シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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生涯スポーツ実習 バドミントン/生涯体育C バドミントン | 2025 | 春学期複数 | 水4 | 法学部 | 白井 巧 | シライ タクミ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
JU-HS1-001P
履修条件・関連科目等
このクラスは、前期は週1回のペースで授業を実施します。
後期分は、集中授業で下記日程で実施します(土、日は休み)。
8月1日(金)〜8月6日(水)
よって、この期間に他のスケジュールを入れないでください。
集中期間の最終時限の終了時刻は、おおよそ18時。
無理なスケジュールで、バイトを入れないことをアドバイスいたします。
集中期間には、午前中2限分をオリンピックミュージアム(JR信濃町)訪問をして、
スポーツの歴史を学ぶプログラムがあります。
ミュージアム入場料500円は、個人負担になります。
★水4限バドミントンの夏の集中に参加が難しそうな方は、
水4バドミントン前期も合わせて履修をしないでください。
前期と後期を連続して、同一教員で履修します。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
■春複 水 4 クラス履修上の注意
3つの重要事項
・その1
「3限茗荷谷キャンパスから4限の教場移動に時間がかかる学生には、履修を推奨しない」
前期は、通常通り毎週水4限に小石川体育館にて授業。
3限に茗荷谷キャンパスにて授業があり、4限目に体育で小石川キャンパスに移動する際、
4限の教場に到着する時間が、大幅に遅れることが想定される学生の履修は避けてほしい。
例えば、友人とおしゃべりを優先しながら移動することは、全く否定しない。
ただし、2024年度は3限から4限への教場移動時間に、大変大きななばらつきがあり過ぎた。
15時10分前にに到着する学生から、15時25分過ぎに到着する学生まで、ばらつきが目立った。
こうなると、毎週遅れて来る一部の学生たちは、授業導入時の大切な説明を、毎週聴き逃していた。
なぜなら、あまりにも到着に時間がかかるため、待つことの限界があったからである。
4限授業の始まりを待つ学生たちにとっても、
それが重なることで、クラス内容の理解に決定的な差が生じてしまう。
授業間の教場移動に関しては配慮をする。
が・・・それは限界がある。
合理的配慮への限界を設ける。
よって、3限茗荷谷の教室から4限小石川体育館までの移動に時間がかかる学生には、
水4バドミントンを履修を強く推奨しない。
・その2
前期は、通常通り毎週水4限に小石川体育館にて授業。
後期はクラス開講はない。
水4春複の「複」とは、前期終了後の8 月1日、4日、5日、6日の4日間の集中授業を実施する(14週分)。
よって、8月の集中授業にも、参加できることが履修の前提となる。
・その3
8月の集中授業期間は、終了時間が18時頃になる。
よって、体育館の退出時間はその後になる。
ランチタイムの食事は、各自で対応となる。
(体育館近くには食事をする場所、コンビニ、ファーストフード店あり)
▪️以下授業概要
学期の前半は簡易ゲーム。 後半はダブルスの正式ルールを理解した上で、各自でゲームが楽しめることを目指します。
技術習得と同時並行して、学生間でコミュニケーションを取りつつクラスを展開して行きます。
バドミントンの授業は、学生間交流の装置にもなります。
このクラスでは、実際に身体を動かして他者とコミュニケーションを取ることから始まり、
同様に知識や技能を獲得することがクラスの前提となります。
そのために、実際に身体を動かして他者とコミュニケーションを取ることから始まり、
同様に知識や技能を獲得することがクラスの前提となります。
科目目的
授業は、基本打法を毎週新規で紹介します。
その運動理解を助ける説明を加える形で展開して行きます。
知識とともにバドミントンの基本的な基本打法の習得を目指します。
バドミントンはネットを挟んだ相手とのシャトルの打ち合いです。
シャトルの打ち合いを通じて「自覚的に他者を感じ」、
「新しい仲間と関わりを持とうとする意識や努力」も大学体育の大切なテーマです。
これら並行して、主にコミュニケーション力、組織的行動能力、
多様性創発力を修得することを目的としています。
到達目標
このクラスを通じた学びの到達目標は3つ。
