シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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リサーチ・ワークショップⅠ | 2025 | 後期 | 木5 | 経済学研究科博士課程後期課程 | 瀧澤 弘和 | タキザワ ヒロカズ | 1年次配当 | 1 |
科目ナンバー
EG-OM6-101L
履修条件・関連科目等
特にありません。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
博士学位の取得はどういう意味を持つのでしょうか。当事者である一人一人の学生にとっては、専門家としての承認を受けることとなるでしょうが、社会的にはそれ以上の大きな意味があります。皆さんの研究成果は社会で共有されるとともに、学位取得者は社会の中で大きな役割を果たすことが期待されているからです。
本授業は,博士学位取得を目指して大学院に進学した学生を対象に,学位取得の社会的な意義を理解してもらい、各人の学位取得に向けた動機づけと将来のキャリアに対する意識づけを行うためのものです。
授業内容は多岐にわたります。経験者との対談を通して博士号取得に至る道程をイメージしてもらうための回、研究を進めるための発想法を広げるために様々な手法を学ぶ回、学位取得後のキャリア形成について経験者の話を聞く回、学際的な視野の重要性を学ぶ回、現代社会において大学における教育と研究がどのように変化しつつあるのかを学ぶ回などが含まれます。
全体を通して出来るだけ,他分野の院生とも交流する機会を作ります.自身の研究内容を専門家以外の人にも理解してもらうことの重要性を感じてもらいたいと思っています.
科目目的
・ 博士号取得に至るコースを具体的に思い描いて,各自の研究計画を(なるべく標準修業年限で)遂行するための意欲を強化すること.
・ 研究計画書のポイント,論文を学内外に投稿するためのメソッドや研究の進め方を早い段階で学び,より効率的かつ効果的な研究を遂行するための知識を提供すること.
・ 学位を取得して各界で活躍する方々と直に交流することで,研究を通した学びが多様な進路に開かれていることに対する気づきを得ること.
・ 学際的な意見交換を通じて視野を広げるとともに,他分野の人たちとの協働に開かれた視点やコミュニケーション能力を獲得すること.
・ 現在の世界と日本の学術動向、その社会との関連性などを知り、自身の研究が持つ広い視野での意義を語れるようにすること。
到達目標
・現代の社会において学位が持っている意味,学位保持者の役割が多様な仕方で広がりつつあることを理解する.
・自分の専攻分野以外の人たちと意見交換を行うことを通して,幅広い視座を獲得し,学際的研究への視点を獲得する.
・専門以外の人の発表内容についても、さまざまな質問をすることができるようになる。
・自身の研究内容とその進捗状況を,専門分野を学ばない者にとっても明瞭な説明(プレゼンテーション)ができるようになる.
授業計画と内容
各回は異なるスピーカーの方にお願いしていますので、実際の授業の順番は異なることがあります。
【博士学位取得への道】
1. オリエンテーション,博士学位取得までの道のりについて
【プレゼンテーションと交流】
2. 自己紹介を兼ねた自分の研究のプレゼンテーションと意見交換(相互質問)
【研究者と現代社会】
3. 近年の学術研究の動向について
4. 近年の日本における高等教育の動向について
5. 学位取得後の多様なキャリアについて(文系篇/理系篇)
【研究を進めるための様々なメソッド】
6. 研究計画書を書く意味とその方法
7.専門雑誌の世界と論文投稿について
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
自身の研究内容のプレゼンテーションを準備してもらいます。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 100 | 毎回の授業における質問を特に重視します。 また、プレゼンテーションの準備も評価の対象となります。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
多摩キャンパスと後楽園キャンパスがそれぞれの対面授業の場所で、それらを結んで実施する授業となります。各回の授業では、それぞれのキャンパスの教室でのWebexの設定などを学生主体で行ってください。
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
特にありませんが、各回の授業の中で参考書を紹介することがあります。