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シラバスデータベース|2025年度版

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ホーム > 講義詳細:金融システム論

シラバス

授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科など 担当教員 教員カナ氏名 配当年次 単位数
金融システム論 2025 春学期複数 月4,木2 商学部 原田 喜美枝 ハラダ キミエ 2年次配当 4

科目ナンバー

CM-FN2-21XL

履修条件・関連科目等

2020年度以降入学生対象のWeb登録科目です。

授業で使用する言語

日本語

授業で使用する言語(その他の言語)

授業の概要

日本は間接金融が中心の金融市場であることから、銀行に焦点をあてつつも、金融システムを担う銀行、証券会社、保険会社、資産運用会社等を紹介し、金融システム全体を見渡せる知識を養う。マクロ全体での資金フローや資金循環表などについても解説し、金融機関と金融市場の関係についても学ぶことで、金融システム全体をみることができる力を備える。国際比較をおこなうことで、日本の特徴についても理解する。  

科目目的

金融システム論は、カリキュラム上は商学部金融学科「分野別専門科目」として位置付けられていることからこの科目での学習を通じて、学生が金融システム全般に関する認識を深めることを目的にしています。

到達目標

金融システムと金融機関の観点、理論的な観点から、間接金融の比重が大きい日本の金融システムに関する理解を深めることを目指す。 

授業計画と内容

授業は4部構成とする。
第一部では、貨幣と金融取引について、金融の機能やリスクについてだけでなく、これからの世代にとって重要な電子マネーや暗号貨幣も含めて概説する。
第二部では、金融市場で役割を果たす金融機関について、金融仲介の有無を明確にしたうで説明する。これは金融仲介機関が信用創造を担うなど特徴があるため、である。
第三部では、新しい金融機能として証券化などの手法を説明し、第四部はマクロ的にみた資金循環について、政策と金融システムの問題や金融危機との関連、公的介入などについて説明し、まとめとする。

第一部 貨幣と金融取引(6回)
第1回 イントロダクション
第2回 貨幣の機能、電子マネー、物価
第3回 インフレとデフレ、決済システム
第4回 金融の役割
第5回 金融取引とリスク
第6回 金融取引とモラルハザード

第二部 金融機関と金融市場(8回)
第7回 預金取扱金融機関
第8回 その他の金融仲介機関
第9回 金融仲介機関以外の金融機関:証券
第10回 金融仲介機関以外の金融機関:その他
第11回 短期・長期金融市場
第12回 資本市場
第13回 前半の授業内容確認
第14回 13回までの中間総括 伝統的金融業までの内容

第三部 金融の仕組み(6回)
第15回 情報生産とアンバンドリング
第16回 担保と保証
第17回 分散化、証券化
第18回 ファンド
第19回 金融システムの問題:金融危機
第20回 金融システムの問題:システミックリスク

第四部 金融のマクロ的側面(8回)
第21回 資金循環
第22回 金融政策
第23回 非伝統的な金融政策
第24回 プルーデンス政策:事前的
第25回 プルーデンス政策:事後的
第26回 マクロプルーデンス
第27回 後半の授業内容確認
第28回 27回までの総括 最近の金融業まで含めた内容


授業時間外の学修の内容

その他

授業時間外の学修の内容(その他の内容等)

配布資料は毎回事前にmanabaにアップしますので、各自ダウンロードし、予習復習に役立ててください。

授業時間外の学修に必要な時間数/週

・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。

成績評価の方法・基準

種別 割合(%) 評価基準
中間試験 40 貨幣と金融取引、金融仲介についての基礎知識を理解した上で、金融仲介などの役割が信用創造とどう結びつくのかなどの観点から理解できているかを評価する。
期末試験(到達度確認) 40 資金循環や公的資金などについての基礎知識を理解した上で、金融政策が金融システムにどう影響するのかなどの観点から理解できているかを評価する。
レポート 20 レポートの提出状況と内容を評価する。

成績評価の方法・基準(備考)

課題や試験のフィードバック方法

授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う

課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)

アクティブ・ラーニングの実施内容

実施しない

アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)

授業におけるICTの活用方法

クリッカー/タブレット端末

授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)

実務経験のある教員による授業

はい

【実務経験有の場合】実務経験の内容

地方銀行で社外取締役・監査等委員を務めており(2023年6月から2026年5月迄の予定)、銀行経営、金融持株会社の業務の監督をおこなっている。資産運用会社において社外取締役(2022年6月から数年の予定)を務めており、資産運用立国の一翼を担い、国民の資産形成に貢献している。
古くは証券系の研究所で専任研究員(1997年から2001年)をして、証券業界の諸課題について研究するなど、実務界との関わりは深くあった。

【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容

地方銀行を取り巻く環境について、教科書の内容にとどまらず、現在の諸課題について説明できる。
預貯金に偏在している日本の家計金融資産に対して、資産運用の重要性について解説できる。

テキスト・参考文献等

テキストは定めない。

参考文献は下記。
内田浩史(2016)『金融』有斐閣
福田慎一(2020)『金融論』有斐閣
藤木裕(2022)『入門テキスト 金融の基礎 第二版』東洋経済新報社

その他特記事項

ソフトウェアの利用なし

参考URL

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