シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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入門演習 | 2025 | 前期 | 火3 | 経済学部 | 渡邉 浩司 | ワタナベ コウジ | 1年次のみ | 2 |
科目ナンバー
EC-AD1-01XS
履修条件・関連科目等
特になし
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
<学位授与方針と当該授業科目の関連>
この科目は、協調性及び自己管理力(専門知識を活かせるだけでなく、チームワークの経験から学んで、他人と協調し、自己を管理することができる)の修得に関わる科目です。また、創造的思考力(総合的な学習体験に基づいて、ものごとを創造的に思考することができる)の修得に関わる科目です。
<概要>
テーマは「比較神話学入門」です。沖田瑞穂著『世界の神話』を輪読しながら、世界各地に伝わる代表的な神話について学びます。最初に日本の神話からスタートし、インド、メソポタミア、エジプト・アフリカ、ギリシア、ケルト、北欧、インドネシア、中国、オセアニア、北米・中南米の順で神話の世界一周を行います。
科目目的
毎回、教科書の該当箇所を輪読するなかで、いくつかのテーマについて受講生どうしで意見を交換し、担当教員が補足やコメントすることで、世界各地に伝わる神話が描いている世界観や人間観の理解に努めます。
到達目標
この講義の目標は、入門演習の枠組みの中で、経済学を専攻する皆さんに、世界の神話の斬新な発想に触れていただくところにあります。長い時を経てなお私たちを魅了する神々や、美しくも恐ろしいストーリーに触れながら、日本の神話と他地域の神話との比較を試みます。
授業計画と内容
第1回 イントロダクション
第2回 日本の神話:『古事記』上巻の概説
第3回 インドの神話(1):バラモン教の神話
第4回 インドの神話(2):ヒンドゥー教の神話
第5回 メソポタミアとその周辺の神話:『ギルガメシュ叙事詩』から『旧約聖書』の創世記まで
第6回 エジプト・アフリカの神話:オシリス神話からアフリカのいたずら者の神レグバまで
第7回 ギリシアの神話:天地創世からトロイ戦争まで
第8回 ケルトの神話:アイルランドの神話物語からアーサー王物語まで
第9回 北欧の神話:世界の始まりからラグナロクまで
第10回 インドネシアの神話:ハイヌウェレ神話とバナナ型死の起源神話
第11回 中国の神話:天地開闢から異界訪問まで
第12回 オセアニアの神話:ミクロネシア、メラネシア、アボリジニ、ニュージーランドの神話
第13回 中南米の神話、北米の神話:アステカ「世界のなりたち」から女神セドナまで
第14回 総括・まとめ
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
毎回の講義で取り上げる教科書の該当部分を、あらかじめ読んでおいて下さい。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 100 | 授業への参加・貢献度、受講態度(意見の表明、他の学生と協調して学ぶ態度など)の状況を基準とします。 |
成績評価の方法・基準(備考)
出席率が70%に満たない場合は、評価の対象としません。
課題や試験のフィードバック方法
その他
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
履修者のみなさんには数回、授業の終わりに短い感想文を書いてもらい、次の回の冒頭に担当教員がコメントを行います。
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
毎回、教科書の該当箇所を輪読し、いくつかのテーマについて履修者どうしで意見を出し合い、担当教員が補足やコメントを行う形で授業を進めていきます。
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキストは、沖田瑞穂『世界の神話』岩波ジュニア新書、2019年。
その他特記事項
世界の神話に関心のある学生を歓迎します。