1)スポーツの実技実習授業として基本打法を修得する。
2)心身の健康意識への再確認
3)スポーツから広がる他者との関係性の構築
授業計画と内容
■春複水4 クラス履修上の注意
このクラスは、前期14週の7月16日クラス後、
8月1日、3日、4日、5日に集中授業がある(14週分)。
8月の集中授業にも、参加できることが履修の前提。
第 1 回 4月9日(水) 小石川体育館集合(私服)
場所は、メトロ後楽園駅下車1番出口、南へ400m。
小石川税務署隣が体育館
初回ガイダンス日(授業内容、バドミントンの歴史の変遷の理解)
クラスメートを互いに知る
第 2 回 バドミントンの歴史追体験 バドミントン成立以前の史実を元に歴史体験する
第 3 回 ドライブ、ショートサービス、 簡易ゲーム開始
第 4 回 ヘアピン
第 5 回 ロブ 1 バックハンド 回外動作を学ぶ
第 6 回 ロブ 2 フォアハンド 回内動作を学ぶ
第 7 回 ダブルスゲーム開始1 互いのフォーメーションと安全確認
第 8 回 ダブルスゲーム開始2 コミュニケーションの意味を考える
第 9 回 クリアー1 垂直方向のシャトルへの対応 ショートサービスの技術確認週間
第10回 クリアー2 回内動作習得の復習
第11回 攻撃的な打法と守備的な打法
第12回 スマッシュ 技術の習熟度を個別評価する
第13回 レシーブ 技術の習熟度を個別評価する
第14回 学期を通じて学んだ技とコミュニケーション力を活用した、まとめのダブルスゲーム。
●春学期+集中授業は以下の日程で実施します●
1学期分の授業を、中2日の休憩を入れ実質4日間で実施します。
[ 8月 1日(金)]
場所:小石川体育館 10:00〜
第 1 回 1限:打法の復習 1 ドライブ、ショートサービス、ダブルスゲーム
第 2 回 2限:打法の復習 2 クリアー、カット、ロブ、ダブルスゲーム
第 3 回 3限:バドミントンの歴史を知る(講義形式)
8月 2日(土)3日(日)大学休み
[ 8月 4日(月)]
場所:日本オリンピックミュージアム集合 10:00
第 4 回 1限:日本オリンピックミュージアム訪問(パラバドミントン含む学習)
第 5 回 2限:日本オリンピックミュージアム訪問(スポーツの歴史/グループ学習)
その後小石川体育館へ戻り、学習のまとめ。
第 6 回 3限:打法の復習 :3 連続打ち(カット→ヘアピン→ロブ)、ダブルスゲーム
第 7 回 4限:打法の復習 4 フォアハンド・ドライブ、ダブルスゲーム
[ 8月 5日(火)]
場所:小石川体育館 10:20〜
第 8 回 1限:事前学習の発表(各自が収集した世界のバドミントン動画)
第 9 回 2限:打法の復習 5 バックハンド・ドライブ、ダブルスゲーム
第 10 回 3限:ハイバック1 リストスタンドの技術を集中して学習する、ダブルスゲーム
[ 8月 6日(水)]
場所:小石川体育館 10:00〜
第 11 回 1限:ハイバック2 手の指でグリップ操作、ダブルスゲーム
第 12 回 2限:スマッシュの強化、「投」運動を学ぶ、ダブルスゲーム
第 13 回 3限:ミニ大会企画
第 14 回 4限:世界のバドミントン事情を知る(バドミントンを通じた社会づくり/SDG’sとの関係性)
【備考】
8月 4日(月)は、日本オリンピック・ミュージアム訪問の授業となる。
バドミントンからスポーツの視点を広げて、
スポーツ自体が持つ社会的役割として、
平和構築との関係性を体験する(バドミントンの展示もあり)。
ミュージアムの入場料は、1人500円となる(個人負担)。
場所:日本オリンピックミュージアム(JR千駄ヶ谷下車、外苑前下車)
https://japan-olympicmuseum.jp/jp/
授業時間外の学修の内容
授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。個別の指示がない限りは、特に必要ありません。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
---|---|---|
期末試験(到達度確認) | 10 | 習熟度の個別評価: 一律ではなく、授業で積み重ねた技の習熟度を個別確認する。 |
平常点 | 50 | ・まずは、何よりも「スポーツの服装で参加」をしていること。 (体育館用シューズ、パンツ、シャツ) ・毎週の授業コメント ・仲間との協働作業 ・コミュニケーション ・取り組み意欲・姿勢 |
その他 | 40 | ・バドミントンへの気づき ・技術側面への理解度 ・スポーツができる服装は参加必須条件 ・バドミントンの授業時だに使用する、 体育館専用シューズの持参は参加必須条件 |
