シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
演習Ⅰ(応用経済学) | 2024 | 通年 | 水1 | 商学研究科博士課程前期課程 | 江口 匡太 | エグチ キョウタ | 1年次配当 | 4 |
科目ナンバー
CG-OM5-701L
履修条件・関連科目等
基本的なミクロ経済学の履修をしていること
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
本年度は、政治システムの経済分析をテーマにします。
具体的には、Persson and Tabellini (2000)
"Political economics: Explaining economic policy," MIT Press
を輪読します。
授業の前提として、基本的なミクロ経済学の知識と、経済学部卒業程度の基本
的な数学の知識(偏微分、全微分など)が必要です。
科目目的
経済学の応用分野の一つで、近年研究の進んだ政治の経済分析をとりあげ、理解を深めます。
到達目標
テキストの輪読を通して、政治の経済分析の基本的な理論モデルと実証研究の理解を深めます。
授業計画と内容
演習では、参加者から担当者を決め、Persson and Tabellini (2000)を
輪読し、理解を深め、その可能性について議論します。
予定は以下の通りです(変更する場合があります)
第1回 Ch.1 イントロダクション:政治の経済分析の必要性
第2回 Ch.2 Preferences and Institutions 1: Restricting preferences
第3回 Ch.2 Preferences and Institutions 2: Restricting institutions
第4回 Ch.2 Preferences and Institutions 3: まとめ
第5回 Ch.3 Electoral Competition 1: A simple model and Downsian electoral competition
第6回 Ch.3 Electoral Competition 2: Median-voter equilibria and probabilistic voting
第7回 Ch.3 Electoral Competition 3: Lobbying とまとめ
第8回 Ch.4 Agency 1: Efficient and inefficient electoral competition
第9回 Ch.4 Agency 2: Enforceability
第10回 Ch.4 Agency 3: Accountability
第11回 Ch.4 Agency 4: Career concern
第12回 Ch.5 Partisan Politicians 1: Policy convergence and divergence
第13回 Ch.5 Partisan Politicians 2: Endogenous candidates
第14回 Ch.5 Partisan Politicians 3: Bargaining
第15回 Ch.6 General-interest Politics 1: General transfer
第16回 Ch.6 General-interest Politics 2: Pension and regional transfer
第17回 Ch.6 General-interest Politics 3: Unemployment insurance
第18回 Ch.7 Special-interest Politics 1: Local public goods
第19回 Ch.7 Special-interest Politics 2: Legislative bargaining and lobbying
第20回 Ch.7 Special-interest Politics 3: Electoral competition
第21回 Ch.8 Electoral Rules and Electoral Competition 1: Politics of electoral competition
第22回 Ch.8 Electoral Rules and Electoral Competition 2: Proportional elections
第23回 Ch.8 Electoral Rules and Electoral Competition 3: Majoritarian elections
第24回 Ch.8 Electoral Rules and Electoral Competition 4: Broal vs. targeted redistribution
第25回 Ch.9 Institution and Accountability 1: Electoral rules and career concern
第26回 Ch.9 Institution and Accountability 2: Electoral rules and accountability
第27回 Ch.10 Political Regimes 1: Presidential-congressional regimes
第28回 Ch.10 Political Regimes 1: Parliamentary regimes
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
・授業で扱う箇所については必ず予習をしてくること。
・発表など、報告をする場合は、他の出席者に理解してもらえるように準備してくること。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
---|---|---|
レポート | 40 | テキストで学んだことの要約をレポートとしてまとめてもらいます |
平常点 | 60 | 授業への積極的参加 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
Persson and Tabellini (2000)
"Political economics: Explaining economic policy," MIT Press
その他特記事項
参加する意思のある人は教科書を購入してください。
詳しくは初回の授業でお話しします。