シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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特殊研究2(商法) | 2025 | 後期 | 月1 | 法学研究科博士課程後期課程 | 伊藤 壽英 | イトウ ヒサエイ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
JG-OL6-105L
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語/英語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
金融取引に関する裁判例を取り上げ、そこで論じられている法的論点を検討する。
科目目的
金融取引に係る紛争の背景を理解することによって、法的解決に向けての思考スキルを修得することを目的とする。
到達目標
具体的な紛争事例を分析し、その争点を明確にしつつ、法的解決のための論証ができるようにする。
授業計画と内容
1. 金融取引の性質とその理論的基礎
2. 振込取引
3. 無権限者との取引(1) 偽造手形の支払、預金払戻し
4. 無権限者との取引(2)ATM、インターネットバンキング
5. 無権限者との取引(3)クレジットカード
6. 相殺とマルチ・ネッティング
7. 電子的決済手段と資金決済法(1)電子マネー
8. 電子的決済手段と資金決済法(2)暗号資産
9. 融資者責任
10.集合動産・債権譲渡担保
11. 資産の証券化(1)アメリカ
12.資産の証券化(2)日本
13.ストラクチャード・ファイナンスとサブプライムショック
14.包括的決済サービス法制の行方:シンガポールを参考に
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 60 | 本講義で取り上げた問題について、資料を参照しながら、その解決に関する自分の見解を論述したレポートを作成する . |
平常点 | 40 | あらかじめ指定した判例等の資料を分析し、参加者との積極的な意見交換、協調性等を基準として評価する. |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
その他
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
メールやWebexを通じて行う
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
東京弁護士会所属。主に企業法務関係のアドバイスと渉外事件に関する相談業務。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
企業法務や渉外事件を扱った経験から、本科目で学ぶべき基本理論・基本判例の重要な視点を教授する。
テキスト・参考文献等
テキストを使用せずに、事前に資料を配付する。