シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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特殊研究Ⅱ(財務会計論・簿記論) | 2025 | 通年 | 土2 | 商学研究科博士課程後期課程 | 吉田 智也 | ヨシダ トモヤ | 2年次配当 | 4 |
科目ナンバー
CG-OM6-102L
履修条件・関連科目等
簿記を含む財務会計論(会計学)について、大学院修士課程までの講義・演習で取り上げられる水準の内容については、すでに修得しており、会計学に対して研究者としての問題意識をもっていることが前提となります。また、原則として同一教員の特殊研究Ⅰを履修済みであることが条件になります。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
受講生の問題意識にそって研究テーマ・研究課題を決定し、それに応じた先行研究のレビューと自説の展開につながる研究報告を行ってもらいます。ただし、前期は、受講生と相談の上で、会計理論等の文献を選んで一緒に読むことになります。後期は、博士論文のテーマを仮決定し、そのテーマに関して報告してもらい、博士論文執筆に向けて、公表(投稿)論文の執筆・学会発表等を行うための指導を行います。
科目目的
博士後期課程の集大成である財務会計論・簿記論に関する博士論文の完成を目指します。本科目では、その構成要素となる公表(投稿)論文の執筆と学会報告の準備を中心に行います。
到達目標
財務会計論・簿記論に関する博士論文の完成を目指します。その構成要素となる公表(投稿)論文の執筆と学会報告も必ず行うこと。
授業計画と内容
受講生による研究報告を中心に論文指導を行います。定期的に、博士論文草稿(部分)の提出を求めます。受講人数により授業の進行は調整するが、およそ次のとおり指導を行う。
第1回 ガイダンス
第2回 研究テーマの修正と公表論文・学会報告の位置づけ
第3回 先行研究リストの作成と先行研究のレビュー
第4回 先行研究リストの修正と先行研究のレビュー
第5回 アンソニー学説と収益費用中心観について
第6回 ソロモンズ学説と現在原価安定購買力会計について
第7回 ウィッティントン学説と剥奪価値概念について
第8回 バース学説と公正価値会計について
第9回 ニッシム=ペンマン学説と公正価値会計の限定について
第10回 クリステンセン=デムスキ学説と情報内容パースペクティブについて
第11回 ノウブス学説と会計制度の類型化について
第12回 ベンストン学説と会計基準間競争について
第13回 ボール=ブラウンと会計情報の株価効果について
第14回 ビーバーと決算報告の情報的価値について
第15回 ワッツ=ジンマーマンと実証理論について
第16回 フェルサム=オールソンと企業価値評価について
第17回 デチョウと利益の質について
第18回 会計理論の構築に向けて
第19回 第2公表論文・学会報告のための論点整理(研究課題と理論)
第20回 第2公表論文・学会報告のための論点整理(研究課題と先行研究)
第21回 第2公表論文・学会報告のための論点整理(研究課題と問題意識)
第22回 第2公表論文・学会報告のための論点整理(研究課題と目次)
第23回 第2公表論文・学会報告のための論点整理(研究課題と論文構成)
第24回 第2公表論文・学会報告のための論点整理(研究課題と結論)
第25回 第2公表論文・学会報告のための論文構成の検討(問題意識と構成)
第26回 第2公表論文・学会報告のための論文構成の検討(第1節の内容)
第27回 第2公表論文・学会報告のための論文構成の検討(第2節の内容)
第28回 第2公表論文・学会報告のための論文構成の検討(第3節の内容)
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
研究報告に向けての準備と報告後のフィードバックが必要になります。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 40 | 研究報告への取り組みを評価いたします。 |
平常点 | 60 | 授業中の議論の内容についての理解を評価いたします。 |
成績評価の方法・基準(備考)
授業中の議論の内容(平常点60%)や研究報告への取り組み(課題提出40%)などにもとづいて、総合的に評価します。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/反転授業(教室の中で行う授業学習と課題などの授業外学習を入れ替えた学習形式)/ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション/実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
タブレット端末/その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
Zoomによるオンライン・ミーティングやmanabaの各種機能も場合に応じて活用します。
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
受講生の研究テーマ・研究課題に応じて、初回ないし第2回授業において決定します。
また、追加的にリーディング・リストを作成することもあります。