シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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ドイツ文学演習(1)(3)/ドイツ文学演習(1) | 2025 | 前期 | 水2 | 文学部 | 遠藤 浩介 | エンドウ コウスケ | 2~4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LE-LT2-C857,LE-LT2-C859
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
エーリヒ・ケストナーの代表作『エーミールと探偵たち』(1929年)はドイツ児童文学の傑作です。この作品の成功後、ケストナーは次々と児童向けの作品を発表し、児童文学作家としての名声を確立しました。とはいえ、この作品は1920年代のベルリンを舞台としており、大都市文学の傑作でもあります。
この授業では、『エーミールと探偵たち』を分析的に読み、小説の分析手法を身につけます。その後、その分析を出発点として、家族や大都市という視点からこの小説を読み解いていきます。
科目目的
この科目は、第一に学位授与の方針で示す「専門的学識」を修得することを目的としている。またあわせて「コミュニケーション力」と「主体性」の修得も目的としている。
到達目標
・文学作品で書かれていることを分析し、解釈する力を養う。
・自分の疑問点や意見を、他者の意見を踏まえつつ、説得力をもって他者に伝えられるようになる。
授業計画と内容
第1回 オリエンテーション
第2回 登場キャラクター・舞台・出来事の整理:第1章〜第4章
第3回 登場キャラクター・舞台・出来事の整理:第5章〜第7章
第4回 登場キャラクター・舞台・出来事の整理:第8章〜第9章
第5回 登場キャラクター・舞台・出来事の整理:第10章〜第12章
第6回 登場キャラクター・舞台・出来事の整理:第13章〜第14章
第7回 登場キャラクター・舞台・出来事の整理:第15章〜第16章
第8回 登場キャラクター・舞台・出来事の整理:第17章〜第18章
第9回 登場キャラクターの描写(1):登場キャラクターのグループ分けと相互関係
第10回 登場キャラクターの描写(2):行動と性格の描写
第11回 家族小説として読む
第12回 都市小説として読む(1):大都市ベルリンの描き方
第13回 都市小説として読む(2):都市と探偵
第14回 まとめ
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 60 | 学期末レポート。自分の決めたテーマにもとづいて対象を正確に分析し、他の意見と区別しつつ自分の意見を論理立てて述べているか、また日本語として正確な文章が書けているかなどを基準とします。 |
平常点 | 40 | 授業への参加・貢献度・受講態度(課題への取り組み方、ディスカッションへの参加、意見の表明、他の学生の発言に耳を傾ける態度など)・授業期間中課題の提出を基準とします。 |
成績評価の方法・基準(備考)
※ 授業後レポートを5回以上提出しなかった場合には学期末レポート提出資格を失う。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/グループワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
ケストナー、エーリヒ(2000年)『エーミールと探偵たち』池田香代子 訳、岩波書店。
その他特記事項
授業時間外での教員との連絡には原則としてmanabaの個別指導機能を使用する。