シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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現代外交史 | 2024 | 後期 | 水5 | 総合政策研究科博士課程前期課程 | 服部 龍二 | ハットリ リュウジ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
PG-IN5-302L
履修条件・関連科目等
受講生が総合政策研究科以外の院生だけとなった場合には、開講されません。
授業で使用する言語
英語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
基礎文献(英語)を通じて、外交史への理解を深めます。文献から歴史像を組み立てる楽しさを共有したいと思います。
科目目的
各自が関心のある分野について、独力で事例研究をこなせるようになることを目標とします。
到達目標
文献(英語)を使いこなせるようになることを目標とします。
授業計画と内容
前半は英語文献の講読を中心として、近現代の外交史を通観できるように授業を進めます。後半では、日米関係や日中関係を素材として、事例研究を積み重ねます。
第1回 イントロダクション
第2回 近現代日本の戦争と外交(総論)
第3回 学生のプレゼンテーション(1)先行研究
第4回 明治初期の外交課題
第5回 条約改正
第6回 学生のプレゼンテーション(2)論文構想
第7回 日清・日露戦争
第8回 第1次世界大戦とワシントン体制
第9回 学生のプレゼンテーション(3)史料
第10回 満州事変と日中戦争
第11回 戦争・占領・講和
第12回 学生のプレゼンテーション(4)討論
第13回 戦後外交
第14回 まとめ
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
下記の「テキスト・参考文献等」を事前に読んでおきましょう。
毎回、数十頁の予習が必要です。
授業後は、提示された課題を行い、次回に提出しましょう。予習や宿題を行わない場合(コピペを含む)には、単位は与えられません。ほかの学生の宿題を部分的にでもコピーして提出した場合、コピーを依頼した側、提供した側ともに、単位は与えられません。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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中間試験 | 20 | 毎回、参照不可で小テストを行います(英語)。 不正行為が発覚した場合には、単位が与えられません。 (採点時には、コピペの類いが行われていないか、確認させていただいておりますので、どうかご了解をお願いいたします) |
期末試験(到達度確認) | 20 | 参照不可で行います(英語)。 小テストやレポート、授業中の発言をこなしていることが前提条件となります。 不正行為が発覚した場合には、単位が与えられません。 |
レポート | 20 | 指定された英語文献を各章ごとに英語で要約し、関連文献を参照したうえで、manabaで提出しましょう。 3,000ワード以上を目安にします。 10月末まで:レポート① 11月末まで:レポート② 12月末まで:レポート③ なお、部分的な抜き書きやコピペは、単位の放棄と見なさます。 |
平常点 | 20 | 授業への貢献、発言 ご自分の意見を述べずに、質問だけしているような場合には、加点の対象にならないことがありますので、どうかご注意下さい。 |
その他 | 20 | プレゼンテーション |
成績評価の方法・基準(備考)
レポートを期限までに提出しない場合、無断で欠席した場合などには、単位の放棄とみなされることがありますので、どうかご注意いただきますようお願いします。
3回以上の欠席は単位の放棄と見なされ、期末試験の受験が認められません。個人的な理由を挙げられても、救済措置はありません。
文献を予習してこない場合、単位は与えられません。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション/実習、フィールドワーク/その他
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
国立国会図書館、外務省外交史料館、防衛省防衛研究所図書館での現地調査を行ってみましょう。
授業におけるICTの活用方法
タブレット端末
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキスト
Wang, C. T. Looking Back and Looking Forward. Hachioji: Chuo University Press, 2008.
参考書
Hattori, Ryuji. Understanding History in Asia. Tokyo: Japan Publishing Industry Foundation, 2019.
—. Eisaku Sato, Japanese Prime Minister, 1964-72: Okinawa, Foreign Relations, Domestic Politics and the Nobel Prize. Translated by Graham B. Leonard London: Routledge, 2021.
—. "The Washington Conference and East Asia, 1921-1922." Journal of Policy and Culture, no. 29, 2021: 1-20.
—. Japan at War and Peace: Shidehara Kijūrō and the Making of Modern Diplomacy. Canberra: Australian National University Press, 2021.
—. China-Japan Rapprochement and the United States: In the Wake of Nixon’s Visit to Beijing. Translated by Graham B. Leonard. London: Routledge, 2022.
—. Japan and the Origins of the Asia-Pacific Order: Masayoshi Ohira's Diplomacy and Philosophy. Edited by Graham B. Leonard. Singapore: Springer, 2022.
ご参考までに、紀要論文のリンクを貼っておきます。
https://chuo-u.repo.nii.ac.jp/index.php?action=pages_view_main&active_action=repository_view_main_item_snippet&pn=1&count=100&order=3&lang=japanese&creator=%E6%9C%8D%E9%83%A8+%E9%BE%8D%E4%BA%8C&page_id=13&block_id=21
その他特記事項
外交史について、学部卒以上の知識を身につけていることを前提に授業を進めます。英語文献を用います。