シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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演習Ⅱ | 2024 | 秋学期 | 火4 | 商学部 | 藤木 裕 | フジキ ヒロシ | 3年次のみ | 2 |
科目ナンバー
CM-IF3-12XS
履修条件・関連科目等
3年次配当の事前登録科目です。
演習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ・論文はセット履修科目です。
どの学科の学生でも履修可能です。金融がテーマなので、マネー&ファイナンス入門を履修していることが望ましいです。履修していない学生は、
藤木裕 「入門テキスト 金融の基礎」(第2版) 東洋経済新報社 2022年 ISBN:9784492654934
を通読してください。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
今後の金融サービス提供者は誰か?金融業と非金融業企業の金融サービス提供競争
経済のデジタル化に伴い、金融サービス提供者の種類が増加しています。銀行ではないのに送金サービスを手掛ける企業が増えています。住宅建設会社が銀行代理業として住宅ローンを紹介することができるようになっています。刻空会社がマイレージクラブ会員に銀行代理業として銀行口座開設を紹介しています。金融サービスは必要ですが、銀行だけが主なサービス提供者ではなくなるかもしれません。こうしたこうした金融サービス提供者の変化を生かしたビジネスを皆で考えましょう。金融面から日本経済を活性化することに貢献しませんか?
机上の空論ではなく、商学部生らしい実務に即した提案をするためには、金融サービス提供者に関する最新の知識が必要です。具体的には、Web3社会の中の金融業の最新の知識を勉強します。
当ゼミでは、3年生、4年生前期で金融に関する最新知識の文献を輪読し、4年生後期終了までに金融関係のテーマに関する卒論を執筆します。卒論における皆さんの金融業への提案を楽しみにしています。
教科書は以下の通りです。新しい出版物が利用可能になった場合は、受講生と相談の上、教科書を変更する可能性があります。
山本 英生, 土田 真子, 相川 あずさ「Web3と自律分散型社会が描く銀行の未来」金融財政事情研究会 2023年 ISBN978-4-322-14345-4
大野晃・岡本陽介・小林悠彌「地域金融機関の総合サービス化戦略: ー金融×非金融で地域のハブに」KINZAIバリュー叢書 2023年 ISBN:978-4-322-14356-0
城田真琴「決定版Web3」東洋経済 2023年 ISBN 978-4-492-58121-6
組み込み金融、という金融サービスの提供が行われるようになり、すべての企業は金融サービス提供者になる可能性が高まっています。したがって、金融学科以外の学生の参加も歓迎します。ただし、金融論の基礎知識が必要なので、マネー&ファイナンス入門の履修が望ましいです。未履修者は、藤木裕 「入門テキスト 金融の基礎」(第2版)東洋経済新報社 2022年 ISBN-10 : 9784492654934 を通読してください。
科目目的
この科目は、カリキュラム上の「商学部アドヴァンスト科目」であり、商学部スタンダード科目及び商学部分野別専門科目の発展的な科目として位置づけされています。この科目での学習を通じて、主体的学習能力を習得することを目的としています。
この科?での学習を通じて、学生が経済のデジタル化に伴う金融サービス提供者の変化に対する認識を深めることを?的にしています。
到達目標
経済のデジタル化に伴う金融サービス提供の変化について勉強することで、以下の点について自分なりの考えを持てることが目標です。
(1)デジタル化した金融サービスの提供者は誰がふさわしいのか
(2)デジタル化した金融サービス提供者に対する政府の役割は何か
授業計画と内容
演習ⅠからⅢでは、以下の文献を輪読します。受講生が分担してレジメを作り、報告をします。
山本 英生, 土田 真子, 相川 あずさ「Web3と自律分散型社会が描く銀行の未来」金融財政事情研究会 2023年 ISBN978-4-322-14345-4
大野晃・岡本陽介・小林悠彌「地域金融機関の総合サービス化戦略: ー金融×非金融で地域のハブに」KINZAIバリュー叢書 2023年 ISBN:978-4-322-14356-0
城田真琴「決定版Web3」東洋経済 2023年 ISBN 978-4-492-58121-6
ゼミ開講時までにもっと良い文献がみつかった場合は、学生と相談の上適宜変更します。
文献の輪読に加えて、演習Ⅱでは卒論のスケルトンのプロポーザルを発表し、卒論のスケルトンを固めます。演習Ⅱ終了後すみやかに卒論の執筆を開始します。演習Ⅲでは卒論の進捗報告、演習Ⅳでは卒論の進捗報告と発表をします。また、演習Ⅰでは、受講者の必要に応じてアカデミックライティングの復習も行います。
日程は以下の通りです。
演習Ⅰ
1 顔合わせ、演習1,2の発表分担の決定
2「Web3と自律分散型社会が描く銀行の未来」P2-21
3「Web3と自律分散型社会が描く銀行の未来」P22-39
4「Web3と自律分散型社会が描く銀行の未来」P40-58