成績評価の方法・基準(備考)
2025中央大学法学部バドミントン履修前に読んでいただきたいこと その1
【欠席理由と成績に関する見解 3点】
◎1点目
近年、さまざまな理由から学生が授業を欠席せざるを得ない状況が確実に増加している。
私の体育の場合、欠席による合否の基準は3回であると認識して欲しい。
全14回の授業のうち、3回の教場不在(300分)が、合否の境界線である。
この境界線を越えて授業不在になった途端に、59点(不合格)評価となる。
例1)3回欠席+10分遅刻は、59点(不合格)
例2)3回欠席+私服参加1回(減点3点)、57点(不合格)
◎2点目
ただし、1点目の冒頭でも述べたようにさまざまな理由から
授業を欠席せざるを得ない状況が増加している。
そこで学生の欠席理由を下記に分類した。
1)一般範疇の体調不良の欠席
2)一般的な怪我による欠席
3)欠席したけれどその理由は公欠(インフルエンザ、コロナなど)
4)欠席したけれどその理由は忌引き
5)欠席したけれど配慮に相当する内容であったため代替課題で対応した場合
◎3点目
2点目に記載した、5項目の欠席が複数組み合わさった場合の評価。
教場不在が総計5回(500分)に到達した時点で、不合格評価(59点以下)とする。
正確には、教場不在が499分までの場合は60点で合格。
500分になった時点で59点不合格で対応する。
要するに、この授業は実技実習でありいかなる理由でも、
学習経験(授業参加)が一定量に満たない場合は、配慮の限界を設ける。
公欠や配慮が重なっても、500分の教場不在になった時点で不合格になることを伝えたい。
理由は、単位取得における未修得部分が過度に多くなるためと判断した。
実技実習であるため実際に授業の教場に来ないことには学習の習得にならない。
教場不在が重なりすぎることは、評価材料の限界を越えるため評価のしようがない。
評価する材料が満たない。
★さて、ここから授業概要になります。
このクラスは競技力向上を目指すクラスではありません。
運動の得意・不得意に関係なく皆さんどうぞ履修して下さい。
クラス参加において重要なことは、バドミントンを通じてスポーツを学ぼうとする
興味・関心を 具現化しようとする意志と行動です。
年間を通じて実技のみクラスです。
このクラスでは、実際に身体を動かして他者とコミュニケーションを取ることから始まります。
同様に知識や技能を獲得することがクラスの前提となります。
教員連絡の際は、件名:水4限バドミントン 氏名、学科
具体的な状況を記載してください。
shirai-t@tamacc.chuo-u.ac.jp
2025中央大学法学部バドミントン履修前に読んでいただきたいこと その2
【授業履修前の心得ていただきたいこと 3点+追記】
▪️ 1点目
【体育授業の欠席と評価の関係】
繰り返します。
体育は、教場にて実技実習の参加なくして、評価をすることができません。
体調に不安があり、単位を取得できるかわからない学生は、覚悟をして履修してください。
ただし、文科省が指定する出席停止に相当する疾患や忌引きの場合は、公欠扱いの配慮になります。
1限の体育参加に自信のない方は、健康科学論(全回講義形式)も体育の単位として開講されています。
その他の欠席のケースは、全て個別の対応となります。
問題・相談があれば、ちゅうちょすることなく、まずはご相談ください。
状況に応じて判断させていただきます。
ただし配慮と言っても、それは100%の出席扱いとは違います。
その1で述べたように、配慮の限界が確実にあります。
▪️ 2点目
【体育の授業中は授業を中心に過ごしてください】
この文章を読んでおられる新入生はわかないかも知れませんが、
「体育の時間は体育に取り組みましょう。」
なぜならば、以下の振る舞いは確実に減点対象になります。
初めに注意をしてから、2回目に減点にはなりません。
その場で、減点対象としてカウントします。
例えば以下の事例
・スマートフォンを使用して、ラインやインスタ等の確認や通信をしている。
・語学や民法等のテストに備えて、授業中にテキストやノートを開き予習をしている。
・推しのコンサートチケットの検索に取り憑かれているような状態。
▪️ 3点目
【体育館の体育授業は、体育館用のシューズとスポーツウエアで授業に臨むこと】
これはマスト事項です。
体育は、着替えやシューズを持参する必要があります。
体育は準備が面倒です。
面倒だと思われる方は、履修をしないでください。
なぜか?
