回欠席した場合、5回欠席欠席と同時に、期末試験を受ける権利を失い、不合格が決定する。 |
成績評価の方法・基準(備考)
半期に5回欠席した者は、たとえ、それが後期で、前期には出席基準を満たしていたとしても、不合格とする。また、極端に期末試験の成績が悪い場合、出席良好であっても不合格となるので、十分に試験勉強をして2回の期末試験を受験すること。
(重要***)
欠席回数は厳密にカウントする。就職活動や教職の実習で欠席する場合も、欠席「回数」としてはカウントする。クラスメイト(とくに2年生のクラスメイト)との公平性の点から、たとえ就職活動の面接や教育実習や介護実習であっても回数の減殺や帳消しは行わない。就職活動や教育実習や公認会計士の合格後研修を控えている人は、欠席回数がそれぞれの学期で3回を超えないように自らの責任でコントロールすること。それが無理な場合は、単位が取得できなくなってしまうので、この授業の受講を再考すること。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
①主教材(紫色のテキスト)『パラグラフ構成要素から学べるライティング入門:Writing Accelerator (2024)』(静 哲人著、松柏社、2024年発行)(この教科書は、Writing Facilitatorという教科書の続編である。名前も新しくなっているし、何よりも、内容が一新されているので、旧版(黄色の表紙)は使えない。授業で使うのは、表紙が「紫色と黒」の教科書である)。教科書を手に入れるときには、必ず、表紙の「紫色」と、「ACCELERATOR」というタイトルを確認すること。
②副教材として、随時プリントを配る(試験範囲となる)
その他特記事項
全出席と課題の全提出を前提とする。質問歓迎。不安があれば、早めに相談を。