シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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入門演習 | 2025 | 後期 | 木2 | 経済学部 | 本田 貴久 | ホンダ タカヒサ | 1年次のみ | 2 |
科目ナンバー
EC-AD1-01XS
履修条件・関連科目等
特になし。大学で勉強・研究する基本的な作法を身に付けたい人。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
<学位授与方針と当該授業科目の関連>
この科目は、協調性及び自己管理力(専門知識を活かせるだけでなく、チームワークの経験から学んで、他人と協調し、自己を管理することができる)の修得に関わる科目です。
<概要>
テーマは「異文化理解」です。
異文化の理解は可能なのか、この大きな課題をめぐってみんなで考えていきたいと思います。
本演習では、課題に対して、参加者が結論を成果として発表してもらいます。
どんな分野の課題であろうと、結論をたしかな根拠にもとづいて発表しなくてはなりませんが、「目的」の項目に挙げた四点は、そのために不可欠な作業です。こうした方法論に意識的になることは、「構え」を身につけるようなものです。こうした姿勢が整ったうえではじめて個々の具体的なスキルは有効に活用できるようになります。これに加えて、少人数ゼミの醍醐味でもある議論を活発にしていきたいと思っています。
図書館講習をはじめ各種IT講習は具体的スキルを学ぶものです。
科目目的
大学では勉強の成果をレポートやプレゼンテーションといった形で発表する機会が増えます。そのための基本的な方法を以下4点を中心に学びます。
①問題発見
②調査分析
③結論の思考
④発表の仕方
到達目標
根拠に基づく説得力と個性を備えた自分の考えを作り、他者に向けて発表することを目標とします。
そのためには次の4点に意識的になるよう努めてください。
①考えるべき課題に対して、与えられた資料に基づいて自分の意見を作ること。
②信頼性の高い資料を自ら求め、さらに自分の意見をビルドアップすること。
③他のひとびとの意見を取り入れた上で必要なら自分の意見を見直すこと。
④自分の意見を、分かり易く他人に伝えること。
授業計画と内容
異文化理解についてさまざまなテキストを用いつつ、たしかな根拠に基づいた結論を自ら考える。
他者から理解をえるための、表現力(文章・資料)を磨く。
A段階:基礎的なスキルの獲得(講習会参加も含まれます)
第1回:ガイダンス
第2回:課題の共有・問題発見のためのテキスト講読(ドナルド・キーンの日本論を読みます。)
第3回:資料・文献の収集(図書館講習)
第4回;ディスカッション(テキストの内容について議論をする)
第5回:レポートの作成方法を学ぶ
第6回:発表のための資料づくり(Word、PowerPoint講習)
B段階:具体的な問題を扱いA段階で学んだスキルを実践する。グループに分かれて作業を行います。
第7回:課題・資料の検討(エリン・マイヤーの『異文化理解』)
第8回:ブレインストーミング(テキストに対するリアクションを共有する)
第9回:グループ発表①
第10回:グループ発表②
C段階:参加者個人の課題への取り組み
第11回参加者の課題設定(異文化理解に関する、個人的なテーマを設定する)
第12回中間発表
第13回最終発表
第14回まとめ
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業期間内では、指定したテキストの理解について考えを述べたり、
またPowerPointを使ってプレゼンテーションをしていただきます。
よって、指定したテキストを事前に読み込み、授業に向けて準備していただきます。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 20 | 論理的な説得力をもった文章の作成術に則った小論文を提出していただきます。 |
平常点 | 80 | 課題に対して各自に意見を求めたり、また発表(プレゼンテーション)をしていただくことがありますが、これらは平常点として評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキスト
エリン・メイヤー著『異文化理解力』2015年、英治出版