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シラバスデータベース|2025年度版

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ホーム > 講義詳細:ジェンダー論

シラバス

授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科など 担当教員 教員カナ氏名 配当年次 単位数
ジェンダー論 2025 前期 木5 文学部 黒岩 裕市 クロイワ ユウイチ 1~4年次配当 2

科目ナンバー

LE-GN1-T701

履修条件・関連科目等

授業で使用する言語

日本語

授業で使用する言語(その他の言語)

授業の概要

この講義のテーマである「ジェンダー」とは、社会的に構築される性差と説明されるものであるが、その性差(「男らしさ」や「女らしさ」、男性の役割や女性の役割とみなされるもの)は規範となり、私たちの身体や振る舞い、生き方や関係性を、「望ましい」「自然な」ものと、「奇妙な」「おかしな」ものに区分する機能をもつ。この講義ではジェンダーにまつわる諸問題を今日的な視点から問いなおすことを目的とするが、対象があまりにも広いため(ジェンダー規範は「性」とは無関係に見える領域を含め、社会のすべてに浸透している)、授業の前半で「フェミニズムの歴史と現在」、後半で「クィア・スタディーズの取り組み」を大きなテーマとする(もちろんこの2つのテーマは密接に関連するものである)。それぞれ5回かけて、ジェンダー規範の問題性を検討したうえで、それに対する抵抗や交渉の軌跡をたどり、その可能性や限界について考察したい。また、ゲスト講師を招く回を前半に1回予定している。

授業の配布物、課題等はmanabaを通して配布する/提出してもらう(教室では紙でのやり取りは基本的には行なわない)。授業に関する連絡もmanabaの「コースニュース」で行なうため、学期中はmanabaを日常的にチェックすること。

科目目的

ジェンダーに関して「あたりまえ」や「普通」とみなされていることの前でいったん立ち止まり、再検討するようになること。

到達目標

他人事としてではなく、自分のこととして(自分自身と関連づけて)ジェンダーの諸問題を考えられるようになること。

授業計画と内容

第1回 ガイダンス
第2回 フェミニズムの歴史と現在①――第一波フェミニズム
第3回 フェミニズムの歴史と現在②――第二波フェミニズム
第4回 フェミニズムの歴史と現在③――「ポストフェミニズム」をめぐる議論
第5回 フェミニズムの歴史と現在④――性差の再強化? 「女子力」の語られ方
第6回 ゲスト講師による講義――性教育への「バックラッシュ」
第7回 フェミニズムの歴史と現在⑤――「バックラッシュ」への抵抗
第8回 第2回~第7回までのまとめ+「理解する」ということの問題性について
第9回 クィア・スタディーズの取り組み①――その始まりとエイズ・アクティヴィズム
第10回 クィア・スタディーズの取り組み②――境界を攪乱する?(1) ジュディス・バトラーの議論
第11回 クィア・スタディーズの取り組み③――境界を攪乱する?(2) イヴ・コゾフスキー・セジウィックの議論
第12回 クィア・スタディーズの取り組み④――「クィア」の主流化、「LGBT」の可視化(1) ポップカルチャーにおける「クィア」
第13回 クィア・スタディーズの取り組み⑤――「クィア」の主流化、「LGBT」の可視化(2) 理論的考察+第9回~第13回までのまとめ
第14回 授業全体の総括と振り返り+「普通」なるものの問題性について

授業時間外の学修の内容

指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと

授業時間外の学修の内容(その他の内容等)

授業のレジュメや資料をよく読み、課題に取り組むこと。

授業時間外の学修に必要な時間数/週

・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。

成績評価の方法・基準

種別 割合(%) 評価基準
レポート 70 学期末レポート
平常点 30 授業中に行なう課題

成績評価の方法・基準(備考)

「平常点」とは「課題」を指す。いわゆる「出席点」ではない。授業中の課題を3分の1以上提出していない(5回以上提出していない)受講生は単位放棄とみなし、学期末のレポートの提出を認めない。
「学期末レポート」はmanabaを通して提出してもらう。
この授業は対面で行なうが、授業中の課題はmanabaで解答してもらう。スマホで構わないので、受講生はmanabaに接続できる環境を整えておくこと。なお、授業の進度に合わせて、解答時間を設定するため、課題提出の時刻は毎回の授業で異なる(とはいえ、授業中に指示し、解答する時間を取るため、授業に参加していれば、混乱することはないだろう)。

課題や試験のフィードバック方法

授業時間内で講評・解説の時間を設ける

課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)

アクティブ・ラーニングの実施内容

実施しない

アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)

授業におけるICTの活用方法

実施しない

授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)

実務経験のある教員による授業

いいえ

【実務経験有の場合】実務経験の内容

【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容

テキスト・参考文献等

教科書(テキスト)は用いない。レジュメ・資料はPDFのファイルでmanabaを通じて配信する。
原則として、教室で紙の形態でレジュメや資料を配布することはない。受講生は各自でレジュメをプリントアウトして教室に持参するか、PCやタブレットにダウンロードして教室で参照できるようにすること。

参考文献は授業中に紹介する。

その他特記事項

講義で取り上げる資料には性的表現を用いたものもある。もっとも、「性的」とは何かということを問いなおすようなものでもあるのだが、履修に際してはこの点に十分に注意すること。
質問は、manabaの「個別指導」で受け付ける。

参考URL

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