科目ナンバー

SG-VA5-6C45

履修条件・関連科目等

授業で使用する言語

英語

授業で使用する言語（その他の言語）

授業の概要

大気の歴史や大気に関連する環境問題、大気を構成する重要な化学物質について解説するとともに、大気汚染や気候変動などの環境問題を理解する上で基礎となる物理・化学過程について解説する。大気・水・生物圏を含む物質循環についても解説する。具体的には、化学物質の発生源、オゾンホールの生成過程、光化学スモッグ、酸性雨、エアロゾルの生成過程と雲、炭素・窒素循環、放射と温室効果などについて学ぶ。化学工学で重要な物質・エネルギー収支や物理化学などの基礎知識に立脚して、地球環境問題のメカニズムとそのプロセスを定量的に理解することを目標とする。

科目目的

大気化学は地球環境に密接に関わる研究分野です。授業では、これらを扱う上で基礎となる物質やエネルギー収支、物理化学を応用して地球環境問題のメカニズム、そのプロセスを定量的に理解することを目的とする。

到達目標

大気環境を考える上で重要な大気組成であるエアロゾルの物理化学的な性質を定量的に理解し、エアロゾルの化学変化、物理的性質変化を予測できることを目標にします。

授業計画と内容

例題の解説をとおして進めていきます。演習では、代表者の解答について質疑応答を交えながら、考え方と解答に至るまでの過程を説明します。

1. Introduction of the atmosphere
2. Atmospheric trace constituents: gaseous compounds
3. Atmospheric trace constituents: Particulate matter
4. Chemical kinetics
5. Atmospheric radiation and photochemistry
6. Chemistry of the troposphere
7. Liquid water in the atmosphere and Henry's law
8. Aqueous-phase chemical equilibria and reaction rates
9. S(IV)-S(VI) transformation and sulfur chemistry
10. Size distribution of ambient aerosol
11. Dynamics of single aerosol particles
12. Thermodynamics of aerosols
13. Mass transfer aspects of atmospheric chemistry
14. Cloud physics

授業時間外の学修の内容

指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと

授業時間外の学修の内容（その他の内容等）

この講義では現象の理解だけでなく、定量的に移動量など算出することが必要です。例題をとおして量的な理解ができるように努めてください。

例題の解説には表計算ソフト(Excel)を使います。Excelを使った計算や作図等ができるようにしてください。

授業時間外の学修に必要な時間数／週

・毎週１回の授業が半期（前期または後期）または通年で完結するもの。１週間あたり４時間の学修を基本とします。
・毎週２回の授業が半期（前期または後期）で完結するもの。１週間あたり８時間の学修を基本とします。

成績評価の方法・基準

成績評価の方法・基準（備考）

課題や試験のフィードバック方法

授業時間内で講評・解説の時間を設ける

課題や試験のフィードバック方法（その他の内容等）

アクティブ・ラーニングの実施内容

PBL（課題解決型学習）

アクティブ・ラーニングの実施内容（その他の内容等）

授業におけるICTの活用方法

タブレット端末

授業におけるICTの活用方法（その他の内容等）

実務経験のある教員による授業

いいえ

【実務経験有の場合】実務経験の内容

【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容

テキスト・参考文献等

テキスト
Atmospheric Chemistry and Physics: From Air Pollution to Climate Change, 3rd Edition

その他特記事項

参考URL