シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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私法概論/私法概論A | 2025 | 後期 | 金3 | 文学部 | 李 憲 | リ ケン | 1~4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LE-LA1-T103
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
科学技術の進歩による大量生産・大量消費、効率至上主義は、私たちの生活に大きな利便性をもたらしましたが、しかし同時に、様々な危険性や問題点も影の側面として浮かび上がってきており、思いかけず被害者または加害者になってしまう可能性が高まりつつあります。それらの危険性や問題点に対応するために、法整備も各分野において急ピッチで進められています。現代社会に潜む危険性や紛争リスクを理解し、その予防・解決方法を習得することは、現代人にとっての基礎的素養になりつつあるといえます。本講義では、我々の日常生活と私法との関わり方について、「大学生活と法」、「消費生活と法」、「家庭生活と法」、「職場生活と法」、「裁判と法」の五つの視点から解説します。
科目目的
本講義は、私たちが大学生、消費者、家庭構成員、労働者として日常生活を送る中で遭遇しうる様々な紛争を理解し、法的な問題解決力と法的思考力を身につけることを目的とします。
到達目標
この科目では、以下を到達目標とします。
・現代社会を支える私法の基本的な仕組みと役割を理解し、説明することができる。
・日常生活に潜む様々な紛争リスクを理解し、予防ないし解決の方法を習得し、説明することができる。
・社会人として必要な法的思考力(リーガルマインド)を身につける。
授業計画と内容
第1回 ガイダンス、現代社会における私法の役割
第2回 大学生活と法(1)成人することの法的意味
第3回 大学生活と法(2)SNS上の名誉棄損、デートDVなど
第4回 消費生活と法(1)契約とは
第5回 消費生活と法(2)消費者契約と消費者保護
第6回 家庭生活と法(1)結婚することの法的意味
第7回 家庭生活と法(2)離婚をめぐる紛争
第8回 家庭生活と法(3)親子になることの法的意味
第9回 家庭生活と法(4)法定相続人と法定相続分、遺産分割
第10回 家庭生活と法(5)遺言と遺留分
第11回 職場生活と法(1)労働に関する基本ルール
第12回 職場生活と法(2)職場におけるハラスメント、労働災害など
第13回 裁判と法
第14回 まとめ
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 40 | 最終回(第14回)の授業で示された課題についてレポートを作成し、指定する期日まで提出してもらいます。作成要領は、授業中に説明します。40点満点。 |
平常点 | 60 | 毎回授業後(初回と最終回を除く。)に理解度確認テストを行います。60点(5点×12回)満点。 |
成績評価の方法・基準(備考)
期末レポート40%、理解度確認テスト60%により、総合的に評価します。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
内容が多岐にわたる科目であるため、教科書は指定せず、教員の作成・配布したレジュメ・資料に沿って授業を行います。参考書・参考資料は授業中に適宜紹介します。