中央大学

シラバスデータベース|2025年度版

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ホーム > 講義詳細:比較文学

シラバス

授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科など 担当教員 教員カナ氏名 配当年次 単位数
比較文学 2025 後期 火5 文学部 別役 昌彦 ベッチャク アキヒコ 3・4年次配当 2

科目ナンバー

LE-LT3-U403

履修条件・関連科目等

授業で使用する言語

日本語

授業で使用する言語(その他の言語)

授業の概要

「文学」が民衆によって作られ、彼らのあいだで流通し伝承されていく場合、そこに語られる歴史、習俗、宗教などを通して民衆の心を理解することができると思います。そうした文学のうち、特に口承文学である民謡を取り上げ、民謡が歌い継ぐ主題に着目し、民衆の目から見た社会と歴史を理解して行きたいと思います。日本についても論じますが、ヨーロッパを中心に各国の民謡研究の発展を見ていき、講師の専門であるフランスのケルト地域、ブルターニュの事例を多く取り上げます。

科目目的

社会的・心理的な要素が民衆の世界観を形作っており、そこに生まれてくる文化的多様性の理解を目指したいと思います。

到達目標

民衆文学の成り立ちを理解することで、世界を成り立たせる歴史や文化認識の多様性を理解し、日本人である自分自身を相対的に認識できるようになってほしいと思っています。

授業計画と内容

基本的には以下のような内容を想定していますが、状況に応じて変化することも考えられます。

1)ガイダンス/簡単な「民謡」の定義について
2)『オシアン』以前(中世における「レ」、「民衆歌」等)
3)『オシアン』以降(ヨーロッパ各国に与えた影響)
4)欧米における民族意識の高揚と「国民歌」としての民謡の「発見」
5)研究対象としてのとしての「民謡」
6)二次大戦後の「民謡」をめぐる状況
7)1980-90年代の「ワールド・ミュージック」ブームと「民族音楽」概念の確立 
8)日本における「民族音楽」:研究史、具体例(沖縄音楽、津軽三味線、石見神楽等)、
9)ブルターニュにおける「民謡」と「民族音楽」(分類・種別・地域性)
10)研究史(1):18-19世紀初頭
11)研究史(2):19世紀後半―現代
12)ブルターニュにおける「民族楽器」と楽曲のレパートリー
13)ブルターニュ民族音楽と「フランス民族音楽」および他のヨーロッパ諸国との影響関係
14)まとめ
(授業回は大体の目安であり、履修者の人数や理解度によって内容を追加・変更することがあります。)

授業時間外の学修の内容

授業終了後の課題提出/その他

授業時間外の学修の内容(その他の内容等)

授業で紹介した音楽や、テーマに即したドキュメンタリ―動画を視聴していただいたり、指定する参考図書などを授業時間外に読んでいただきます。

授業時間外の学修に必要な時間数/週

・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。

成績評価の方法・基準

種別 割合(%) 評価基準
レポート 60 学期末に提出していただくレポートが評価対象となります。与えられた主題について論理的でわかりやすいレポートが書けるかどうかを評価します。
平常点 40 講義内容についての理解と考察、授業への積極的な参加(授業総数の3分の2以上の出席)を評価します。

成績評価の方法・基準(備考)

課題や試験のフィードバック方法

授業時間内で講評・解説の時間を設ける

課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)

アクティブ・ラーニングの実施内容

実施しない

アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)

授業におけるICTの活用方法

実施しない

授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)

実務経験のある教員による授業

いいえ

【実務経験有の場合】実務経験の内容

【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容

テキスト・参考文献等

テキストは特に指定せず、授業の進行に合わせて資料等を提示します。

その他特記事項

授業を通して得られた展望をもとに、学期末のレポートの構想を進めていくことをお勧めします。

参考URL

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