シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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中国哲学特殊研究B | 2024 | 後期 | 火4 | 文学研究科博士課程後期課程 | 水上 雅晴 | ミズカミ マサハル | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LG-EP6-102L
履修条件・関連科目等
中国の思想と歴史、文言文と現代中国語に関して一定程度の知識を有すること。中国哲学特殊研究Aの続編であり、同授業の内容を踏まえて実施されます。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
副題:葛兆光『中国思想史』導論「思想史的写法」講読(其二)
葛兆光は、知識・思想・信仰の三者の交錯、知識人世界と世俗世界の相互に対する影響に目配りして、独力で中国文明の構造と発展の複雑な実情を描き出しました。本授業では、中国思想史研究の新たな基本文献とも言える同書において明清思想が扱われている部分を読み進め、中国語の学術的な文章を速く正確に読む能力を向上させるトレーニングをしながら、中国思想領域に属する諸問題とその研究方法を学んでいきます。各項目の担当者は、原文の読解、そして自分で選んだテーマに関して進めた調査と考察の成果とを発表し、発表後は全員で討議をします。
科目目的
(1)東西の経典(正典)成立・解釈史に関する問題意識を高め、幅広い知識を身に着ける。
(2)東西の経典(正典)成立・解釈史に関して討議すべきテーマを設定し初歩的な研究をおこなう。
到達目標
上記の目的を達成するために、以下の事項を達成することが必要です。
(1)英語で書かれた学術的な文章を速く正確に読むことができるようになる。
(2)経典(正典)の成立、注釈の作成、および経典と注釈の融合という観点から、東西の学術史を概観し、幅広い知識を身に着ける。
(3)東西における経典(正典)・注釈の成立・解釈史に関する研究状況を踏まえて討議すべきテーマを見出す。
授業計画と内容
第1回 356頁"当时,支持人们接受"以下の読解
第2回 358頁"中学为体,西学为用"以下の読解
第3回 360頁"1584年,也就是明万历十二年"以下の読解
第4回 362頁"地图其实是一种叙述"以下の読解
第5回 364頁"这种"天下"之所以演变了古代中国主流思想"以下の読解
第6回 366頁"除了地图之外"以下の読解
第7回 368頁"也许佛教外的人士"以下の読解
第8回 370頁"十六世纪末,利玛窦的世界地图"以下の読解
第9回 372頁"于是,他批评固守旧说的人"以下の読解
第10回 374頁"这并不是他个人的固执"以下の読解
第11回 376頁"当利玛窦的世界地图展现"以下の読解
第12回 378頁"这段话里隐含了"以下の読解
第13回 380頁"从十七世纪中叶以后"以下の読解
第14回 382頁"经过玩阳明及其后学"以下の読解
*進行状況によって各回の内容が変更されることがあります。
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
・指定したテキストや配布資料を事前に読み込んでおきましょう。
・発表担当分の訳稿を作成してもらいます。
・教材中の語句、事項や文法については、事前に調べておき、質問されたら答えられるようにしておきましょう。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 50 | 授業内容に関わる問題設定をして議論をした結果をレポートとして提出してもらいます。レポートに関しては以下の三点に即して評価します。 (1)設定したテーマに学術的意味があるか。 (2)きちんとした根拠にもとづいていて典拠表示に問題がないか。 (3)論理的に議論をすすめているかをチェックします。 |
平常点 | 50 | 以下の四点に着目して評価します。 (1)教材のテキストの字句・典拠の下調べがきちんとできているか。 (2)語法に忠実にテキストを読解しているか。 (3)自分のなりに問題意識を持ってテキストに取り組んでいるか。 (4)発表の際、配付資料を含め、わかりやすく伝えることができているか。 |
成績評価の方法・基準(備考)
以下の二つの条件をともに満たした場合に単位を認定します。
①前期後期それぞれ公欠以外の欠席は4回以内とし、毎回の小レポートの内容も一定の基準を満たしていること。
②自分の担当分の発表、もしくはレジュメ提出を行い、その内容も一定の基準を満たしていること。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/その他
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
提出されたレポートに関しては、担当教員が校閲を加え、それを踏まえた修訂版を提出してもらいます。
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション/実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
教材・参考資料はプリントを配布します。参考文献は授業の中で随時紹介します。