5「Web3と自律分散型社会が描く銀行の未来」P59-88
6「Web3と自律分散型社会が描く銀行の未来」P89-99
7「Web3と自律分散型社会が描く銀行の未来」P100-119
8「Web3と自律分散型社会が描く銀行の未来」P120-141
9「Web3と自律分散型社会が描く銀行の未来」P142-159
10「Web3と自律分散型社会が描く銀行の未来」P160-181
11「Web3と自律分散型社会が描く銀行の未来」P182-203
12「Web3と自律分散型社会が描く銀行の未来」P204-220
13「Web3と自律分散型社会が描く銀行の未来」P221-232
14「Web3と自律分散型社会が描く銀行の未来」を踏まえた研究テーマの提案
演習Ⅱ
15「地域金融機関の総合サービス化戦略」p11-25
16「地域金融機関の総合サービス化戦略」p26-42-
17 「地域金融機関の総合サービス化戦略」p42-56
18 「地域金融機関の総合サービス化戦略」p57-74
19 「地域金融機関の総合サービス化戦略」p74-97
20 「地域金融機関の総合サービス化戦略」p97-124
21 「地域金融機関の総合サービス化戦略」p124-146
22 「地域金融機関の総合サービス化戦略」p146-168
23 「地域金融機関の総合サービス化戦略」p168-189
24 「地域金融機関の総合サービス化戦略」p189-最後まで
25 「地域金融機関の総合サービス化戦略」の討議(1-2章)
26 「地域金融機関の総合サービス化戦略」の討議(3章)
27 卒業論文スケルトンのプロポーザル
28 卒業論文スケルトンの発表
演習Ⅲ
29 春休み中の卒業論文進捗状況の報告、発表分担の決定
30「決定版Web3」1章
31「決定版Web3」2章
32「決定版Web3」3章、1
33「決定版Web3」3章、2
34「決定版Web3」3章、3
35「決定版Web3」3章、4
36「決定版Web3」4章
37「決定版Web3」5章
38「決定版Web3」6章
39「決定版Web3] 7章、第2編まで
40「決定版Web3」7章、第3編から第5編まで
41「決定版Web3」8章
42 卒業論文進捗状況の報告
演習Ⅳ
43 卒業論文進捗状況の報告(前回のコメントに対応)
44 卒業論文進捗状況の報告(前回のコメントに対応)
45 卒業論文進捗状況の報告(前回のコメントに対応)
46 卒業論文進捗状況の報告(前回のコメントに対応)
47 卒業論文進捗状況の報告(前回のコメントに対応)
48 卒業論文進捗状況の報告(前回のコメントに対応)
49 卒業論文進捗状況の報告(前回のコメントに対応)
50 卒業論文進捗状況の報告(前回のコメントに対応)
51 卒業論文進捗状況の報告(前回のコメントに対応)
52 卒業論文進捗状況の報告(前回のコメントに対応)
53 卒業論文進捗状況の報告(前回のコメントに対応)
54 卒業論文発表
55 卒業論文発表(54回のコメント対応)
56 卒業論文発表(55回のコメントに対応した学部提出最終版の発表)
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
自分が発表に当たっていない回も必ず該当箇所に目を通し、発表者に質問ができるように準備してきて下さい。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 50 | 担当する章の発表を適切に行ったかどうか。 卒論関係のプロポーザル、経過報告を適切に行ったかどうか。 |
平常点 | 50 | 授業中の討論への参加。最低1回は発言したか。 無断欠席した場合は、減点します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキスト
山本 英生, 土田 真子, 相川 あずさ「Web3と自律分散型社会が描く銀行の未来」金融財政事情研究会 2023年 ISBN978-4-322-14345-4
大野晃・岡本陽介・小林悠彌「地域金融機関の総合サービス化戦略: ー金融×非金融で地域のハブに」KINZAIバリュー叢書 2023年 ISBN:978-4-322-14356-0
城田真琴「決定版Web3」東洋経済 2023年 ISBN 978-4-492-58121-6
その他特記事項
〔ソフトウエア利用について〕
卒業論文を執筆する際に実証分析を行う場合は以下のソフトウエアのいずれかを使うことを推奨します。
R (統計ソフト)と R Studio (R を使うための開発環境)
Stata (統計解析ソフト)
〔募集人数〕
15名
〔注意事項〕
予習・復習・レジメ作成に時間が必要です。
地道な努力をいとわない人を募集します。無断欠席は減点になります。
〔募集方法〕
1.書類選考と面接
2.書類選考を希望する学生は、学籍番号、氏名、学科のほか、以下2つのことをA4用紙ワープロ打ち2枚以内で、指定されたマナバのレポートのコーナーから提出してください。
1.あなたがこのゼミで勉強してみたいことについて書きなさい。
2.C大学のA先生とB先生が試験をします。A先生は60点以上の生徒を合格に、B先生は上位60%の生徒を合格にするそうです。どちらの先生のテストが生徒の力を引き出すために有効だと思いますか。理由を添えて説明しなさい。
〔国外実態調査〕
実施しない