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シラバスデータベース|2026年度版

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ホーム > 講義詳細:文学Ⅰ

シラバス

授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科など 担当教員 教員カナ氏名 配当年次 単位数
文学Ⅰ 2026 前期 火2 経済学部 苗 鳳科 ミョウ ホウカ 1年次配当 2

科目ナンバー

EC-IF1-171X

履修条件・関連科目等

 特になし

授業で使用する言語

日本語

授業で使用する言語(その他の言語)

授業の概要

<学位授与方針と当該授業科目の関連>
この科目は、現実把握力(経済学の専門知識及び社会・人文・自然科学の知識教養に裏付けられた広い視野に立った柔軟な知性に基づき、現実の経済現象を的確に把握することができる)の修得に関わる科目です。 

経済を学ぶ人は、なぜ文学の授業を必要とするのか。社会がどのような仕組みで動いているのかをいち早く見抜くことが求められる経済学部にこそ、文学の助けが必要である。
 経済学を学ぶ者は、企業システムの内側に目を向けて経営戦略を理解するだけでなく、地域経済の動きや国家の政策、さらには社会全体の動向まで視野に入れる必要がある。では、これらを忠実に映し出せるものに何があるか。作品がある、人の書き残した文学がある。文学は人間社会の全体を映す鏡であり、その点において経済学と通じ合うところがある。切り込み方こそ異なれど、いずれも社会のメカニズムを理解するための営みである。
 さらに言えば、社会を読み解こうとするなら、どの学部/分野においても、最終的には自分自身の内側へと立ち返る必要がある。持病を抱える人は、若い頃はあちこちの医者を頼るが、年を重ねるにつれて外に答えを求めるのをやめ、自らを見つめ直す中で、自分自身の医者になる——小説とは、突き詰めれば人間の「経験」である。早くも西洋最初の近代小説『ドン・キホーテ』に、百姓が酒場で交わした世間話の縫い合わせが見られた。
 この授業では主に、履修者と一緒に作家たちの短編小説(時には詩も含め)を味わっていく。外国人教員として、世界から見た日本文学という視点も提供する。

科目目的

小説は「答え」を直接与えるものではなく、「可能性」を示すものである。多様な人間のあり方を追体験することで、自分がどのような人間なのかが次第に見えてくる。
専攻に没頭して先を急ぐ道ももちろんあるが、長い目で見れば、専門分野でどこまで進めるかを決めるのは専門知識の量だけではなく、その人の視野の広さが大きく関わっている。迷ったときに、物事をより大きな文脈の中で捉えてみると、答えは自ずと浮かび上がってくることが多い。この授業は、そのためのきっかけを提供できるのを目的とする。

到達目標

1. 近現代文学における多様な人間像を読み解きながら、個人と社会の関係、および人間の多様性を理解できること。
2.文学と自分の専攻分野との関係について主体的に思考できること。
3.課題作品を読み、物語の構造や背景について自らの見解を提示できること。

授業計画と内容

1、ガイダンス、文学研究のAI時代における意義など
2、個人と集団——国民作家の回 夏目漱石の場合: 「私の個人主義」、「現代日本の開化」
3、個人と集団——国民作家の回 夏目漱石と魯迅を比較の場合:「祝福」、「狂人日記」
4、恋——国民作家の回 夏目漱石と魯迅の場合:「漱石の妻」、「愛と死(原題 : 傷逝)」」
5、食欲性欲睡眠欲——戦後作家の回 大岡昇平の場合:「食欲について」、「出征」など
6、食欲性欲睡眠欲——戦後作家の回 大岡昇平と坂口安吾、田村泰次郎を比較の場合:「白痴」、「肉体の悪魔」
7、恋——戦後作家の回 武田泰淳と野間宏の場合:「もの喰う女」、「顔の中の赤い月」」
8、生と死——闘病作家の回 北条民雄と尾崎一雄の場合:「いのちの初夜」、「癩院記録」
9、生と死——闘病作家の回 北条民雄と尾崎一雄の場合:「間木老人」、「 吹雪の産声」
10、生と死——闘病作家の回 北条民雄と尾崎一雄の場合:「虫のいろいろ」、「暢気眼鏡」など   
11、お金——女性作家の回 佐多稲子や平林たい子の場合:「キャラメル工場から」、「施療室にて」
12、お金——女性作家の回 林芙美子や三毛の場合:「放浪記」、『サハラ物語』
13、恋——女性作家の回 瀬戸内寂聴や伊藤ひろみの場合:『閉経記』、『先生、ちょっと人生相談いいですか』
14、まとめ 半期の振り返りとレポート時間
(内容は変更する場合がある)

授業時間外の学修の内容

その他

授業時間外の学修の内容(その他の内容等)

・授業で扱う文学テキスト(多くは簡潔の小短編)をその都度指定するので事前に読んでおくこと。
・授業ノートを自分なりにまとめ、復習すること。
・授業当日に配布する資料プリントは紛失しないよう保存し復習の際に用いるように。

授業時間外の学修に必要な時間数/週

・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。

成績評価の方法・基準

種別 割合(%) 評価基準
レポート 30 最終回の授業中に1200字の小レポートを作成してもらいます。
平常点 70 授業での発言、読書感想など、授業への取り組みを総合的に評価します。

成績評価の方法・基準(備考)

課題や試験のフィードバック方法

授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う

課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)

アクティブ・ラーニングの実施内容

実施しない

アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)

授業におけるICTの活用方法

その他

授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)

講師が時々PPTや映像を使います。

実務経験のある教員による授業

いいえ

【実務経験有の場合】実務経験の内容

【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容

テキスト・参考文献等

 基本的にプリントを配布します。

その他特記事項

学期最初のガイダンス授業は別の面白い話を持ってきます。皆さんがなぜ自分の専攻を志望したのかという話にも興味を持っているので、簡単に答える準備をするといいでしょう。
席を円形にしたり、隣同士で意見交換の時間を設けたりしますが、授業と関係のない話、いわゆる私語はしないでください。

参考URL

 特になし

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