シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
簿記論 | 2025 | 秋学期複数 | 水3,水4 | 商学部 | 堀江 優子 | ホリエ ユウコ | 1年次配当 | 4 |
科目ナンバー
CM-AU1-11XL
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
簿記は、企業の経済活動を貨幣額を単位として帳簿に記録・計算・整理して、財産および損益の状況を報告する技術です。この簿記によって作成された企業の財務諸表は、経営者だけでなく株主や金融機関など多くの関係者がそれぞれの意思決定の判断材料として利用します。そのため、簿記を理解し、財務諸表の作成やその内容を理解できるようになれば、企業の経営状況に関する判断ができるようになります。この授業は、簿記の初学者を対象としているため、簿記の基本的な仕組みから説明を始め、企業の基本的な経営活動を記録する方法を扱います。
科目目的
この科目は、商学部分野別専門科目会計系に位置付けられており、会計学の基本である複式簿記を理解することを目的としています。簿記の初学者を念頭に授業を行い、日商簿記検定3級に合格することを想定し、受験に必要となる問題演習を行うことも目的とします。
到達目標
1.複式簿記の基本原理を理解する。
2.簿記一巡の手続きを理解する。
決算整理事項を含む、多少複雑な複式簿記の計算実務を実施することができるようになることが目標です。具体的には、日商簿記検定3級に合格できる実力を要請することを目標とします。
授業計画と内容
第1週(9/24)
1 ガイダンス,第1章簿記の意義・簿記の基礎
2 第1章簿記の基礎概念
第2週(10/1)
3 第2章仕訳と転記
4 第3章仕訳帳と元帳
第3週(10/8)
5 第4章決算(1)決算の意義、試算表
6 第4章決算(2)帳簿の締切りと財務諸表
第4週(10/15)
7 到達度確認1【簿記一巡】45分
8 第5章現金と預金(1)現金
第5週(10/22)
9 第5章現金と預金(2)預金
10 第6章商品売買(1)3分法、諸掛と返品
第6週(11/5)
11 到達度確認2【5,6章の仕訳】30分
12 第6章商品売買(2)仕入帳・売上帳・商品有高帳
第7週(11/12)
13 第7章売掛金と買掛金(1)1節~3節
14 第7章売掛金と買掛金(2)4,5節
第8週(11/19)
15 第8章その他の債権債務
16 第9章受取手形と支払手形
第9週(11/26)
17 到達度確認3【6~9章の補助簿】45分
18 第10章有形固定資産
第10週(12/3)
19 第11章貸倒引当金
20 第12章資本、第13章収益と費用(1)1,2節
第11週(12/10)
21 第13章収益と費用(2)3節
22 第14章税金、第15章伝票
第12週(12/17)
23 第16章財務諸表(1)決算整理
24 第16章財務諸表(2)精算表
第13週(1/7)
25 到達度確認4【決算整理仕訳】30分
26 第16章財務諸表(3)P/L,B/S
第14週(1/21)
27 まとめ(問題練習)
28 到達度確認5【総まとめ】60分
2コマ連続のため、3つのセクション(60~80分ずつ)に区切って行います。
各セクションの具体的内容は、ガイダンスで説明します。
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
予習をしてくる必要はありませんが、【復習を必ず】行ってください。
簿記は、講義を聞いているだけで習得できるものではありません。実際に問題を解いてはじめて理解することができます。積極的に練習問題を解くようにしてください。
復習としてやってほしい事
1.テキストの読み込み、授業中に扱った例題の解き直し
2.指定したテキストの練習問題(宿題)
3.指定したワークの問題(宿題)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
---|---|---|
中間試験 | 40 | 到達度確認1~4で段階的に到達度を確認する小テストを実施します。 |
期末試験(到達度確認) | 60 | 到達度確認5【総まとめ】日商簿記検定3級と同等の難易度、問題構成の試験を実施します。主たる評価基準になります。 |
成績評価の方法・基準(備考)
到達度確認5【総まとめ】が主たる評価基準になりますが、初学者にとっては範囲が広いです。そのため、段階的に到達度確認1~4を実施します。これらを総合的に評価します。出欠状況は成績評価に反映させません。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
練習問題やワークブックを使い、問題演習を行います。
授業におけるICTの活用方法
タブレット端末
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
【テキスト】必須
渡部裕亘・片山覚・北村敬子編著 『新検定簿記講義 商業簿記3級 2025年度版』 中央経済社
渡部裕亘・片山覚・北村敬子編著 『新検定簿記ワークブック 商業簿記3級』 中央経済社
いずれも最新版を使用します。
レジュメは使用せず、テキストに従って授業をすすめますので、毎回必ず持ってきてください。
簿記の学習には電卓が必須です。毎回持参してください。
その他特記事項
【履修上の注意事項】
授業中に他の学生の迷惑となる行動は控えてください。
この授業で初めて簿記を勉強する方は、欠席するとわからなくなりますので毎回出席してください。