シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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生命科学特別講義第一 | 2025 | 冬季集中 | 他 | 理工学研究科博士課程前期課程 | 箕浦 高子 | ミノウラ タカコ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
SG-BI5-9C20
履修条件・関連科目等
特にはない
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
アクチンや微小管といった細胞骨格タンパク質と、それらに関わるモータータンパク質を含めた多くのタンパク質が織りなす細胞運動は、細胞の遊走や変形、細胞内輸送といった多種多様な運動系を成立させ、細胞機能の根幹を担っている。本講義ではこれらの運動系について、分子細胞生物学的な観点から解説するとともに、自主的な資料検索やディスカッションを通して理解を深める。
科目目的
細胞運動のメカニズムを学ぶことにより生体内の動的システムの本質を理解する。
到達目標
細胞運動について、その多様性と基本的なメカニズムを学ぶ。さらに、それらの根底に流れる普遍的原理について資料検索やディスカッションを通して理解を深め、生命現象の本質について、自分なりの論理で表現できるようになることを目指す。
授業計画と内容
授 業 内 容
以下の内容を3日間で実施する。
第 1回 細胞骨格を構成する分子(1)アクチンとアクチン関連タンパク質(Arps)
第 2回 細胞骨格を構成する分子(2)アクチン結合タンパク質
第 3回 細胞骨格を構成する分子(3)チューブリン
第 4回 細胞骨格を構成する分子(4)微小管系モータータンパク質とMAPs
第 5回 細胞内の運動(1)軸索輸送・繊毛内輸送
第 6回 細胞内の運動(2)原形質流動
第 7回 体細胞分裂(1)体細胞分裂の基本段階と紡錘体の構造
第 8回 体細胞分裂(2)体細胞分裂後期での染色体の移動
第 9回 繊毛・鞭毛の運動(1)さまざまな繊毛・鞭毛とそれらの運動波形
第10回 繊毛・鞭毛の運動(2)繊毛の基部構造
第11回 繊毛・鞭毛の運動(3)軸糸ダイニンによる滑り運動と屈曲
第12回 アメーバ運動による細胞移動
第13回 グライディング運動
第14回 まとめ
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
あらかじめ提供する資料およびそれらに関連するインターネットコンテンツ等に目を通し、授業時の検索や解析の実践に備えること。
講義日毎に提示する課題についてまとめ、期限までにレポートとして提出すること。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 50 | 講義に基づき、自らの考え方を論理的に表現できるか。 |
平常点 | 50 | 講義中の議論を積極的に行う。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
授業内で資料検索や解析を行うため、各自PCを持参すること。
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
特定のテキストは使用しない。最新の研究トピックを含むレジュメを事前配布資料とし、必要に応じてインターネットコンテンツも利用する。
その他特記事項
なし