シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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スポーツ教育論 | 2025 | 前期 | 水2 | 文学部 | 中塚 義実 | ナカツカ ヨシミ | 1~4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LE-HS1-T916
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
スポーツの教育的意義と、教育的側面ばかり強調されてきた(日本の)体育・スポーツのすがたについて、歴史社会学的な視点から学ぶ。スポーツと教育をめぐる今日的なトピックについては、国内外の学校や地域におけるさまざまな事例から学び、これからのスポーツと教育のあり方について考察する。
科目目的
この科目は、カリキュラム上の選択必修科目として位置付けられていることから、この科目での学習を通じて、学生が「スポーツの教育的意義」について認識を深めるとともに、「これからのスポーツ教育のあり方」を考えるうえでの基礎的な知識を習得することを目的としています。
到達目標
スポーツの教育的意義や価値について、自分の言葉で他者に説明できるようになることを求めます。
また、この授業で学んだことを実社会で実践できるようになってほしいと願います。
授業計画と内容
1時間目 オリエンテーション-スポーツと教育について考える
2時間目 体育とスポーツ①-近代体育の始まりと展開
3時間目 体育とスポーツ②-文化としてのスポーツのすがた
4時間目 スポーツを通しての人間教育①-クーベルタンとオリンピズム
5時間目 スポーツを通しての人間教育②-嘉納治五郎の思想と功績
6時間目 スポーツを通しての人間教育③-オリンピック教育の現状と今後
7時間目 学校体育の可能性と課題①-コロナ禍で見えたもの
8時間目 学校体育の可能性と課題②-小中高12年間の体育の授業
9時間目 学校体育の可能性と課題③-部活動で何を学ぶか
10時間目 学校体育の可能性と課題④-学校行事で何を学ぶか
11時間目 地域におけるスポーツ教育-部活動の地域移行をめぐって
12時間目 これからのスポーツ教育①-レベルやニーズに応じた、安全・安心で無理・無駄のない活動を
13時間目 これからのスポーツ教育②-人生100年時代を視野に入れて
14時間目 これからのスポーツ教育③-遊び心を育むために
授業時間外の学修の内容
授業終了後の課題提出/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業での配布資料を、授業終了後に読み込むこと。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 40 | 14時間目までの内容を理解しているかレポートを行う。 |
レポート | 30 | 各時間の終わりに実施するレポートで判断する。 |
平常点 | 30 | 授業への参加・貢献度、受講態度をみて判断する。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
筑波大学附属高等学校保健体育科教諭として、1987年4月より2025年3月までの38年間、体育の授業、部活動の顧問、行事運営の指導などに携わる。東京都サッカー協会フットサル委員(1994年度より現在に至る)や日本部活動学会理事(2020年度より現在に至る)など、学会や競技団体の仕事にもかかわる。また、「スポーツを通しての“ゆたかなくらしづくり”」を“志”に掲げる特定非営利活動法人サロン2002では理事長として組織をまとめ、さまざまな事業に取り組んでいる。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
体育教師としての長年の経験を、本授業の「学校体育の可能性と課題」および「オリンピック教育の現状と今後」などで取り上げる。部活動学会理事として得た情報は「部活動の地域移行」のところで、またNPO法人サロン2002理事長としての経験は、本授業全体を通して学生に伝えることができる。
テキスト・参考文献等
毎回、レジュメ等の配布資料を用いて授業を行う。