シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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仏文基礎演習(2) | 2025 | 通年 | 月1 | 文学部 | 森 繁 | モリ シゲル | 1年次配当 | 4 |
科目ナンバー
LE-FS1-D020
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語/フランス語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
この授業では、フランス語の初級文法を学習します。文法解説、練習問題(基本、応用)の答え合わせ、小テストの実施などを通して進めていきます。「仏文基礎演習(1)・(2)」の担当者間で密に連絡を取り合いながら、同一の教科書で授業を展開します。
仏文専攻1年次生は、「仏文基礎演習(1)・(2)」、および、「フランス語(1)・(2)・(3)」が必修となります。この二つの授業は、一つのセットになっています。
具体的には、「仏文基礎演習(1)・(2)」では座学を中心に初級文法を学習し、「フランス語(1)・(2)・(3)」では積極的な会話や応答を通じてフランス語のコミュニケーションを体得します。
この二つの授業を、車の両輪として捉えてください。
科目目的
フランス語文法の概要を理解し、次年度以降の授業において文法知識を適切に運用するための基礎を身に付ける。平易なフランス語であれば、文章に含まれる各単語の文法的役割(品詞の識別、動詞の活用の種類、代名詞の指示内容、関係代名詞の先行詞の識別、熟語表現など)を自分のことばで説明できるようになる。初見の単語であっても、フランス語の表記と発音の規則に従って、適切に音読ができるようになる。平易なフランス語の文章であれば、流暢に音読ができ、また日本語を経由せずにフランス語の語順に従って意味を理解できるようになる。辞書を適切に用いて平易なフランス語を作文できるようになる。平易で短いフランス語の文章の音読を聞き、正確に書きとれるようになる。
到達目標
1.フランス語の表記と発音の規則を理解し正確に表記できる。
2.フランス語特有のつづり字記号を正確に表記できる。
3.フランス語の動詞活用の規則を理解し適切に運用できる。
4.フランス語初等文法の規則を理解し適切に運用できる。
5.辞書を適切に用いてフランス語の文章を理解することができる。
6.簡単なフランス語の文章を自分で作成することができる。
授業計画と内容
第1回 オリエンテーション
第2回 文字と音
第3回 つづり字の読み方 リエゾン、アンシェヌマン、エリズィヨン
第4回 名詞の性と数、冠詞
第5回 主語人称代名詞、être と avoir の直説法現在
第6回 規則動詞の直説法現在、形容詞
第7回 基本文型、否定形
第8回 疑問形、所有形容詞
第9回 指示形容詞、女性形・複数形の特殊な形
第10回 aller と venir の直説法現在、近接未来・近接過去、冠詞の縮約
第11回 疑問代名詞、疑問副詞
第12回 疑問形容詞、比較級と最上級
第13回 命令法、非人称構文
第14回 総括・まとめ
第15回 過去分詞、直説法複合過去
第16回 人称代名詞の目的補語形と強勢形
第17回 複合過去と目的補語人称代名詞、過去分詞の一致
第18回 関係代名詞、強調構文、指示代名詞
第19回 代名動詞
第20回 直説法単純未来、中性代名詞
第21回 直説法半過去
第22回 受動態、現在分詞、ジェロンディフ
第23回 条件法現在
第24回 接続法現在
第25回 補遺1~7 (基数、序数、時の表現など)
第26回 補遺8~13(目的補語人称代名詞、前置詞+関係詞など)
第27回 補遺14~16(直接法単純過去、間接話法など)
第28回 総括・まとめ
* 授業の進行は、受講生の理解度や作業の進捗度を見ながら、適宜、柔軟に修正します。
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業で学んだ動詞の活用が暗唱でき、かつ正確に表記できるように、適切な反復練習を行う。また、活用が類似する動詞に関しても同様の練習を行い、各自のペースで着実に語彙を増やしてゆく。
授業で学んだ単語の発音とつづりを正確に修得するために適切な反復練習を行い、「読む」「書く」「聞く」「話す」のいずれの局面においても使える状態にする。また、関連する基本単語を積極的に収集し、各自のペースで着実に語彙を増やしてゆく。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 60 | フランス語の表記と発音の規則を理解している。 フランス語特有のつづり字記号を正確に表記できる。 フランス語の動詞活用の規則を適切に運用できる。 フランス語初等文法の規則を適切に運用できる。 |
平常点 | 40 | 教員の解説に集中し授業を真剣に聞いている。 疑問点を適切なタイミングで教員に質問している。 授業内課題に積極的に取り組んでいる。 授業時間外の指定課題にも積極的に取り組んでいる。 指示された提出物を期限内に提出している。 ※授業内容に無関係な作業は減点対象となり得る。 |
成績評価の方法・基準(備考)
半期につき4回以上欠席した履修生は原則として成績評価の対象となりません。やむを得ない個別の事情がある場合は、必ず事前に担当教員に相談してください。なお当然ですが、本告知は「3回までなら授業を欠席していい」という趣旨ではないのでご注意ください。
授業にただ出席するだけで加点されるいわゆる「出席点」というものはありません。上記の「平常点」の各項目に留意して、授業に積極的に参加してください。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
<テキスト>小野ゆり子、村松マリ=エマニュエル『マ・グラメール』白水社
<参考書・辞典>第1回目の授業時に(1)の担当者より紹介します。
その他特記事項
欠席をした授業内で教員の伝えた事務的な告知に関しては、欠席者本人が他の履修生に確認するなどして各自で情報を補完してください。「欠席していたから知らなかった」という言い訳は認められません。
不合格の場合は、「仏文基礎演習(1)・(2)」の両方とも同じ成績になるよう調整します(片方だけ不合格になることはありません)。本科目の再履修は翌年の1年次クラスで行います。
なお、この科目の単位取得が2年次「フランス語学演習」の履修条件になっています。
参考URL
この授業は、仏文専攻・語文コース系の教員が担当しています。仏文専攻におけるこの授業の模様や位置づけについては、以下のリンクで確認してください。
語文コースHP https://sites.google.com/g.chuo-u.ac.jp/futsubun-gobun/
(「学ぶ内容・カリキュラム」のページで、詳しく位置づけを述べています)
語文コースブログ https://chuo-bun-futsubun-gobun.blogspot.com/
(「仏文基礎演習」というタイトルのページで、授業の模様を確認できます)