スムーズな運動の確保が目的です。
私服や土足で小石川体育館にやって来て「これはスポーツウェアです」
「体育館シューズです」と言い張ることはやめましょう。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
グループワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
・ 元青年海外協力隊員(モルディブ/バドミントンコーチ)
・ JICA海外協力隊事務局 バドミントン技術専門委員
・(公財)日本体育協会 公認スポーツ指導者 コーチ4
・(公財)日本バドミントン協会国際部員
・ 東京2020オリンピック
Sport for Tomorrow (モルディブ:バドミントン選手・コーチの訪日)
https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press4_002668.html
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
・バドミントン授業全般において、専門を活かした幅広い対応ができる。
・その他:学生が世界を学ぶ入り口として、途上国でのスタディーツアー(現地バドミントン協会インターン)に関する具体的な情報提供を助言することができる。
テキスト・参考文献等
参考文献
鵤木千加子.バドミントンの歴史.大修館書店.2022
その他特記事項
★体調不良時は、躊躇することなく医療機関へ行きましょう。
例えば茗荷谷駅周辺に、内科、整形外科が多数あります。
■ケガは伝えて下さい
例えば、授業中シャトルが目に当たった、ラケットが顔面に当たった、足をねんざした。
過去に膝の手術をしている、肩関節が外れやすい等がある場合は一言お伝え下さい。
体育は実技実習です。
毎週時間通りにしっかりと出欠チェックを実施します。
法学部の多くのクラスでは、出席確認がなくテストだけで合否が決まる授業となります。
しかし体育は違います。
毎週の実技参加が重要です。
それも・・・体育館シューズ、スポーツパンツ、スポーツ上着の準備が必須です。
荷物にもなります。
面倒であることを覚悟して履修してください。
⚫︎認める⚫︎
持病に関しては、個別に相談をしてください。
すでに記載したように、対応できる範囲に限界はなりますが配慮します。
★認めない★
土足は、絶対に認めない。
この行為に関しては確実に大きな減点となる。
授業中にスマホでバドミントン以外の目的を検索していたりLINE作業をすることも認めない。
この行為に関しては2024年度に不合格となった学生がいた。
【こんな学生が近年続いています】
学期末になると、成績の評価の件で近年毎年のように相談にやって来る学生がいる。
学生:「先生、私一回休んでいるのですが、代替課題をやるので評価をS(90点)にしてください。」
私 :「どうしたのですか?」
学生:「GPAを上げたくて・・・」
このケースは、中央大学法学部バドミントン授業で発生していた事である。
自己都合で欠席しているにもかかわらず、GPAを上げたいので配慮して欲しい趣旨である。
私が学生に伝えたいことは、大学体育を蔑まないでいただきたい。
このような学生は、体育がラクタン(楽に取れる単位)であると言う前提が如実に露呈している。
大学体育を完全にバカにしてる内面が透けている振る舞いである。
幼稚な相談をする前に、自身の行動を省みてGPAを下げないためには
どうしたら良かったかに思考を働かせることだ。
【一点ご確認】
クラスに全出席していれば、90点以上を獲得できるラクタン(お気軽な単位)と
誤解している学生が散見される。
学期を通じて学習内容の要件を満たすことが肝心。
14回全部のクラスに参加しただけでは90点(S)評価にはならない。