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シラバスデータベース|2025年度版

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ホーム > 講義詳細:舞台芸術論

シラバス

授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科など 担当教員 教員カナ氏名 配当年次 単位数
舞台芸術論 2025 前期 火2 文学部 石見 舟 イシミ シュウ 3・4年次配当 2

科目ナンバー

LE-AS3-U405

履修条件・関連科目等

後期「後期教養演習(舞台芸術)」をあわせて履修することを推奨します。ご興味があれば「ドイツ文化講義」(石見担当)の受講をおすすめします。

授業で使用する言語

日本語

授業で使用する言語(その他の言語)

授業の概要

タイトル:語るための言語——演劇批評の試み

■皆さまは「演劇」を見たことはありますか? そもそも「演劇」とは何でしょう?――
本講義では、演劇とは何か、そしてそれを批評するとはどういうことか、なぜそれが難しいのか、を多くの事例と共に論じます。やや硬い表現となりましたが、よりざっくばらんにまとめると以下のようになります――自分が見聞きしたり、感じたり、考えたりしたことを他者に伝えようとするとき、「語彙力がない」で逃げないためにはどうしたらいいのか?
本講義はドイツ語圏でここ100年ほどかけて研究されてきた演劇学の知見をもとに、いま目の前にある事象について語ることの困難さと意義について考えてみたいと思います。
いままで演劇を見たことがない方も、あるいは演劇が嫌いという方も是非お越しください。

■期末レポート課題によって成績評価を行います。
後ほどmanabaにて掲示される「演目リスト」から、少なくとも一つの舞台作品を鑑賞し、それについて本講義で論じた知見をもとに2,000字程度で論じていただきます。

科目目的

・「演劇」とはいかなる営為かについて、ドイツ語圏の演劇学の概要を修得する。
・「批評」の姿勢について基礎知識を修得する。
・日本と欧米各国の舞台芸術の特徴に関する基礎知識を修得する。

到達目標

・実際の舞台芸術作品について、ドイツ語圏演劇学の知見を応用して、分析・考察できる。
・その成果を「批評文」として、正確に他者に伝達できる文章が書ける。

授業計画と内容

第1回 授業案内、導入(1):演劇とは何か?
第2回 導入(2):批評のあり方
第3回 ポストドラマ演劇:「ドラマ」と「演劇」のズレ
第4回 パフォーマンス:演劇の外へ
第5回 演劇の政治性(1):不和とは何か?
第6回 演劇の政治性(2):ミロ・ラウ
第7回 演劇の政治性(3):クリストフ・シュリンゲンジーフ《オーストリアを愛してね!》
第8回 演劇の政治性(4):テント芝居
第9回 反演劇(1):現状と起源
第10回 反演劇(2):17世紀から20世紀まで
第11回 ブレヒト(1):作家から演劇制作へ
第12回 ブレヒト(2):理論の意義と射程
第13回 越境文化演劇:文化比較と演劇的思考
第14回 演劇状況:リミニ・プロトコル《シチュエーション・ルームズ》

授業時間外の学修の内容

指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出

授業時間外の学修の内容(その他の内容等)

授業時間外の学修に必要な時間数/週

・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。

成績評価の方法・基準

種別 割合(%) 評価基準
レポート 50 期末レポート(2,000字程度)の内容の充実度(調査の十分さ、論理的一貫性、分析視点の独創性)をもって評価します。
平常点 50 授業へ取り組む姿勢を、各回毎に集計するショートレポートの記述内容の充実度から評価します。

成績評価の方法・基準(備考)

課題や試験のフィードバック方法

授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う

課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)

オフィスアワーでの面談による質問に応じる。

アクティブ・ラーニングの実施内容

ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション

アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)

授業におけるICTの活用方法

実施しない

授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)

実務経験のある教員による授業

いいえ

【実務経験有の場合】実務経験の内容

【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容

テキスト・参考文献等

【テクスト】
授業ではパワーポイントによる資料を用います。manabaを通じて授業前に配布します。

【参考文献(一部)】
・ハンス・ティース=レーマン『ポストドラマ演劇』同学社、2002年。
・エリカ・フィッシャー=リヒテ:『演劇学へのいざない』国書刊行会、2013年。
・ギュンター・ヘーグ『越境文化演劇』三元社、2024年、ISBN: 978-4-88303-597-7。
・Gerald Siegmund "Theater- und Tanzperformance" Junius, 2020.

その他特記事項

参考URL

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